歌式部
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替え歌作り、カラオケ、そして何よりも短歌を趣味に一日一日を噛み締めております🎑
🌛月替りに替え歌を更新致します
🎵もみじ(魘夢バージョン)
無限列車に 潜む眠り鬼 夢も悪夢も 自在に見せる 眠る者みな 現(うつつ)を忘れ 二度と目覚めぬ 走る夜汽車
🎵もみじ(堕姫&妓夫太郎バージョン)
花の都に 棲みつく堕姫(だき)は 花魁に化け 帯を操る 兄が現れ 二体一組に 毒の血鎌を 振り回す

赤らむる南天 センリョウ マンリョウ 鳥へ知らせり食べ頃を冬
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舞ふ蝶の見ゆ度 命の尊さを知らぬ幼日をさなびあやま
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十七夜じゅうななや仰ぐベランダ 澄む空気 夜半よわ寒気かんきの戻る立冬
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指差喚呼しさかんこ 優しき声のドライバー こころよく身を預けらるるバス
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忘れたい事柄 ホワイトボードのマーカーの如 消し 前を向く
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月明かり 流るる雲と 美しきコラボレーション 十六夜いざよいの帰路
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軒並みのちいさきつぼみ 山茶花さざんかの 木枯しを合図に冬支度
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名を知らぬ花 目に留まり Googleグーグルのカメラをかざす それは杜鵑草ホトトギス
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生憎の曇天 今宵は満月 雲の上のみぞ知る輝き
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一日の 三度の食事 同等に 短歌で心を満たされをり/Utakataを開く時間が大好きです
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こがらしに震へぬやうに足許を 脚絆きゃはんの如く守るウォーマー
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晩秋に鳴くコオロギおぼろなる十四夜じゅうよんや ゆるり家路に就く
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つらひとき 歌に気持ちを したたむる 自己流アンガーマネジメント
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木枯しで冷へ込みぬ朝 穏やかな日差しが 秋を連れ戻しけり
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列をすバス停 夜さりのビルの一際ひときわ輝きぬ十三夜
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こがらしや 赤み増しゆく マンリョウを 「さき桜桃さくらんぼの如」 と君
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ベランダの柵 陽の下で休息す蝶 そっとスマホ向け撮影
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朽ちし葉は螺旋らせんえがき舞ひ降りる 露天風呂から眺む晩秋
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蜂鳥ハチドリ見紛みまがふ キバナコスモスの傍 ホバリング 蜜飲むホウジャク/蜂雀ホウジャク※羽根や尾羽が鳥によく似た特徴をもつ蛾の仲間。体長6センチ
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雨後の如 竿に水滴 降りる霜 暦めくり冬迎へる空
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暮れ六つや ともる街灯 きみわれ 冬の星座を探しつつ帰途/暮れ六つ=午後六時
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食欲で 寿命を繋ぎ 生きる意思 傍にいる意思 伝へる愛犬/十七歳六ヶ月
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明細書 時代と共に 電子化し 年末調整 手書きよりも苦
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音もなく 冷たき時雨しぐれ 舞ひ降りる 声のなき空 冬のはじまり
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今だけは 自分を封じ 憧れのキャラになりきる ハロウィンの夜
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手打ちうどん 初の御披露目 父母も見に来ていた 在りし日の文化祭
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タツノオトシゴの光るネックレス 姉の誕生石のオパール
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缶コーヒー飲み干して 仰ぎぬ天は さやかなるそら 枝葉しよう揺蕩たゆた
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タチバナも黄にむる冬隣ふゆどなりかな 渡り鳥のさへづる公園
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虫ののしづけさや 夜寒よさむなる帰路 雲貫きぬ 上弦の月
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