屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
本拠https://rara.jp/zappai/
Xノートhttps://note.com/neutilo

梓弓春は山路ぞ急がれぬ花の色々鳥の声々
7
春雨の雫も匂ふ軒の梅は誰が袖触り([降り])し形見なるらむ
6
木伝(こづた)へば羽風(はかぜ)に散れる梅が香を声に移して鴬の鳴く
7
雪解けをまつの木の間に見下ろせば霞の底や都なるらむ
5
雪残る比良山風に滋賀の海の霞を分けて立てるささ浪
5
これもまた問はましものを津の国の生田の森の春の曙
3
「お爺ちゃん、歌集は先月出したでしょ」「そんなの嘘だ!あの金どうした」
5
いつしかと氷は溶けて岩注(そそ)く垂水の上に蕨萌え出づ
7
三島江はなほ風冴えて真菰草(まこもぐさ)角ぐむ上に泡雪ぞふる
7
誰がもとへ匂ひ遣(や)るらむ梅の花荒れにし宿に春を忘れず
9
いづくにか梅は咲くらむ雪混じり吹き来る風のここら匂へる
8
雪解けに松の緑はあらはれて落つる玉水岩叩くなり
5
春浅み柴の庵に風冴えて筧の水やまた氷るらむ
6
氷りゐる沢に下り立ちて賎女(しづのめ)の身のために摘む根芹なるらむ
5
青柳の糸吹き乱る春風にいかに縫ふらむ梅の花笠
4
見渡せば民の竈に立つ煙霞に紛ふ春は来にけり
4
あさみとり霞める空を見上ぐれば軒より落つる雪の玉水
5
青柳のいとものどけき春風に軒端の梅は綻(ほころ)びにけり
3
コンビニの女の子目が綺麗だがマスク取ったらがっかりだろう
3
「家出してやる」と言ったら母さんは「帰りにお酢とお味噌買ってね」
8
佐保姫のころも春なる難波津に咲くや昔の梅が香ぞする
6
菱餅はアレの形でハマグリはアレでもちろん白酒はアレ
2
潮風に梅が香交じる難波江の葦間に霞む澪標(みをつくし)かな
4
野はなべて緑になりぬ若菜摘む袖かと見えし雪は消(け)果てて
5
三笠山氷の解くる初声に春を知らする鶯の滝
4
小野の山炭焼く煙春来れば今朝は霞にたち交じるらむ
5
今朝見れば雪の衣を脱ぎもあへず山は霞をたち重ぬらむ
5
香久山の今朝は雲居に霞めるは天の戸よりや春は来ぬらむ
8
橿原や始馭天下(はつくにしらす)宮跡に太敷(ふとし)きませるこの大社(おほやしろ)
5
ひさかたの天の岩戸を押し明けて豊栄昇(とよさかのぼ)る日の御旗かな
4