Utakata
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みやこ
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すずむしは夜更けにえらく鳴いている あきあきあきあきあきあきあき
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落っこちたような気がして起きたあとまだ浮いているあなたを撫でる
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いつもより熱いシャワーを浴びるからお帰り雨のかけらよ海へ
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枯れるしかなかった愛のお話はとてもきれいでとっても痛い
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読みかけのページを閉じてここからはきみの寝息にしずしず混ざる
6
もう夜道ひとりで平気こわいものだらけと知った靴で行くから
5
ぶらんこになりかけていたベランダの向こうの声 あ 空がまぶしい
5
なにかしら、夢を見ていた。小説の冒頭すべてこれでもいいよ
5
おおげさにぴよぴよ鳴こうサンダルのゆくあてをにわとりに頼って
7
エアコンをぴいっと止めてこの音が夏の終わりの合図なのかな
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『すみれ 花言葉』で探すきみという輪郭にいちばん似合うのは
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やきいもをぼかっと割って「きみの」ってそういうところほんとすきだよ
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橙色を秋と言いたくなるそれでいいのかいつか聞きにいくから
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コスモスは色づいている立ちくらみぎゅっとつぶったまぶたの裏に
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失った いつだってこの一言で終われない熱 痛み いとしさ
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過ぎ去ってどこへと帰る暦かな茄子のお牛に乗ってゆくかな
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あたたかい光のなかにいてほしい咄嗟に抱けるくらいの距離で
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大切なあの子を語る眼差しでモンブランとか作れそうだね
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水槽に閉じ込めておく愛じゃない自由に泳ぐ姿を見せて
4
泥として眠っていたから人間の自分の皮を探しています
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繰り返し見ている動画繰り返し見ている動画繰り返し 見て。
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犬の飲み水を器に注ぐ いつの日かこの中で飼う赤い出目金
8
炎ゆ(
※
これは夏の季語)炎ゆ ようするに『夏は暑い』で伝わります。
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そんな折 暗闇が怖くなくなるのは失うものが減ったってこと
7
雨雲を見上げるきみの『すごい』って、すごく気圧に負けている声
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また来ても来なくてもいいよこの窓はいつでもきみのために開くから
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人混みと諏訪湖を見下ろし四万回のため息を打ち続ける花火
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ゴシップの恋愛沙汰を毒マスクかぶって見てるみんな好きでしょ
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真っ先に会いに来てくれたコザクラとやわらかい昼寝の夢 好きだよ
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本当に寝るのが好きなひとの背にくっつく 本を続きから読む
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