歌式部
124
124
投稿数
685

替え歌作り、カラオケ、そして何よりも短歌を趣味に一日一日を噛み締めております(^^)
🎵夕焼けこやけ(魘夢バージョン)
①ねんねんころりで夢見せて 無限列車の汽笛鳴る リアルな夢に皆ハマり 二度と現実に帰れない
②夢から醒めたあとからは 鬼を見つけて首斬るも 乗客が夢を見る頃に 魘夢は汽車と融合した

秋高し 休憩に同僚と 缶コーヒー片手に 世間話
6
読書するいとますら無く ルーティンの断捨離を 意識し始む秋
15
おもむろに 夏の大三角 西へ 見送りて 鈴虫のを聴く
15
夕刻は 闇に染むるも 風柔し 尾を引く残暑 秋と共演
20
試し書きされ 捨てらるる紙でさえ 人に役立つ瞬間はあり
23
夜半よわの窓 ひらけば つゆの香を含む風 鈴虫の 部屋へ誘ひ
25
秋夕焼あきゆやけ ツアーの集合の如く 空いっぱいに 椋鳥の群れ
20
仏壇の祖父母に カステラを供へ 敬老の日の 家族団欒
23
北東の夜半よわの空の 黄金色こがねいろの下弦の月は 鈴虫を聴く
23
義実家の御守グッズ ふくろうに 不苦労と掛け 我に持たせし
17
聞き慣れぬ 朝のバイクのエンジン音 長月の連休の二日目
18
遠雷や ヘッドライトを見て気付く 肌に感じぬ霧雨の宵
25
飛行機と見紛みまがふ程の 高々と滑空すとび 雨後の秋空
23
ぱたぱたと窓を打つ雨 雲間には青空覗く 猫と微睡まどろ
25
秋雨や 涼と食欲 運び来る ビールお供に 栗おこわ食む
22
降車時の 寒暖差無き瞬間の 心地はかなきを噛み締む
21
真夏日を越へぬ予報を 頼りにし 上衣一枚足す 雨後の朝
21
夜半よわの雨 居座る残暑 流し去り 大地に秋の涼を届けり
31
向日葵の種の落つ 残暑は座る 秋の領域テリトリーより 去らぬ夏
18
使ひ慣れぬ言葉に不安を覚へ ダイヤル押す前に一呼吸
19
寿司をきみと笑へば 泡沫うたかたの涙ぞ 雲間の月 微笑む
22
肩を落とし帰宅すわれを 気に掛けるつまの 寿司屋への誘ひに沁むる
24
残暑の朝 寝付けぬ昨夜よべの 寝不足に 通勤列車 微睡む座席
21
鈴虫の歌のみ響く 十六夜いざよい夜半よわのベランダ 眠らぬ夜景
28
最寄り駅まで 同じバス 同僚と待つ 茜色にむバス停
18
涼求め 体温を床に残しつ 寝場所を換へて 夏を越す老犬きみ
30
薄雲の闇に負けじと 中秋の名月の中 餅く兎
21
鈍色にびいろに溶ける公園 南天に あかく燃ゆ さそり座の心臓
19
長月は 未だに真夏日の気温 蝉のの無き 紛い物の夏
23
帰途の坂 十四夜じゅうよんやの月 さやかに 立ち寄る公園の丘 ふたり
19