Utakata
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屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
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わが齢早くも末の松山と
頭
(
かしら
)
を越えて
退
(
ひ
)
かぬ白波
2
山茶花の白きもあれど赤きのみおのがありかを告ぐる薄雪
3
波
飛沫
(
しぶ
)
く岬の果の潮風に椿落ちつつ昼静かなり
3
徘徊と言われないようおじいちゃん散歩のときは犬を連れてね
2
趣味持てと定年亭主を追い出して留守にたっぷり趣味を楽しむ
1
フィクションよと妻は笑うが何度目だ!夫を悼む短歌入選
2
死ぬ前に一遍絶対やりたいねん新世界でのソース二度漬け
2
ビリなのにカメラに向けてVサイン出すわが息子先が心配
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袋から菓子こぼれてるうたた寝にテレビの声はいい子守唄
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「これママ」と息子が見せるわたしの絵シワがくっきり今日おやつ抜き
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怪談を聞かされた夜はおトイレに一人で行けないお化けの子供
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親河童末頼もしく眺めてる子らが無邪気に遊ぶ尻取り
2
どの星が欲しいかそっと言ってごらん取ってあげるよ君の指輪に
1
祭果てて人影絶えた広場から梯子でピエロ星へと帰る
1
幸せは階段登る目の上にミニスカートの裾があるとき
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お岩さん冥土喫茶でバイトして出すドリンクはいつも伊右衛門
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「お岩さん、丑三つ時ださあ出よう」「いいえ、わたしが出るのは四つや」
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行く秋が置き土産にと染め上げた紅葉に白く霜の包装
1
消印が3年前のハガキ来た丁度そのころ殺した友の
2
古寺の軒這ふ蔦も色づきて時雨に暮るる山里の秋
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山深き
斎岩群
(
ゆついはむら
)
の
丹躑躅
(
につつじ
)
は
迦具土
(
かぐつち
)
の血の
奔
(
たばし
)
れるかも
3
顔写真晒してやったわ
私
(
わたし
)
の彼取った女の整形前の
2
信じてる
娘
(
こ
)
がまだいるの
?!
肉じゃがで男が釣れる都市伝説を
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うちの子のお受験落第慰める受かったママ友目が笑ってる
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美女友が集えばグチる「マスクしてブスの態度がでかくなった」と
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