受話器越し 短歌を詠んでいる キミの聲 この瞬間も 短歌のなかに
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きっと君は女を使い捨てしないでもそのノックに応えられない
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追いかけて つかまえんとして 逃げられて 空に召されし 君の温もり
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雪にさす 朝陽あさひの色は 生成り色 忘却の彼方かなた 竹を編む人
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留守電の長々しゃべる候補者に入れませんよとつぶやいてみる
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雪国の厳しさ少しは知った今春の気配に浮かれもできず
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「いい子ねぇ」 言われ続けて 癒着した 仮面気づけば 剥がせなくなり
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アルバムをめくりて若き吾に問ふ 夢見た未来獲得出来たか
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如月の朝の光は春近し 夜泣きの孫も一年生に
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へこんでた 友が笑ってくれたから 昨日の失敗 しといてよかった
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やっぱりね住めば都だ 片付けを終えて眺める新しい土地
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退職の日は近づきて 吾の中に 被害者という 鬼が目を出す
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われの政治に沈みゆく午後の選挙車へ冷たき瞥を送る
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お年寄り黙々と雪掻き続く 豪雪画面言葉なく見ゆ
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「あいうえお」みんなはじめに習うのに いつまで経ってもわからない「あい」
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日常のほんの小さな幸せが崩れぬように甘噛みをする
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喧嘩して、仲直りして、ご飯食べ。家族という名の終わらない恋
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生きること 喜びあえる山めざす 道の左右に 駒草咲いて
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「親」という役を降りない母と飲むクラフトビールの苦い延長
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「ごめんね」と言えない言葉が喉奥に詰まってしまう息苦しい日
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カサついた くちびるから出る 言の葉よ 日が変わるまで 止まないように
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目覚めれば窓に飛び込む雪景色 天が促す清き一票
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極寒も春に近づくステップと思えば2月も少しいいかも
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「ただいま」と猫耳に触れ水洗の僕の心に灯がともる五時
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一本の線の違いなだけなのに、こんなに違う「辛さつら」「幸せ」
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一人勝ちサナエパワーの恐ろしさ 驕らず笑顔絶やさず前へ
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雪国の春雪原せつげんの凍み渡り これに勝る愉しみは無し/異論は認める
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恋人が囚人になる傍らで囚人に恋する人がいる
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出身地何処かと聞かれ答えるといつもあの日の記憶がよぎる
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手が滑り床にコップを落としたら少し浮いてて夢だと気づく
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