お詫びするは謝罪してない すいませんか申し訳ないと言うべきでは?
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逆流が口に残ったシャボン液君に合わせて笑うと苦い
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神の名で 姉の復讐 せし者と 名もなきかばねが 少女を裁く
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死を知らぬ子は震えながらドクターヘリに「かっこいい」と呟きたり
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明日こそ明日こそと決めながら生き長らえた ただの恥さらし
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畏くも 国津御神(みかみ)の うら寂びて 地震(なゐ)頻震(しきふる)ふ 秋津島かも /2026年4月20日三陸沖地震M7.7
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今春も やって来たか山鳩に 満室の札 鳥よけに下ぐ
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春眠に眠りが軽く姪の夢我が血の流れいと愛しくて
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うちとくる人よあなたはどこからか舞ひおりたのか生田よきひと
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薄墨流し 山の端おぼろ 桜散り 遠来の友 桜敷く野辺に  坐して酒酌み  春惜しむ
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たぶん時速二〇〇キロで会いに来る 新幹線と同じ名だから
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ゆび先の 当たるつよさは 不安定 だけど気持ちは ショパンかリスト
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それぞれの軌道を見せてゆるやかにつばめ散開する町はずれ
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わだかまる胸のかたまりタップして「すべて12個のタブを閉じる」
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ひとと待ち合わせる朝の 浮き上がる今日の世界は 肩よりも上
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高機能紫外線加熱調理器具 ターンテーブルの上にいます
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何となくそこが海だというだけで 肋骨が開く心持ちする
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あなたには龍の雲ありしたたかに雨落とす影白々と立ち
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オオカゼガマチガイナシニチカヅクとまじない文様浮かぶ天気図
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今はまだ背景でゐる稲の穂のすこやかに待つ静かなる午後
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冬薔薇は静々面しずしずおもて上げるのみ一日一夜ひとひひとよを雑作なく過ごす
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ひと巡り東の空からやつてくるおはやうございますの一年
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この庇護に思ひ伝ふる事出来ぬまどろこし 暮るる空のやさし
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この時間デカフェ飲むのだ何となく身体気遣う私気取って
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生活の様式まずは野菜から食べる水飲み糖質減らす
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本日は我が家より出ぬ段取りで連休いみじうも好もし
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歩きつつ手袋外す如月の余白無くなる春近し待て
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食べるとは成果に至る行為なりこの確実で頼もしき事
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この場所は春のつもりにしましょうよことにこんなに冷たい日には
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冷たさの中ほのぬくい雨落ちてしとしと地に当たるひたひた
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