Utakata
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プー子
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会の歌誌それぞれに読み合評もいつもと違う例会もまた
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送り盆明けて静かな雨の朝 洗濯槽を洗う休日
23
終日
(
ひねもす
)
を八十年と聞かされて戦後っ子です トマトジャム煮る
22
墓石を拭きあげながら夫のいう「無」の字の中の蓑虫いかに
23
熊注意!看板見つつ墓参り義両親へ庭の花など手向ける二人
21
涼しさの増しくる今宵「さよなら」と夏に告げつつ花火が開く
26
虫の音も風情を超えて耳ざわり風も涼しさ通り超すらし
22
湖沿いの道の駅での賑わいに待ち人はどこ スマホ片手に
20
湖と海とを分ける砂州に咲く花々を愛で自転車を漕ぐ
28
雑草と言わせはしないツユクサの青さえ冴えと残る軒先
45
猛暑日を回避するらし立秋の風涼やかに老いにやさしき
26
唐突な義兄の訃報に無口なる夫は数日 深々と
黙
(
もだ
)
26
店を出て途端の強雨ワイパーを最大にしてブレーキを踏む
19
曇天の町を飛び出し二つ目のトンネルを抜け青空に会う
30
昨夜より更に多くの虫の声「秋が来ます」と報せるように
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「ふみ子忌」の暮れても暑さ残されて鳴きつづけるのはコウロギらしい
21
耳馴れぬ単語が次々飛び出してスマホショップの店員の笑み
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動かないスマホを三日やすませて読書決め込むアナログ日和
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「現場ではまこと格差は大なり」と教師の友はジェラート食べつつ
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兄を抱き墓前へ立ちて両親へ旅立たせんと義姉の悲しみ
27
香を焚き
族
(
うから
)
つどいて経を受け兄と別れの
七七忌
(
しちしちにちき
)
27
炎天の静まりかえる北の町 警戒頻り猛暑日三日
21
猛暑日の誰にも見られぬ花畑おしろい花の色の鮮けさ
24
もう二度と行くこと叶わぬかの山の中腹辺りコマクサ平
23
オホーツクの町が軒並み猛暑日と逆立ちしたか日本列島
31
猛暑日の続き静まる昼下がり梢の小鳥は如何に過ごすや
29
連日の猛暑の日々をやり過ごす術を知らざり またひきこもる\道産子
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選挙カー一度も見ずに投票日 過疎地の行方憂う一票
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頑なに間違い認めぬ人もいて(人のふり見て)今更学ぶ
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麦畑およそ半分刈り取られ二日の雨は慈雨とはなれぬ
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