歌式部
106
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替え歌作り、カラオケ、そして何よりも短歌を趣味に一日一日を噛み締めております(^^)
🎵こいのぼり(魘夢(えんむ)バージョン)替え歌
①屋根より夢を見せている 下弦の壱の眠り鬼 汽車に揺られて眠る人ら 面白そうに眺めてる
②夢から覚めて汽車の屋根で 魘夢の首を斬れたけど 汽車と融合し乗客を 人質にされ大ピンチ

梅雨前のお守りに 折畳み傘 通勤かばんの中 出番待つ
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五月晴れさやかなる 通勤の朝 スマホ仕舞いて 眺むる車窓
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空っ風そよぐ 新たな朝の音 さえずりと 「いってらっしゃい」の声
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冬を持ち去りぬオリオン 春の夜空をち 西の彼方なる今
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薄日差す昼時の街 冷房クーラーの如し 梅雨入り前のそよ風
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衰えていく身を抱え 懸命に生き延び 傍にいてくれる愛犬きみ
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眠気冴え 余韻の冷めぬ 短夜みじかよは 君の返信 ただ嬉しくて
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地下鉄の揺れと 眠気と 走行音 ウトウト寝落ち 夢うつつ宵
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在りし日の 沢登りの休憩にむ 新潟米のおむすびの味
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雨後の路 優しく照る初夏の薄日 雨の残り香 心地よきかな
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雨の夜の冷ゆる春 電話越しの声 友の心遣い身に沁みる
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北側の民家の隅に 遅咲きの躑躅ツツジ 梅雨入りの足音近し
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出迎える猫たちに 手や膝がれ ボディチェックをされるが如し
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友とよく寄る居酒屋に欠かせない だし巻き玉子 乾杯のあと
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桜から 躑躅ツツジに薔薇と 順に咲く 春のもたらす 花の輪唱
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汗ばんだ初夏 心地よき通勤バス 弱冷房の気遣い嬉し
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風光る 箱根の町を 在りし日に 友と語らいながら散策
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悲しみをこらえた涙 溢らるる 母の如し 慰む小波さざなみ
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初夏の暑さにほてる体を休め ゆっくりと温湯ぬるゆにつかる宵
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いたずらをする体力も老いてゆく 好む靴下さえ愛犬は
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気温上昇に伴い 車内広告も 水分補給を示唆しさ
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何処いずこから迷い込んだか ベランダの細い柵に ナナホシテントウ
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梅雨入りを前に 訪れる夏日の かき氷の美味し 五月下旬
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街路樹の横に 何時いつしか立葵タチアオイ 刻々と迫りくる 梅雨入り
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光熱費よりも大事な命ゆえ 猫に冷房エアコン 五月の半ば
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華やいで はかなく散る花を余所よそに 晩春まで咲き誇る紫蘭シラン
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ベランダの布団も飛んでいきそうな 強い温風なり 五月晴れ
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信号で停まるバスの車窓越しの 桜の葉の隙間に実ひとつ
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友の呼ぶ砂場に 違和感を覚え 落とし穴を見破った りし日
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青梅の成熟を 見守る如し 優しき初夏の日差しと風と
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