みやこ
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短歌

甘いのに焦がれるような窓際でせめてほろりと崩れてあとは
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ひとしずく迷い込んでもあの星のひかりを追って梅酒はできる
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ずいとこちらを見下ろして何ごとを透かそうとする鉄塔なのか
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あ を見てもたぶん笑っているひとだ愛することを知らないひとだ
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なんだってほしいほしいと言うことのあいはどうして羽根なんだろう
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四粒の金平糖のそれぞれの愚痴を聞くうち飛べなくなって
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火遊びのつもりの深爪気をつけて こいに落ちたらはじまりだから
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そういえば久しく開ける窓でした。救いではない笑みのまぶしさ
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敷石の下に泳いでさかなたちまばゆい蜜をぱくりと食べる
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下心すかしてなぞるプラモデル/プラネタリウムも組み立てられる
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