歌式部
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替え歌作り、カラオケ、そして何よりも短歌を趣味に一日一日を噛み締めております(^^)
🎵夕焼けこやけ(魘夢バージョン)
①ねんねんころりで夢見せて 無限列車の汽笛鳴る リアルな夢に皆ハマり 二度と現実に帰れない
②夢から醒めたあとからは 鬼を見つけて首斬るも 乗客が夢を見る頃に 魘夢は汽車と融合した

だ汗ばみぬ通勤路おもむろ銀杏いちょう並木を 黄に染めし秋
21
秋晴れの朝 カーテンの裏側で 愛猫は バードウォッチング
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黒雲の 十三夜の光り洩る 明日あすの雲 無きやう祈り
24
古きメモ用紙の祖母の字の記す 煮物の味を受け継ぎし母
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土産持ち 訪ねる実家 昼餉時ひるげどき 土産話と デザートに菓子
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水槽の隅で こうべを垂れてをるタツノオトシゴ 「悩み聞こうか?」/②水族館
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ひらひらと 水槽越しに 裏面を見せ エイが浮く 天使の如く/①水族館
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秋雨や 海好むつまと水族館 初デートのあの日も秋雨
25
缶チューハイ片手に眺む 夜半よわの月 疲れと共に飲み干す週末
29
帰途の車窓 やがて景色は 薄暗くなりつつ 秋の深まり感ず
24
謝罪せし駅アナウンス響く朝 人身事故ではなく安堵す
28
鈴虫も寒夜さむよに堪へず 夜半よわに止み 風のみぞ吹く 静寂しじまなる窓
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浴室のシールには誤字『研剤』弘法にも筆の誤りかな/正しくは研磨剤
18
雨後の通勤路の肌寒し朝を 柔く暖め直す秋晴れ
21
肌寒し秋風残し 雨雲は去り 寝静まる夜 瞬く星
19
神無月朔日つひたちを 迎へる筈の秋虫の唄 雨天で中止
25
寝覚めさす 朝ぼらけの雨の悲鳴 出したままのサンダル 雨晒あまざら
22
寝室に秋の夜風を呼び込みて 鈴虫の子守唄ララバイに目を綴づ
21
長月の末 見送りぬ弓張月 風に揺らるる あかき彼岸花
24
降らさうか 迷ひあぐねし雨雲のため息なのか 秋の涼風
45
腑と止みぬ虫の声 夜風に紛れ あらそふ雄猫の叫び声
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ヘルメット下から麦わら帽のつば 交通整理の暑さ対策
23
街並みのサルスベリのあか 見守りを終へ残暑と共に散る 秋へ
23
薄雲の掛かる星空 遠雷の音は 深夜の雨を予告す
25
夕暮れの窓 涼風と 鈴虫とコオロギのデュオ 秋の鼻唄
19
二度寝できぬまま覚醒 午前四時 生憎あいにく 雲隠れのオリオン
20
夕闇の山道 窓を開け走る 聞こゆガシャガシャ 轡虫クツワムシ
22
靴紐をひて はだしを包み込み 癒す足湯は 旅の温もり
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愛猫も季節の変はり目を感ず 言葉代はりに肌に寄り添ふ
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水音に負けじと 聞こゆ 浴室の窓越しに コオロギの斉唱
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