Utakata
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プー子
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二年前
K
子と訪ねし桜木よ 視力なくせし彼女はいかに
19
満開に廃業農家の庭飾り桜前線オホーツク着
23
何事もなくて始まる連休にいつもと同じ静かなひと日
28
すぐ決まる熟女四人のランチ会花見御膳を揃って平らげ
21
昨夜
(
きぞ
)
会いし人の名前の浮かび来ずアミロイド
β
脳に棲むらし
20
新しき令和の「アン」の登場に広がる世界をまた楽しまん
14
「昭和の日」いく多変遷したとても長男
生
(
あ
)
れしただそれだけの
19
部屋中に煮豆の香り満ち満ちて窓に静かにボタン雪降る
26
晴れ間見え散歩に出ればヒヨドリの二羽も飛び交う白樺の木に
27
除雪車に高々積まれし名残りらしひと
塊
(
くれ
)
の雪忘れられてる
22
一株のミズバショウは寄り添いて語らうように花三つ四つ
27
重すぎる友の話のリセットに ひとり訪い来るミズバショウ群
19
俯きて風に震えるカタクリを「きれい!」と友はくり返し言う
20
視力薄し友にカタクリ見せようと規制を外れし花へ導く
18
手荒れせぬ親ゆずりらし指先にハーブの香りのクリームをぬる
23
釣り上げし魚とともに帰る夫 マスのムニエル特大級の
21
カーテンを開ける刹那の驚きは雪化粧する四方の山々
28
分け合ってやわらかチェルシー口にするおひとついかが?道産の味
21
ファスナーは無理やりにでも上がらぬに未練がましくスカート眺む
24
斑雪
(
はだらゆき
)
残る峠を越えて行く冬眠明けのジャガイモ恋し
25
来るはずのなき便りを待っていて どこぞの桜は葉桜と聞く
26
一段と痩せた様子の兄に会い「お時間です」と追われるように
30
白鳥になりてインパルス率いたらひと思いに飛びて私の空へ
/
まんまるだんこさん
17
開幕の大屋根リングは如何なりやオニオンリング膳に並べて
25
紛れなく北へ旅立つ白鳥か
V
字乱さずオホーツクへと
27
u
t
a
k
a
t
a
のページいっぱいサクラ咲き桜前線わがまち目指せ
26
春を知りようやく咲きしクロッカスふるふる震え花びらを閉ず
20
北目指す白鳥の旅いく日ぞロシアの空も自由に越すか
32
遠目にも見よとばかりの鯉のぼり尾の先までも風を孕みて
24
ページいっぱい花の歌
羨
(
とも
)
しと読みて庭の雪割る
22
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