プー子
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香を焚きうからつどいて経を受け兄と別れの七七忌しちしちにちき
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炎天の静まりかえる北の町 警戒頻り猛暑日三日
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猛暑日の誰にも見られぬ花畑おしろい花の色の鮮けさ
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もう二度と行くこと叶わぬかの山の中腹辺りコマクサ平
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オホーツクの町が軒並み猛暑日と逆立ちしたか日本列島
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猛暑日の続き静まる昼下がり梢の小鳥は如何に過ごすや
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連日の猛暑の日々をやり過ごす術を知らざり またひきこもる\道産子
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選挙カー一度も見ずに投票日 過疎地の行方憂う一票
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頑なに間違い認めぬ人もいて(人のふり見て)今更学ぶ
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麦畑およそ半分刈り取られ二日の雨は慈雨とはなれぬ
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「まさか!」等と後期高齢おだてられ調子にのって玉の汗かく
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連日の真夏日とうは辟易で釧路住まいを思いかえして
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寝苦しき昨夜よべに夢見し君はだれ再び出でよ今宵の夢に
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前をゆくダンプにぐらりと揺らされてオオウバユリの強かな夏
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早すぎる確かに雨を待ちおれど猛暑も早く台風もまた\オホーツク住まい
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真っ青な夏空までを欲しがるかアサガオの蔓支柱を越えて
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真夏日の暑さもどりて引きこもり朝との気温差二十度あまり
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暑さゆえ「認知に非ず」と嘘ぶいて小さきメモ帳またさがしてる
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選挙戦に始めて聞きし街宣は住宅街をやけに急いで
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今朝もまた十指に余る花をつけアサガオは色それぞれ主張
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相次ぎて古き友より便りありひと日心を豊かに過ごす
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暑さへと抗う術と布を出し汗拭いつつステテコを縫う
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ラッキーな七・七・七と並ぶ日で七度だけでも下がれよ気温
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候補者の訴えなどは届かないひそと静かな過疎地真夏日
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起床時のひんやり感じる二十℃は体内サーモの異常きたすや
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咲き初むるオオウバユリの群生の沢沿い行けばウグイスの鳴く
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肩並べハスカップ摘む姉の庭とりどりの蝶おとなう木陰
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炎天に不調をきたす海馬らし隣人の名と昨夜のメニュー
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恒例の解禁山女魚やまめを狙う夫少なき釣果を受け入れ難く
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半日をトリセツを手に費やして光テレビのご機嫌伺い
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