Utakata
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プー子
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巻末に訃報の載りし同人誌 適確な歌評を示す方だった
23
真夏日の落暉は暑さを持ち去らずハチミツ色の夕映え残る
42
卒寿まで独り住まいのない義姉の寂しさ如何に いっそう痩せて
24
備蓄米入荷とライン 価格知りいくつもの「古」がつくものらしい
21
「のぶ」の髪いつぞや聞きし「行方不明」教えてくれし師はもういない/あんぱん
11
北窓を開けてミシンに向かう午後もしや冷たき風など来ぬか
27
帰らない
K
子の部屋のカーテンは閉じたままにてまた夏が来る
24
花穂あわく香りかすかにラベンダー咲きそむ庭は真夏日続く
30
恒例の百
km
マラソン近づきて夕暮れ時はランナーが増え
24
真夏日をひと休みして雨の朝
蛞蝓
(
なめくじ
)
までもが勢ぞろいする
23
夏空の広がる盆地いち早く薄紫のジャガイモの花
29
目を見張る蕗の大きな葉の下にコロポックルをそおっと捜す
27
身の丈を超ゆる蕗の野に入る夫の姿はすぐに隠れてしまう
22
そそくさと肌掛け布団陽に当てて一歩おくれのオホーツクの夏
27
初イチゴ烏に先んじ摘む夫を憎っくき敵が屋根から見てる
29
六月の炎天だとて引きこもり復活二刀流見逃すまいと
19
石破氏の笑いたくなる二万円 振興券にプレミア四割 《小さな町》
18
浄土では父や母には会えたのか少し急いで旅立ちし兄
29
面会の予定日時に☓を付け「南無阿弥陀仏」の読経を聞く
23
分かれとて同胞つどい夜を通し時折笑みて兄を語らん
20
逢いにゆくあと一日を待てなくて旅立つ兄のあゝ勇み足
20
離れてる君を月見へ誘っても「当地は曇りと」つれないライン
21
黄昏をむかえて不穏な物音は私を試す不意のどしゃ降り
19
餌をねだる甘え上手なスズメたち雨にもめげず小首を傾げ
31
木漏れ日に葉末の露の光る朝きつねの母さん餌をさがしに
25
万緑の森より聞こゆカッコーの「豆は蒔いたか」いく度も聞く
24
雨の日は心落ちつけ手習いの条幅二枚半紙は五枚
24
真夏日と交互に廻る寒い日へ「気象病」など襲いくるやも
30
古古米も古古古古米すら届くまい小さき店しかなきこの町に
20
香り立つ君影草の一叢を亡兄へ捧げん皐月尽日
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