門口に座布団積みて哄笑わらひと ズレた軸に手添えなきを悔ゆ
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わたくしの 椿のような 恋心 終わった時に 「落ちた」と呟く
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たまにはと昆布と鰹で出汁をとりうどんをすする春雷の宵
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聞き慣れた 値上げインフレ 少子化も 現時点では 序の口という
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痩せないといけないのかな?寝る前にとりあえずやるストレッチだけ
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残雪に うさぎの姿浮かび出で 雪解け水が田に満ち光る 
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悠久の歴史桜は吉野山薫り今でもみんなの故郷
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古希の六月十三日は初恋の記念日いいね夜明けコーヒー
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価値観で測れるものか人と人あなたとわたし心が遠い
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戻らばや花かんざしの童女わらはめの姿包みし春の夕暮れ
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どこでまだ咲いてるんだろ花びらが風に吹かれて路上を転がる
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杜若かきつばた 躑躅つつじ 蒲公英たんぽぽ 不条理の漢字あれども歌楽しけれ
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書くことも 読むことすらも 遠ざかり 私の文字は 未だ汚い
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いつの間に肝っ玉母さんになったよ 三児の母は我が目にまぶしく
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今も今 桜前線 北上中 例年よりも 気が早いらし  
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催花雨を草木に注ぐ雷神ともう一度だけ誓いを交わす/折句・さくらもち
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青天に応える如く銀杏木のちっちゃな若葉 愛らしく萌ゆ
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夫の笑み思いつ供ふ桜餅 春茜見つお下がりを食む
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イノシシに先をこされて竹の子は少しも口に入らない春
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春雷の空に幹割れ雨に沁む 凛と芽吹く葉 若菜色して
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パンツルック 流行はやりて街に 活気あり そむきて揺らげ スカートの花
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やりとりがあったあかしの既読とはきっとまぼろしだったのだろう
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汽車を待つ あなたの肩に 舞ひ降りし 花びらに願ふ 無事の帰りを
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風となり卯月の君へ捧ぐのは散り急く白き菫の香こそ
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山椒のぴりりと香る木の芽添え 蕎麦をすすりて ゆく春惜しむ
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すべての窓 パーッと開け放ち 家中に卯月の風を招き入れる朝
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久々に つくったリース もろそうな ドライフラワーに 小技仕掛けた 
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いとはじと  鼻の頭の粉さへも 羽根は黄金と君の焼きあぐ/美味しい餃子になりました。
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桜蕊落ちて踏まるる暖春のかの人の早や詠み殻となり
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晩春に替えるズボンの色冴えて 麦藁色とか茅色だとか
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