歌式部
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替え歌作り、カラオケ、そして何よりも短歌を趣味に一日一日を噛み締めております(^^)
🎵こいのぼり(魘夢(えんむ)バージョン)替え歌
①屋根より夢を見せている 下弦の壱の眠り鬼 汽車に揺られて眠る人ら 面白そうに眺めてる
②夢から覚めて汽車の屋根で 魘夢の首を斬れたけど 汽車と融合し乗客を 人質にされ大ピンチ

花びらの舞う 通勤路 歩を運びながら 感謝す 長き開花に
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初蝶の舞う 朝の庭 花々に話しかける 祖母と幼き
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泣き伏せて 眠った夜も 忘却す 朝日の優しさに包まれて
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風に散る花びら 黒湯温泉に 浮かびて そっと手で掬いけり
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番犬に怯え 両手で耳塞ぎ 走って通過 小までは
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寝静まる街を 優しく照る月は 星々共に 黎明れいめいに消ゆ
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暮れなずむ空を仰いで 流れゆく雲に 三十一文字みそひともじを浮かべて
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一年に一歳 無事に生きられた数が 増えれば 増える幸せ
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桜吹雪舞う公園 十七になる愛犬を 抱えて花見
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午後五時をしらせる 「浜千鳥」の鐘 暮れなずむ町に 卯月の風
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降り積もる雪の如しに 散る桜 通勤路にも 春の絨毯
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痛みも涙も飛んでく おまじない さする母の手 魔法の言葉
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鈍色にびいろに染まりし空 仰ぎ見れば ビルの狭間はざまに 月浮かぶ街
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余寒超え 散るのをこらえ 校舎前 新入生を 迎える桜
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亡き人を想えば 天を仰ぐから 空にはきっとあるね 天国
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夜桜を 仰ぎ見れば 雲間に月 時おり顔を出しては光り
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お互いに 素顔も知らぬ 歌友へ 捧げし歌は 一部の素顔
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まだ知らぬ外の世界に憧れて 窓辺で冒険を夢見る猫
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暮れなずむ 雲間に白き上弦の月 かすか 湯につかる休日
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春爛漫はるらんまん ソメイヨシノの 交差点 信号待ちの束の間 花見
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雨に耐え 余寒にも耐え 散ることもなく 待つ桜 晴天のもと
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泣いている 空の涙を 受け容れる如く 散らずに耐える 桜は
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どこからか 一枚ひとひらの花びらが 舞い落ち 雨上がりの竿を飾り
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古き良き馴染みの店も 継ぐ者もなく 畳みゆく 惜別の春
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生前の祖母が 寝床で 語る夜 わたしの知らぬ 祖父の話を
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平日の 見慣れた車窓 開花した桜に染まる 景色にも春
25
入学に心弾んだ思ひ出と ソメイヨシノと やわらぐ風と
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ホタルイカ 波打ち際に 集まりて 青白い光に 染まる浜
20
冴返る春に負けじと 花びらは がくとどまる 散らぬようにと
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遠足の日に 雨が降り ゆううつな気分で登校した 水曜日
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