Utakata
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寂しさを積もった雪に放ったら一緒に飲もう甘いミルクティ
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おはようの続きをしよう吐く息の白の密度が高まる朝は
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行き先が未だ分からぬ船を漕ぐ親も友らも乗せたまんまで
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せん妄の祖母は祖母だと思えずに見て見ぬふりの術を覚える
22
ショートボブ揺らして話す君の腕気づいていたよ透ける傷あと
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晩秋は雨が降ったりやんだりのように誰かは誰かが好きで
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あの切符机の中にまだあるの誰か教えていつ捨てたらいい
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いつだって希望は俺の手の中に。あるよに見える友がまぶしい
23
秋ですね 強風波浪注意報出る街に僕暮らしています
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あなたとのラインを糧に生きてます黒やぎさんと白やぎみたく
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ストーブは微小設定してるのに前に座ると寝癖が揺れる
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秋雨が秋雨でなくなる日いつまばたきの間に季節変わりて
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雨打たれ枯れたアサガオ下を向いてそんな子らにも朝日は優し
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美しく夜明けの街は幕を開け閉演見えぬ朝が始まる
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温かいココアを飲めばとろとろと身体の中に灯火ともる
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爺ちゃんが「これ好きだべや、頑張れよ」と送ってくれる葡萄が好きだ
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たっぶりとホットプレート焦がしつつ止まらぬ喋りお好み焼きと
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さよさよと優しい風を見せながら群れるコスモス柔い十月
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窓からの風につきあう君の髪見惚れてるのはりんどうのせい
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秋桜は夕日を浴びてもたれ合う雪虫飛んでやっときた秋
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後ろには黄金のすすきがある気配長く伸びてる影を踏みつつ
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梨の実も葡萄の葉っぱもさらさらと私がいなくなってもきっと
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口角で笑っていたねコロナ後もマスクは大事心がみえて
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運河沿い古い寿司屋が灯りだす秋の茜と同化している
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ボリュームを下げてください見上げれば溢れそうですスーパームーン
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午前四時星の瞬き虫の音も全てが消えて 君に会いたい
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一枚のハンカチだけじゃ寂しさを吸収しきることは無理です
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今しがた熊だった雲鳩となり龍神になって秋空駆ける
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スマホ持ちパソコン打って利便さを追えば不便の荒波かぶり
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窓開ける涼風いっぱい吸い込んで言葉を持たぬ秋の様々
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