歌式部
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替え歌作り、カラオケ、そして何よりも短歌を趣味に一日一日を噛み締めております(^^)
🎵七夕の歌(魘夢(えんむ)バージョン)替え歌
①魘夢の血鬼術 夜汽車に揺れる 乗客らはスヤスヤ いい夢見てる
②5人の鬼狩り 夢から覚めた 鬼は汽車と融合 眼(まなこ)で見てる

夕空へ向け跳ばす 片方の靴 天気占う 幼き友と
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溶けむる 菖蒲の香の入浴剤 海色の湯に 姪っ子とわれ
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星月夜の見せる魔法か 亡き祖母に会う ひと晩の夢見の余韻
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天辺に浮かぶ月を 眺むる如 空を仰いで咲く白き薔薇
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窓を開け ふわりと風の運びくる 隣家のメープルシロップの香
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別居する姉の座った 食卓の椅子に 今では 丸くなる猫
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帰省の 夕餉ゆうげの前の つかる風呂 そろり 網戸を這う守宮やもりかな
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雨後の朝 さき多肉の葉は伸びて 月下美人の目覚むる皐月
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ベッド脇 もたれてスマホ眺めたる夜の シトシト窓叩く雨
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手をつなぎ 祖母と渡った青信号 追憶の『通りゃんせ』のメロディ
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薄紅うすべにの花びらは散り 葉桜の森と化す街に吹く 緑風りょくふう
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会うたびに 成長を喜ぶ伯父の 言葉と手のぬくもりの記憶
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暮れなずむ皐月の運ぶ そよ風は ハナミズキの薄紅うすくれない 揺らす
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晴れ渡る空 さえずりの響く朝 小鳥は愛を語らう如く
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風に運ばれくる 透き通りし酸素 緑より授かりし賜物
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風薫る 友に誘はれ 訪問の道中に 開花のハナミズキ
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苜蓿モクシュクの 四つ葉を見た瞬間こそ 幸せな気持ちなる 惜春せきしゅん/苜蓿とはシロツメクサの別名(^^)
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鈍色にびいろの空 西を見上げれば月 新月の翌夜よくやの 帰路の坂
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戦争の 悲惨さを知る 昭和時代 未来永劫 平和を願ひ
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シャッターを 切る直前に あおられて ブレる雛罌粟ひなげし 風のいたずら
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新月のは シトシトと 雨りて 一首詠み 今日におやすみ言ふ
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砂埃 落とすかの如 雨雲は 街に多量のシャワー浴びせり
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見頃なる ソメイヨシノは 五稜郭ごりょうかく 北の大地に 春はおとず
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摘みたての 一輪の薔薇 リビングの ガラス瓶に生けし 香る朝
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葉は茂り 河津桜の 実はりて 卯月の風の 揺るる葉の音
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バスを降り ふわりと風の 運び来る 深く甘い香 羽衣素馨ハゴロモジャスミン
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不規則に動く ロボット掃除機に乗って くるくる回転す猫
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薫風くんぷうや 景色花やぐ 露天風呂 山藤見ゆる 濡髪ぬれがみに風
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窓を開け 光と風を 誘い込み 流れ入る 我が部屋に藤の香
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風光る 隣家の庭の 赤き薔薇 見頃迎へり 連休初日
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