Utakata
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プー子
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とぎ澄ます耳目さえざえ囀りも若葉も近く風もささやく
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朝と夕ベランダ覗くキツネ来て我が物顔に迷惑千万
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一日で冬・春・夏と目まぐるしチシマザクラと雪と若葉と
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ムスカリのむらさき覆う今朝の雪タイヤ交換終えて二日目
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葉ざくらの緑が増して去っていくゴールデンウィーク子らに逢えずに
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茹で上がる菜花水へと離すとき鮮けきみどりの一瞬増せり
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明日にはと繰り返しつついる内にすでに葉ざくら惜しむ間もなし
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ふたり子を育てたつもり親案ず連絡もなく老いの食卓
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山桜・千島桜と咲き競い去年ともに見し貴女の行く方
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ストーブを付けては消すを繰り返し卯月尽日サクラ満開
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半分を生きし昭和の感性を笑わば笑え足掻いて見せる
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カタクリの群れを覆いて大慌てさくら満開こぶし満開
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ひな飾り五月飾りの飾り段粗大ゴミへと惜しみつつ出す
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風を受け俯きて咲くカタクリに倣いて屈みスマホを向ける
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初釣果好みの二尾を下げ帰る君に褒美のバター焼き並べ
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腰痛はがんばりの証し定番のしっぷ薬へ夫の出番
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近くまで桜前線来たと告ぐ冷たい雨の午後のニュースは
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雑木木の芽吹き見え来る下一面アズマイチゲの白きが群れる
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雨の中帰る友とは次に合う約束をせず「またね」もいわず
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詠草は局のポストと決めていて迷信のごと雨の中行く
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「暑いです」二日の夏日に音を上げてすぐお返しの最高四度
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街路樹のムラサキツツジほころんで待ちかねていた春の始まり
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干し物を取り込む途端に止む雨のそんなばたばたいつかのデジャブ
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立ち止まりひとり見送る丹頂は挨拶のごと鳴き交わしゆく
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決められし時間は十五分痩せ細る兄へとかける言葉を探す
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太陽と風と大地のマジックか三寸の雪ひと日で消ゆる
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一日の限定の初夏 白銀にかくれんぼするクロッカスたち
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久々の外出びより北向きの会議室にてUtakata覗く
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二十二度夏の陽気に浮かれても明日の予報は最高三度
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長湯してすぐにベッドの心地よさいつかの君の夢でも見よう
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