プー子
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真夜に醒め深夜ラジオに耳を貸す子育て中のママの悩みを
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しんしんと雪降る日には思い出す社宅暮らしの総出の除雪
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雪の日は何故かうつ向く人々よキッチンカーへは目もくれずして
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大寒に入りても開かぬスキー場 子等の声など聞こえぬ睦月
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難題の関税・安保・温暖化そこのけそこのけトランプが来る
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宅配の灯油の届く大寒の単価はリッター¥百十七と
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条幅を二枚さらいてしまいとし汚れた指先しみじみ眺む
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大寒の干し物に降る不意の雨 昼餉に高値のキャベツを刻む
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可燃ごみ提げ来る老婆に声ひとつ電信柱の上からカラス
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大寒の気温プラスと予報あり新聞見出し雪不足とも
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汗ばみつ笑い声たつ体操会シナプソロジー一進一退
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霧氷咲く川べり行けばキシキシと足音の立ち足早となり
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日差し受く麗らな椅子にははがいるそんな夢見る冬のうたたね
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流感の罹患だよりのチラホラとこのまま冬眠延長きめる
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一人居の義姉の寂しさ行くたびに義妹のいる歓びを言う
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遠近おちこちの豪雪の報「明日はわが身」を自覚の夕べ
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墨汁の香の清しかり冬陽差す部屋に手本をさらうひと時
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わが家には都合のよろし吹雪らしエリアの雪はほぼ飛ばされて
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離れ住む旧友ともと午後の長電話いつかのあの日ああでこうでと
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願い込め丹田へ貼るミニカイロ就寝まえの儀式のように
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書き初めの条幅・半紙二枚づつ手本のアレンジ許されざるを
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老い二人作るおせちも少量でローストビーフは火が入り過ぎ
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新雪はナナカマドにはよく似合う赤き実たわわ綿帽子ふわり
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茶碗蒸し出来上がっても雪止まず師走尽日どこまで積もる
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喪の姉を思い飾らぬ縁起もの 小さき手縫いの鏡もちのみ
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年末にキツネの見廻り途絶えたか夫の杞憂に「実家帰省よ」と吾
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年の瀬の圧力鍋はフル回転きのう黒豆今日はきんとん
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静々と暮れ行く冬の茜雲きみへのラインへ既読は付かず
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クリスマス少し遅れの屋根カラスしっかとチキンの骨を咥えて
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家事のこと口は出ださぬが手も出さぬ半世紀過ぐ夫との暮らし
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