Utakata
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牡牛座の双子。
双子の兄の名は灯屋。
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くるぶしの火傷の痛みを告げぬまま走るよ君も夏も駆け足
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たとえ君が赤白ボーダー着ていても探し出せるよどこにいたって
21
ガーベラを一輪挿したようだった「おはよう」と上げた君の右手は
25
枝垂
(
)
れてる柳の下を通るときIt's too late now頭
(
ず
)
を下げ過ぎる
16
ゆく先は決めていなくて夏帽子千木先とまる鳥の如くに
24
生き急ぐこともなかろうビル陰でやっと咲き出す五月の桜
39
右左両の手のひら差しだして乗せて眺める初夏の虹
22
人想うための嘘なら透明でビニール傘は空が透けてて
32
昨日より太陽の匂い濃くなって駆け足で過ぐ春から夏へ
34
君が打つ水鉄砲の水の色その透明を超えるものなど
25
笑うなよ頬のえくぼが見えるだろバレるじゃないか君が夏だと
28
初夏という春でも夏でもない季節曖昧なれど緑は濃くて
30
葉桜の下でパンジー咲いている夏が生まれる準備ととのう
28
僕たちが話した言葉を波にして海一面に愛を集める
20
驟り雨散った桜が溶けそうで句に言い足らぬ春の面影
19
芯残るアルデンテ良し。ボロネーゼ食みつつ目指す芯ある大人
30
何者になれぬ自分が悔しくて波立つ海に船を浮かべる
23
カーテンの隙間から入る眩しさで初夏を感じる寝ぼけまなこで
23
春雨に僕がなくした青い傘知らぬだれかを守れたろうか
36
来年も会う約束だモンシロチョウ マイナカードを翼にのせて
15
アサガオが今年の夏も咲くだろう声をかけよう「今年もよろしく」
18
通り雨静まりかえるこの部屋で夏くる覚悟決めたる如し
19
紅茶飲む君が小鳥に似てるとき僕は真青な空になりたい
18
桜散りマスクを外し夏空を恋う僕がゆく風花のみち
22
万博を出れば夕焼け包まれて今なら君に言える言葉が
16
寂しさはごめんじゃなくてより深く僕の心の夕焼けにある
30
薔薇は咲く 果たされなかった約束を交わした二人はもういなくとも
22
ゼミ終わり夕陽を背負って笑いあう若草光る教室の日々
19
グリーンのペンで書かれた君のメモ持ってるだけでずっと花束
53
山肌に春の残雪眺めいて恍惚とする過ぎし想い出
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