歌式部
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替え歌作り、カラオケ、そして何よりも短歌を趣味に一日一日を噛み締めております(^^)
🎵夕焼けこやけ(魘夢バージョン)
①ねんねんころりで夢見せて 無限列車の汽笛鳴る リアルな夢に皆ハマり 二度と現実に帰れない
②夢から醒めたあとからは 鬼を見つけて首斬るも 乗客が夢を見る頃に 魘夢は汽車と融合した

黄昏れし 戸袋の脇 眺む車窓 薄雲に重なりぬ 細き月
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初秋なれど 陽は気温を夏に戻す 冷えた麦茶の 喉越しの良き
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帰途に寄るコンビニの いつも店員ひとと交はす 「涼しくなりましたね」と
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秋の宵 釣瓶つるべ落としの如 早し ヘッドライトの眩し バス停
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袖抜ける秋風の涼 深まりぬ エンジン音の賑やかな路
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秋風を誘ひ込む窓 人工の冷風と 長き夏にさよなら
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秋夕焼あきゆやけ 眠り落つ 帰りの座席 目的駅を 聞き逃さぬやう
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照り返す気温を下げてゆく風は 夏の疲労も共に持ち去り
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秋風に当たらば 夜空にくっきりと見ゆ羊雲 ちりばめる星
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アスファルト 近所の子等と 蝋石ろうせきいたマルバツ 昔日せきじつの夏
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秋分の朝 優しき日差しを浴び 窓辺で蝶を視線で追ふ猫
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鈴虫も眠りぬ 新月の午前零時 夜空に秋の四辺形/ペガスス座の胴体に見立てた四つの星
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辛い事あった時こそ 歌を詠む 相談相手いない時には
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昨日さくじつの残暑を 冷ましたる夜雨よさめ ひらきぬ窓の 朝風寒し
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ひと夏を終へし 眠りにつきぬ蝉 秋風に揺るる葉のしづけさ
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微風そよかぜに流され 頭上を掠める蜻蛉トンボ 秋晴れはいまだ残暑
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高木こうぼくに巻きつく 細き蔓の先 蒼きあさがお 秋空仰ぐ
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夕餉ゆふげ頃 家路につけば 焼き魚匂ひ漂ふ 秋雨は止み
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湯上がりの半袖がだ 心地好ひ 夜長の温風ぬるかぜ 歌ふコオロギ
29
残暑にも屈せず 朱く染むる柿 秋雨しゅうう落つ 褒め称へる如く
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立ち去りぬ残暑 歓声あげる如 コオロギ笑ふ 夕暮れの帰路
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平凡な日々なれど 一首詠む度 そこに生まるる 小さなドラマ
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水をふ大地潤ひ 熱中症アラートを消す 旱天かんてん慈雨じう
25
寝付けぬ夜 シトシトと囁く雨声うせい 絵本を読み聞かせる母の如
26
雨靴を履き 夕雨に備えしも 美しき秋夕焼あきゆやけなる帰路
24
手洗ひの心地き 水道の水 長き残暑により ぬくめられ
20
夜光虫 泳ぐイルカに 刺激され イルミネーションの如 発光
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秋高し 休憩に同僚と 缶コーヒー片手に 世間話
19
読書するいとますら無く ルーティンの断捨離を 意識し始む秋
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おもむろに 夏の大三角 西へ 見送りて 鈴虫のを聴く
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