Utakata
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プー子
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立春に寒は戻りてランドセル背負う児童の真っ赤なほっぺ
33
静々とひねもす雪の降るゆうべ父母と姉とをまた想いだし
24
少雪に浮かれていても矢張りそう雪は降ります睦月尽です
22
根菜を朝から仕込み仕上げたる夕餉のおでん何かが足りぬ
24
昨日
(
きぞ
)
の嘘すぐに上書きしたくなり人差し指が✕を押してる
23
アラームはいつも通り六時とし夢の準備はミントのスプレー
18
ランチ後の不意の誘いのコンサート小さなロビーのアコースティック
20
真夜に醒め深夜ラジオに耳を貸す子育て中のママの悩みを
17
しんしんと雪降る日には思い出す社宅暮らしの総出の除雪
28
雪の日は何故かうつ向く人々よキッチンカーへは目もくれずして
17
大寒に入りても開かぬスキー場 子等の声など聞こえぬ睦月
23
難題の関税・安保・温暖化そこのけそこのけトランプが来る
29
宅配の灯油の届く大寒の単価はリッター
¥
百十七と
13
条幅を二枚
浚
(
さら
)
いてしまいとし汚れた指先しみじみ眺む
20
大寒の干し物に降る不意の雨 昼餉に高値のキャベツを刻む
23
可燃ごみ提げ来る老婆に声ひとつ電信柱の上からカラス
25
大寒の気温プラスと予報あり新聞見出し雪不足とも
21
汗ばみつ笑い声たつ体操会シナプソロジー一進一退
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霧氷咲く川べり行けばキシキシと足音の立ち足早となり
23
日差し受く麗らな椅子にははがいるそんな夢見る冬のうたたね
39
流感の罹患だよりのチラホラとこのまま冬眠延長きめる
24
一人居の義姉の寂しさ行くたびに義妹のいる歓びを言う
32
遠近
(
おちこち
)
の豪雪の報「明日はわが身」を自覚の夕べ
23
墨汁の香の清しかり冬陽差す部屋に手本を
浚
(
さら
)
うひと時
29
わが家には都合のよろし吹雪らしエリアの雪はほぼ飛ばされて
22
離れ住む
旧友
(
とも
)
と午後の長電話いつかのあの日ああでこうでと
29
願い込め丹田へ貼るミニカイロ就寝まえの儀式のように
30
書き初めの条幅・半紙二枚づつ手本のアレンジ許されざるを
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老い二人作るおせちも少量でローストビーフは火が入り過ぎ
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新雪はナナカマドにはよく似合う赤き実たわわ綿帽子ふわり
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