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雨に濡れ 桜色増す 老木を スマホに写す 笑顔の夫婦
34
週末に 雨に打たれし 祭り場は 静寂の時 耐える店員
27
自宅にて 花見弁当 広げれば 雨には勝てず されど
夫
(
つま
)
の笑み
19
いつの間に増えなくなった思い出と作れる料理作らない日々
20
春の陽に浮かれし僕を恥ぢにけり遠き戦火の子らへ何せむ
38
膝抱え床の中にて胎児の形 ゆるり流れる刻を食みつつ
25
古都の夜の宿の池辺に鹿ぞ鳴く春の嵐を愁うがごとし
11
マンションが建つかと思えば自転車店マジかよ神様オレの為かよ
27
日曜の君が残した檸檬の香 枕を抱きてそっと目を閉じ
28
乗馬テク
宛
(
さなが
)
ら 犬に
跨
(
また
)
がりて 部屋中を駆け回りぬ赤児/動画
29
ネームバンドようやく外され こころ
急
(
せ
)
く 懐かし我が家 君待つ我が家へ /退院!
33
次々と
高価
(
たか
)
い握りを頬張りぬ 株で儲けた
米寿
(
はは
)
のドヤ顔
24
花色の多き水面に鯉ゆれて春風へ抱く命のあかり
24
宴終えて器を清め茶箪笥へ並べては抱く兄と会える日 「詠み直しました」
22
花散るや 最後の一行「おやすみ」と柑橘の香をほのかに残し
25
報道も安いお茶パック未入荷もギリギリまでは待つ気を保つ
22
麦茶でもおいしいものの日本茶のわずか葉酸とれるうれしさ/ペットボトル除く
25
造影剤 体を巡る ひとときを 待つ間に眠る 起こされるまで /PET-CT検査
16
逢えぬ夜の微熱さやかに一つきり叶えと星へ歌う宵闇
25
小名浜の凪を見に行く祖母の海
(
住の江の岸に寄る波よるさえや
)
夢のかよひ路 人目よくらむ 18/100 藤原敏行朝臣
11
煤けてるシャッター降ろし日曜の商店街は微睡みの中
25
休日の 昼寝効果を 実感す 足取り軽く 散歩に出掛け
29
闇の中 白き鳥
幾重
(
いくえ
)
の枝に居て 我を見下ろす 木蓮の花
29
葉桜となりにけるかもわが恋はふりにしのちも世はあをくして [ 題詠 葉桜]
10
利便性 詐欺師にとって 出入り口
「AI」
(
※エイアイ
)
さんと
「SNS」
(
エスエヌエス
)
氏 ※「AI検索」は「諸刃の剣」
20
白鳥に地図などなくて 僕にある真っ白すぎる進路希望書
31
夜半
(
よわ
)
の雨 打たれ散りゆき花
筏
(
いかだ
)
枝に
縋
(
すが
)
りつ
名残
(
なごり
)
の桜
31
繋ぐ手を見咎められるふたりこそ花の命と咲くを止めえぬ
25
卒業という出口へと続く坂 最後の春を履き潰しゆく/明日から四年生
27
ぜいたくな悩み
干し椎茸
(
しいたけ
)
どう消費 弟からのふるさとの味
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