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人参と枝を残して雪だるま 「さよなら」も言わず空へと還る
27
やる事が 終わらぬうちに また別の 優先順位が 割り込んで来る
40
歌友
(
うたとも
)
の 歌を通じて お互いの顔知らずとも 内面を知り
31
春を待ち 葉も花もない
裸木
(
はだかぎ
)
の 美しき枝振りに
見惚
(
みと
)
れて
34
云う人も 云われる人も「ありがとう」人に優しさ包む言の葉
30
輪郭が ぼやけたままの 月ひとつ
朧
(
おぼろ
)
な夜に 窓埋める雪
44
つくづくに北国生まれの遺伝子か雪降る日には何故か落ち着く
32
待ち切れぬ信号の紅向う岸 君の背中はもう第三者
10
横綱の 綱の白さに めざめたり 春へと向かう
薄墨
(
うすずみ
)
のアサ
33
嵐吹く 溢れる紅葉 残すのは 夏の温度と 貴方の声
10
真っ暗な 舞台の上の ピンスポット 笑う演技が 一番
難
(
むず
)
い
31
寒椿 積もる白雪 美しけれど 寂しさ勝る 如月のこと
14
やぶ椿 ぽとりと落ちて地でも咲く 生きた証を残すかのように
23
鮮やかに映る餡蜜フルーツは雪と曇天の日々に彩り
20
雪解けてついに露わなる田んぼ水面凝視すノスリ目敏し
19
ああまたか 「丁寧」「真摯」の繰り返し 何も変わらぬ日本の政治
33
コンクリの隙間を割って首もたげ 咲いたタンポポ 春よ春よと
49
一塁
(
ファースト
)
はポニーテールの女の子少年野球の言葉ぞ古し
43
風呂場から聞こえる口笛鼻歌が 寡黙な息子も陽気な今宵
38
雨の日もレインコートで歩いたね ひたすら眠る老犬愛し
34
やっぱりねアナログがいい アルバムを開けばそこに家族の笑顔
38
主
(
あるじ
)
なき
義姉
(
あね
)
の住み家に残された商い名残りのレジ袋積む
25
後ろから狙う賢さトンビかな 花見の弁当一瞬で消え
30
泣く
宙
(
そら
)
が 淋しき
奏
(
かなで
)
耳残る 満月隠す
寂寞
(
せきばく
)
の夜
24
遠き日に 撮りしビデオを 再生す… 電源入れたら デッキが「ボン💥」😓 /やっぱ写真が良い…
16
風強き
花弁
(
はなびら
)
舞い上げ 山が泣く 紅葉と
夏椿
(
シャラ
)
の 新芽も踊る
23
風に舞い 窓より入りた 花弁が ドレッサーに落つ…おかえりなさい
21
見上げれば あの日あの時よみがえる 息子の記念樹 八重桜満開
31
悪性の
痼
(
しこり
)
を胸に焼き棄てて少し明るい海に漕ぎ出す
8
五月
(
さつき
)
告ぐめざめるようなみどりなら「生きていればいいことがある」?
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