屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
https://rara.jp/zappai/

ひとり酒相手欲しさにそそいだがけっして赤くならぬ白梅
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初めての彼女の手料理食べてみた言わなかったがマズ!マズ!の出来
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居着いてるあの婆さんは誰だっけ、あっ、そうだった!おれのおふくろ
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わたしとは初めてなのに回数券取り出す彼にせつないラブホ
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えげつない短歌ばっかり作るけど心はピュアな善人のボク
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この歌を7日以内に7ヶ所にコピペしなさいしなければ死ぬ
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同じ香に匂ふものから梅の花遅れ先立つ色に咲くらむ
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紅の梅に柳を靡かせて春の園こそ錦なりけれ
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道連れがなければ死ねない弱い僕赦してください行きずりの人
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探偵を尻目に不敵な笑い声残して闇に消える怪人
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百均と回転寿司とファミレスと業務スーパーたまにユニクロ
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「回らないお寿司」と息子がつぶやいた誰だ!くだらん知恵つけたのは
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甘樫の丘の上より見渡せば明日香の里は菜の花の時
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橿原の宮居の春に立ち返り青垣山に霞たなびく
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畝傍なる橿の太木も神さびて御代を千代にと鳥唄ふ春
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花子さん便秘でトイレ長いので付けられたのがこのあだ名です
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「ねえ見てよこのワンピース綺麗でしょ」「うん綺麗だよ君よりずっと」
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この夜更け「三本足のリカちゃん」と呟いてごらんほらもう来てる
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俺の首切った社が載る求人誌破いて捨てたが職どうしよう
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いづれをか花とは見まし春日野に若菜摘む袖消えあへぬ雪
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宿占むる園生の竹のよを重ねややふし慣るる鴬の声
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梅の花香る軒端は多かれど去年こぞの鴬宿を忘るな
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さえし夜の霜かと見ゆる梅の香に霞みもはてぬ春浅き空
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生ゴミの日に姑を出しちゃった若奥さんの可愛い失敗
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公園でよその子見てたら母親が「変なおっちゃんいてるから帰ろ」
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白無垢を着つねの嫁の出る門は青空ながら雨のふる寺
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たんたんたん狸の金の玉くしげふたつながらや風に揺るらむ
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佐保姫のころもはるさめうち烟る野辺はわらびやもえわたるらむ
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昔誰すみれの花のひとり咲く荒れにし垣に春風ぞ吹く
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義理だよと言い繕ったチョコレート奪って妻はバリバリと食う
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