歌式部
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替え歌作り、カラオケ、そして何よりも短歌を趣味に一日一日を噛み締めております🎑
🌛月替りに替え歌を更新致します
🎵もみじ(魘夢バージョン)
無限列車に 潜む眠り鬼 夢も悪夢も 自在に見せる 眠る者みな 現(うつつ)を忘れ 二度と目覚めぬ 走る夜汽車
🎵もみじ(堕姫&妓夫太郎バージョン)
花の都に 棲みつく堕姫(だき)は 花魁に化け 帯を操る 兄が現れ 二体一組に 毒の血鎌を 振り回す

改札の外は 突然の秋雨 お守りとなる 折畳み傘
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陽だまりの窓ガラス越しに止まりて 翅休めをる秋 シジミチョウ
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秋の温風ぬるかぜに揺られて枯れ葉舞ふ 秋の舞台と化すアスファルト
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数多ある歌を読み 自作を投稿 楽しきことの詰まるUtakata
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穏やかな秋の日差しと温風ぬるかぜむる鴨脚樹イチョウ揺蕩たゆとふ街路
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枯れ葉踏む感触と 心地き音 ポテトチップス咀嚼そしゃくす如し
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久方の友より届く 「元気か」と 添へられし静止画は錦秋きんしゅう
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こがらしに負けじと 秋を連れ戻す陽に感謝をす 霜月の午後
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配達の役割を終へ 我が猫の秘密基地と化す 段ボール箱
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薄雲の差す夜半よわの空 雲間からまたたく三ツ星は オリオン座
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昼下がり 秋の陽気の心地き 上衣を片腕に 歩を運び
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待ち合わせ場所に 早目に着き 友を待つに 二つ缶ココア買ひ
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行きつけの店 バースデーサプライズ 居合はす客からも拍手を浴び
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線路沿ひ 微風そよかぜ揺蕩たゆたススキ 通勤を飽きさせぬ風景
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冷へ込みの深まりぬ 霜月の朝 止めるアラーム 冷ゆる指先
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巣箱からさきひな 手でくるむ 死んではおらず かすかに鳴きぬ/幼き頃に飼っていたセキセイインコ
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秋冷しゅうれいに負けじと 庭に咲き誇る 見頃の尽きぬ マリーゴールド
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小糠雨こぬかあめ 折畳み傘 開くのを躊躇ためらひ バス停まで急ぎ足
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飼ひ猫も 肌の温もり 心地好さ求めて 人に寄り添ひしかな
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晩秋や ソメイヨシノの 赤らむる葉は 早々と散る 桜の如
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病から教訓を受け 喫煙を断つてから 三年目の夫
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星月夜 スマホを置いて オリオンを見て 床に就く 冬のルーティン
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昨冬さくとうの使ひ余り ハンドクリーム り合はす手から ココナツの香
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見慣れたるバスの車窓も冬隣ふゆどなり 燃ゆる如 百日紅サルスベリの紅葉
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鈍色にびいろむ マーブル模様の空 雲間にひとつ またたく星影
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雨後のベランダ 竿を拭き 物干しの支度をすを 見守る残月
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添ひ寝をす愛犬残し 布団からそっと抜け出し 朝の洗顔
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肌寒し雨天日の居間 ホットティーマグに触れ 指先温まり
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お気に入りピンクの部屋着 ほつれゆく 愛猫の爪跡と匂ひと
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昔日せきじつの秋の 祖母との思ひ出を繋ぐ 鬼灯ほおずき 隣家の庭に
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