歌式部
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替え歌作り、カラオケ、そして何よりも短歌を趣味に一日一日を噛み締めております(^^)
🎵夕焼けこやけ(魘夢バージョン)
①ねんねんころりで夢見せて 無限列車の汽笛鳴る リアルな夢に皆ハマり 二度と現実に帰れない
②夢から醒めたあとからは 鬼を見つけて首斬るも 乗客が夢を見る頃に 魘夢は汽車と融合した

一秒たりとも逃さずメモ取りて 記憶を何処どこへも行かせぬやう
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冷雨れいう アスファルト 照らす街灯 信号機のあやなす反射光
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夢現ゆめうつつ 気付けば 目的駅手前 車窓の空は 既に鈍色にびいろ
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雨後の朝 迎へるごとに 服装の 選択肢増し そぞろなる秋
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窓を打つ雨声うせい目醒めざ黎明れいめいの 冷え込みぬ寝室 秋入梅あきついり
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雨雲のもたらす秋風冷たし 恋しきかな湯舟の温もり
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連休の明くる日の 土産話に 土産菓子食む 休憩時間
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風寒し 東方に並ぶつ星 神無月の夜半よわの オリオン座
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同じ背の姉妹か ふたりおそろいの服 母親と手を繋ぐ坂
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雨催あまもよひ 傘を片手に 遊歩道 地に落つ団栗どんぐり 深まりぬ秋
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汽車ぽっぽ 肩までつかり とほかぞへ 母との湯舟 在りし日の夕
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暖かな宵は戻りて 秋虫の合唱聞こゆ 行楽の帰路
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冷え込みぬ秋風を合図に開花 金木犀薫る遊歩道
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寝室の余熱をさらふ 秋雨のには 毛布の温もりを足す
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いたづらで 棚から猫が落とす本 たまに息抜きせよと云ふ如
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秋雨や 通りかかりの 霊園の花壇 揺蕩たゆとふアメジストセージ
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ねぎらふかの如 すり寄る猫を撫で 食む出前ピザ 週末の宵
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北風にぜられむる秋の色 並木のハナミズキ 薄紅葉うすもみじ
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「行かないで」 腕にしがみつく愛猫 せめて職場に連れて行けたら
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冷え込みぬ夜風 秋深まり感ず 寝室の窓 おもむろに閉ず
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黒板を消すかの如し 雲を退疾風しっぷうも止み 束の間の星
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運命を分かつ街路樹 片側は 建物解体もろとも伐採
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降らさうか躊躇ためらふ雨雲は 夜半よは十六夜いざよひの下に立ち往生
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発車ベル ホームへ急ぎ 間に合わず 目前で無情にも戸は閉まり/乗り換えあるある
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秋晴れを悠々歩む老夫婦 通勤バスの車窓和ませ
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夜半よわの秋風誘ふ窓 黒雲に負けじと 居場所示す満月
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雨催あまもよひ 月呼ぶ虫の声まばら 閑散とせし 月見の翌夜よくや
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くもり予報を余所よそに秋晴れさやか 昼休憩に吸いぬ秋風
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鈴虫のカーテンコール届ひたか 雲は退き 中秋の名月
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中秋の名月を隠す雨雲 カーテンコールの如 鳴く虫
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