歌式部
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替え歌作り、カラオケ、そして何よりも短歌を趣味に一日一日を噛み締めております(^^)
🎵七夕の歌(魘夢(えんむ)バージョン)替え歌
①魘夢の血鬼術 夜汽車に揺れる 乗客らはスヤスヤ いい夢見てる
②5人の鬼狩り 夢から覚めた 鬼は汽車と融合 眼(まなこ)で見てる

バス降りて 浴びる風に 温度差なく 優しき春に包まれて帰路
21
明け方の俄雨にわかあめ ふと目が醒めて 夢から醒めて 消ゆる面影
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悲しみも 怒りも全部 ミキサーに めて一気に 飲み干せるなら
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暮れなず十六夜いざよい眺め 君想ふ 三十一文字みそひともじの 言の葉を編む
19
風薫るホーム 遠くに見る桜 街に溶け込み 通勤の朝
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亡き祖父の家は佇み 清水せいすいの 流るる音を 聴く者は居ぬ
23
窓越しに 空見上げれば 満月の見えぬ卯月の 今宵の雨天
25
味付けは ケチャップだけの ナポリタン 母の味は 一生の思ひ出
23
もう会わぬ そう決めたのに また君と 夢で密かに 再会す夜半よわ
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洗いたての 乾いた髪を 撫でる風 朧月を背にし 帰路の春
17
微笑んだ写真の祖母のくちびると似る 鏡の前で微笑み
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夜明け前 海へ誘われ 日の出まで はしゃいだ友との 若き思ひ出
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花びらの舞う 通勤路 歩を運びながら 感謝す 長き開花に
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初蝶の舞う 朝の庭 花々に話しかける 祖母と幼き
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泣き伏せて 眠った夜も 忘却す 朝日の優しさに包まれて
14
風に散る花びら 黒湯温泉に 浮かびて そっと手で掬いけり
18
番犬に怯え 両手で耳塞ぎ 走って通過 小までは
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寝静まる街を 優しく照る月は 星々共に 黎明れいめいに消ゆ
20
暮れなずむ空を仰いで 流れゆく雲に 三十一文字みそひともじを浮かべて
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一年に一歳 無事に生きられた数が 増えれば 増える幸せ
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桜吹雪舞う公園 十七になる愛犬を 抱えて花見
21
午後五時をしらせる 「浜千鳥」の鐘 暮れなずむ町に 卯月の風
20
降り積もる雪の如しに 散る桜 通勤路にも 春の絨毯
26
痛みも涙も飛んでく おまじない さする母の手 魔法の言葉
17
鈍色にびいろに染まりし空 仰ぎ見れば ビルの狭間はざまに 月浮かぶ街
21
余寒超え 散るのをこらえ 校舎前 新入生を 迎える桜
22
亡き人を想えば 天を仰ぐから 空にはきっとあるね 天国
21
夜桜を 仰ぎ見れば 雲間に月 時おり顔を出しては光り
18
お互いに 素顔も知らぬ 歌友へ 捧げし歌は 一部の素顔
17
まだ知らぬ外の世界に憧れて 窓辺で冒険を夢見る猫
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