Utakata
登録
Login
サイトのご案内
プー子
フォロー
103
フォロワー
107
投稿数
804
1
2
3
4
5
…
次 ›
最後 »
小ぶりなるマダーボールは完熟でぶ厚い輪切りの真ん中を喰う
23
汝
(
な
)
を乗せた霊柩車はクラクション静かに鳴らし今走り出す
24
廃屋のナツズイセンが珍しく分け入りて今朝「はなどろぼう」に
24
遺影には微笑むあなた別れなど先の先だと決めていたのに
25
拒否しても訃報欄へと載る友の面輪ひねもす脳裏を廻る
24
どの時も訃報は唐突今日だけは聞きたくはない 雨ふり続く
24
ドーランを真白に塗りて造り出す「ピエロ」と言う名の別の人格
25
夕餉時ちかづきてくる
雷
(
いかづち
)
に味覚奪われ箸は進まず
25
初物のカボチャを抱え夫へ請ういつも通りの半切作業
29
時折は時間の差配をオオタニに牛耳られてる団塊夫婦
21
会の歌誌それぞれに読み合評もいつもと違う例会もまた
20
送り盆明けて静かな雨の朝 洗濯槽を洗う休日
24
終日
(
ひねもす
)
を八十年と聞かされて戦後っ子です トマトジャム煮る
23
墓石を拭きあげながら夫のいう「無」の字の中の蓑虫いかに
21
熊注意!看板見つつ墓参り義両親へ庭の花など手向ける二人
22
涼しさの増しくる今宵「さよなら」と夏に告げつつ花火が開く
26
虫の音も風情を超えて耳ざわり風も涼しさ通り超すらし
21
湖沿いの道の駅での賑わいに待ち人はどこ スマホ片手に
20
湖と海とを分ける砂州に咲く花々を愛で自転車を漕ぐ
26
雑草と言わせはしないツユクサの青さえ冴えと残る軒先
43
猛暑日を回避するらし立秋の風涼やかに老いにやさしき
25
唐突な義兄の訃報に無口なる夫は数日 深々と
黙
(
もだ
)
24
店を出て途端の強雨ワイパーを最大にしてブレーキを踏む
19
曇天の町を飛び出し二つ目のトンネルを抜け青空に会う
28
昨夜より更に多くの虫の声「秋が来ます」と報せるように
30
「ふみ子忌」の暮れても暑さ残されて鳴きつづけるのはコウロギらしい
20
耳馴れぬ単語が次々飛び出してスマホショップの店員の笑み
34
動かないスマホを三日やすませて読書決め込むアナログ日和
31
「現場ではまこと格差は大なり」と教師の友はジェラート食べつつ
19
兄を抱き墓前へ立ちて両親へ旅立たせんと義姉の悲しみ
25
1
2
3
4
5
…
次 ›
最後 »