歌式部
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替え歌作り、カラオケ、そして何よりも短歌を趣味に一日一日を噛み締めております(^^)
🎵夕焼けこやけ(魘夢バージョン)
①ねんねんころりで夢見せて 無限列車の汽笛鳴る リアルな夢に皆ハマり 二度と現実に帰れない
②夢から醒めたあとからは 鬼を見つけて首斬るも 乗客が夢を見る頃に 魘夢は汽車と融合した

スマホ閉づ 紫色の秋夕焼あきゆやけ 真珠の如く光る十三夜
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晴天を 夏の戻りを 歓迎す如く 蝉時雨の 雨後の朝
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残暑の小休止の雨天 温もりを求め 我が胡座あぐらに乗る愛猫
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台風の去りし宵 煙の如く流るる雲 浮かぶ朧月
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黎明れいめいに目覚むるも 豪雨に打たれ こうべを垂るる 蒼きあさがお
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南天の彼方 流雲の合間を縫ふ月光や 雨間あまあい夜半よわ
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雨後の宵 仕事疲れを癒す歌 コオロギと 耳許かする風
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ほてりをる大地に 涼をもたらせし 残暑に耐えたご褒美の雨
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初夏以来の友との通話 繋がっている安堵感 途切れぬ会話
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雨催あまもよひの日暮れ 雲を貫ひて 居場所を示す如 光る月
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腕時計替えたねと 声を掛けられ 上司の細かな気付き嬉し
21
昨夏さくかより 止まったままの 風見鶏 西を向いたまま 風も読まず
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街頭の灯る夕暮れ 帰途の路 蝉の 夏と秋の分岐点
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肌に感ず陽の温度 変はらぬまま 朝の涼風 頬撫でる秋
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南天の宵 弓張月の傍に 寄り添ふ如く光る さそり座
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暦上 今日けふより長月 始まりぬ 明けぬ残暑は 夏の置き土産
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ケケケケと かわずの如く鳴く小鳥 隣家のドッグフードついば
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上弦の月光る 鈍色にびいろの夕 別れの時を迎へし葉月
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慣れぬ手の 姉に洗ひてもらふ髪 目にむる泡 昔日せきじつの夏
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だる猛暑の中 法師蝉 秋を待ちつつ奏でをる 遊歩道
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音沙汰のなくなりし友 もふ一度 会ひたひと 腑と思ひ出す夜半
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猛暑なる休暇 ゆるりとドラマ鑑賞 今日は財布にも夏休みを
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今シーズンいちの猛暑の 葉月末 長引く夏の 最後の足掻き
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言葉など無くても れるだけでいい 猫に伝わる 人の気持ちは
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ドア付近 手提げ片手に 揺るる車両 片手スマホに差す 晩夏の陽
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炎天と涼風 折り重ぬ葉月 晩夏に手を差し伸べをる秋
21
オリオンを追ひ 夏を連れ去り 西へ行くさそり座を 追ふは秋風
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風景の然程さほど変はらぬバス停も 風の温度で 変はりゆく秋
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雨後の朝 蝉静かなる 涼風の緑の香 ほのかなるベランダ
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葉月末にすがりつく 猛暑日と蝉 秋のはい隙間すきまも与へぬ
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