Utakata
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牡牛座の双子
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ピーという電子音こそファンファーレ干し終えたなら春へ飛び出せ
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チャイムさえ鳴らぬ世界へ放たれるパフェの底まで春が降る、降る
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死なないで いるための火を君の髪ゆれる一瞬ごとに受け取る
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ワクワクを強要される四月かな ヴァニラのアイスが早く溶けでて
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期待値のノルマに届かぬこの僕を 桜のせいにできればいいのに
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地球儀をまわせば指が街を消し 僕らは桜の圏外にいる
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人生で最後の春休みが終わり春の重みを背負うリュックだ、
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「逢いたい」と書けば光るね嘘という 名前をつけた僕の優しさ
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楽しみを選んだはずがリュックには「不安」が勝手にパッキングされ
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どっちでもいいよと笑う春の日の 僕の脳内ずっと文化祭
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卒業という出口へと続く坂 最後の春を履き潰しゆく/明日から四年生
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白鳥に地図などなくて 僕にある真っ白すぎる進路希望書
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春の陽に浮かれし僕を恥ぢにけり遠き戦火の子らへ何せむ
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深まるは春か迷いか未来へとリュック一つでこぼれ出す僕
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だめだめに飽きたらおいで僕の店黒猫がいる照明店だよ
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「だめ」という言葉の数だけ撫でるから僕は夜色のただの猫だよ
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ダメダメは僕も同じさ昔からあなたのうたはずっと憧れ
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はしゃぐたび背徳という氷柱落つ 僕を刺しぬく春の陽だまり
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愛しさは光の刺だ 賑やかなスタバを出れば影が長引く
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笑い声 透過してゆく春の陽に 苦めの珈琲が未来予想
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今月に入って「すき」と告白を数えきれぬはエイプリルフール
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ふきのとう、教えてしまえば僕だけの春が二人の景色にかわる
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この春を君に見せたくポケットに ふきのとう一つ隠し持ってる
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三年前僕もあんなに「ふきのとう」だっただろうか泥を跳ねつつ
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哀し時さみしい時に指折ってうた考えるこの時間よき
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影さえも溶け合うほどの夫婦って花まんまるの人生だろな
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あなたへと、この春すべて書き留めるペンが折れても書き足りぬほど
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神様よこの北海道を
抱き
(
いだき
)
しめ叫びたいほど 春がまぶしい
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「ストップ」は春にきかないブルーベリーわがままに枝緑をのばす
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正義とか平和を本気で語るのがテレビの中のヒーローだけで
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