しらすごはん
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投稿数
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玄関を 他所行きの靴が 埋め尽くし 茶の間の温度が 2℃上がる
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ベランダで スマホを空に 向けながら 平安の夜と 同じ月見る
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三度目の 金木犀が 香っても 下書きのまま フォルダの中
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秋が来て 金木犀が 香っても 削除できない 偽名のファイル
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夏休み 強者どもが 夢のあと ソファの下に トリケラトプス
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桃の香が ページをめくる 7月の 僕の歳時記 夏が来たなと
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水たまりに 映るふたりの 頼りない 白スニいまは もう捨てたかな
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夏の日に ストローにつく 口紅のあと 蒸発していく 永遠の時間
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見つめてた ソースの着いた うすい唇 今ではなぜか 思い出せない
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この先に 高速インター ありつつも 乗るには歳を かさね過ぎたか
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改札に 吸い込まれてく 君の背は 僕の知らない 東京のひと
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年表の どこかに線を 引くならば コロナの前か コロナの後か
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この頃の 思い出話 の起点は コロナの前か コロナの後か
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仕事終え 帰り支度の 更衣室 網戸の向こうに 大輪の花
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娘らの 盆の予定が LINEに入り 赤丸つける 次月の暦
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ほうろくの 傍らにおもちゃ 添えながら 松明灯す 父母のあはれよ
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スニーカー オキシクリーン につけ置きしてる サンダル履きの 日曜の朝
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山の上 送電線の 五線譜に 白い音符で 「少年時代」
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此岸から 御祖(みおや)を送る 稚児橋の 灯りの糸は 絶えることなく
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軍人の 苔むす墓碑に 樒(しきみ)の葉 手向けるひとも 今は無きかな
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デニッシュの 画像を見せる 君の手に バンドエイドを ようやく見つけ
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スイーツの 画像を見せる 君の手が 一瞬ふれる 夏のはじまり
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歌のよう 暮らしていこう たおやかに 息するように 詠んでいこう
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先んじて 路傍の花に 揺られれば 自ずと浮かぶ 三十一文字
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「戦争を 知らない子供たち」のまま 「ハナミズキ」咲け 100年先も
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戦争を 知らない子ども たちのまま これから先も 100年先も
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Reutersを 読んだスマホを 下に向け 紐の解けた 靴を照らして
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闇の夜 Reutersを見て スマホ閉じ 腰を屈めて 靴を揃える
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星の夜 地上に生まれし 織り姫は 金銀砂子 まぶたに光る
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星の夜 地上に生まれし 織り姫は 浴衣にスポサン キラキラ光る
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