歌式部
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替え歌作り、カラオケ、そして何よりも短歌を趣味に一日一日を噛み締めております(^^)
🎵夕焼けこやけ(魘夢バージョン)
①ねんねんころりで夢見せて 無限列車の汽笛鳴る リアルな夢に皆ハマり 二度と現実に帰れない
②夢から醒めたあとからは 鬼を見つけて首斬るも 乗客が夢を見る頃に 魘夢は汽車と融合した

ぜる手を 手枕たまくらにして 寝転びぬ 愛猫の頭のぬくかな
25
黄昏にむ上り坂 昔日せきじつの 母と口遊くちずさんだ『赤とんぼ』
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商店街 海月くらげの如く ひるがえる 色とりどりの 七夕飾り
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もし叶ふならばこの世の争ひも災害も無きことを願ひぬ/短冊
25
後ろ足投げ出し ブロック塀の上 微睡みぬ野良猫 夕涼み
21
風はなく 西指し示す 風見鶏 明日あしたへ向かふ 陽を見送りて
25
真夏日を好み 小さな赤き提灯の如 開花すアブチロン
16
梅雨前線の去りゆく頃合いに 蝉の初鳴き 夕涼みの坂
23
水面を目掛けて降りてきた蜻蛉とんぼ 人の居ぬ間の露天の黒湯
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文月の はじまりに咲く 贈り物 白き小さな マンリョウの花
27
どこまでが本心なのか 君の胸中きょうちゅうのみぞ知る 「好き」という意味
22
文月を彩る 軒並みの赤と黄色と紫の グラジオラス
20
梅雨明けの陽と風を浴び 背を伸ばす 月下美人の多肉の若葉
23
さき手をれれば 瞼綴じる如 在りし日に見た 祖母の含羞草オジギソウ
27
空梅雨のままに迎えし文月の 当たらぬ雨予報の雨靴
26
真夏日の走りの水無月は過ぎし 鳳仙花ホウセンカ咲く 夏はこれから
21
真夏日の走りの水無月は蝉の鳴かぬ偽りの真夏を演じ
25
文月と共に目覚むる百日紅サルスベリ 百日の間の夏のはじまり
25
涼しさは与へぬけれど 見る人の心を癒す 青き牽牛花アサガオ
28
いたずらを謝る如く 土砂降りは止みて 公道には架かる虹
28
軒下に吊られたまま 冬を越へて ぜつを失ひ 鳴かぬ風鈴
26
健気なり 人の行き交ふ陸橋の乾きをる 片隅には夏草
22
文月を迎へり 夜半やはんのベランダ しづかな涼風と夏の星座
22
水無月も終はり迎へる通勤路 初夏惜しむ如 返り咲く藤
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あかつきの微光の洩るる カーテンの隙間 早朝覚醒す夏
24
夏空のもと 微温湯ぬるまゆの心地よき 風鈴のを奏でをる風
21
暮れなずみ 霞む雲間に 細き月 空梅雨過ぎし 帰路の坂道
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エレベーター 居合はす人も 拭ふ汗 「暑いですね」と 交はすねぎら
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いま観ても 変はらぬ魅力 我が推しよ 未だに冷めぬ ときめきの夏/無限列車編
22
梅雨明けの空 高く舞ふ 燕の子 うまく飛べたね 見送りて夕
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