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プリプリはエビチリの意を表して君の頬には不足している
12
手に取ればシール貼られたモンブラン産声上げた日の母の顔
9
若さには傷付くことは多けれど堪えるよりも泣いていいんだ
36
おもひよりはやきながれの事の端をすくわむとあむ言の葉のあみ
20
ようやくにカフェインハイの醒めたれば
静寂
(
しじま
)
に疼く
消去
(
デリート
)
念慮
17
春来たり 水の冷たさ 和らいで 朝の空気も 私に優しい
18
除雪目印
(
めじるし
)
の棒のテープははためいて曇り空行く白鳥幾多
27
南風
(
はえ
)
吹きて予報は伝ふ五月並み ベランダに出て確かめてみる
28
感覚で投じる票の危うさよ思考を捨てる流浪の文化
29
「もういい」と夫のことば遮りて目の前の河みないふりする
24
咲いてもた
小手毬
(
こでまり
)
の花も びっくりの あのさぶい冬 どこ行ったかなぁ
9
ゆうやけを じっとみている ちま猫ちゃん このままずっと いっしょにいようね
25
前髪に予報に
違
(
たが
)
ふる雪
触
(
さや
)
ぐ 凍つる美濃路の濁り酒かな
13
パン祭り 一日二日 お休みし ラストスパート のこり7点
24
暁の豪雨は街を洗浄し 朝の
南風
(
はえ
)
は滴を払ひぬ
28
「かなしい」を泣き言でなく芸術に嵌めたい僕の、ゆらゆらが、好き!
11
にぎやかな孫らの声の届かぬに春一番吹くふたりの今日は
23
スーパーに久方ぶりに行き見れば品の爆値に目玉飛び出る
30
夕立に二人濡れゆく放課後の 底に眠らす折りたたみ傘
14
風運ぶ花粉をまとう干し物を必死で払う軟弱な腕
30
何度でも
パック
(
牛乳
)
の軍勢攻めてくる「百を超えたか」怠惰の神よ
14
字が見えず 老眼鏡を ともに掛け めがね姿を ふたり笑わん
21
婆さんよ! 笑うくちびる 目に焼いて 枝垂れ桜の 花は散らさじ
7
軽トラに 婆さま乗せて 聴く声は 春唄いする 今もうぐいす
17
インド刺繍 その美しさ 魅了され 遠い異国に 思いを馳せる
30
たましいをふたつ守りつづけた乳房ふたつ揺らしてその人が走る 回る 笑う
5
きみに「もういい」と言われた歌で世界を驚かせるつもりだった
10
違法改造バイクに「さびしい」とモールスを送られタオルの畳み方を間違える
7
店内に 流るる
旋律
(
メロディ
)
欹
(
そばだ
)
てり 奏でをるオルゴール『春よ、来い』
28
シャンプーをしてもブローがイマイチじゃ すべてオジャンな気分になるの
25
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