利便性 詐欺師にとって 出入り口 「AI」※エイアイさんと 「SNS」エスエヌエス氏 ※「AI検索」は「諸刃の剣」
20
白鳥に地図などなくて 僕にある真っ白すぎる進路希望書
31
夜半よわの雨 打たれ散りゆき花いかだ 枝にすがりつ 名残なごりの桜
31
繋ぐ手を見咎められるふたりこそ花の命と咲くを止めえぬ
25
卒業という出口へと続く坂 最後の春を履き潰しゆく/明日から四年生
27
ぜいたくな悩み干し椎茸しいたけどう消費 弟からのふるさとの味
36
どっちでもいいよと笑う春の日の 僕の脳内ずっと文化祭
24
今月で 閉店します カフェ店員 話す言葉に 悔しさ溢れ
31
薄桃の衣脱ぎ捨て 桜木は やがて萌黄に衣替えつつ
26
最終の特急見送るポケットにチクリと刺さる入場券の
26
チョトコイと 忙しなく鳴くコジュケイに 春の眠りを奪わるる朝 
29
土曜日の管理者イベントロブロックス五百七十万にるきみ
9
子の爪を切らうと新聞ひろげ知る土屋文明賞立ち上がり
15
薄雲を通り無影の朝の日が満開梅をこんもり照らし/デフューズ
19
各局で 開花前より 競ふよに  報じられたり 思はるる花
8
どん兵衛をすすって深夜ラジオ聞く 見えぬ仲間も期末試験か
19
瑠璃や藍あかく咲けざる紫陽花に降る雨沁みて土染まりゆく
17
大好きな君の先生別園へ別れと出会い四度目の春
18
腰掛けてふたりの手と手が出会うとき それは花びらのかたちをしていて
8
思はでも過ぐせるものをなかなかに面影追ひ春の夜の月
15
春の陽にはしゃぎ過ぎたような花びらが 開きし庭の赤いチューリップ
10
バス停で待つ人に少しみ残し 駅まで歩く1.8キロ
13
街角でちらほらみえるポスターの 前職の笑顔やけに薄くて
8
殺してやるゼッタイにという落書きだけ錆びていないガード下公衆トイレ
8
母親にいだかれし子にいだかるる ぬいぐるみの丸い顔揺るる
33
花冷えの 雨降り出でて 悲しみの ふたたび返る 君が四七日(よなぬか) /挽歌
20
明日といふ 日がなきことは 夢ならで 逝きて帰らぬ 君を悲しむ /挽歌
17
たまきはる 君が命か ひさかたの 天つ御空に 帚星飛ぶ  /挽歌
16
野次馬の目も抜いてみたいお年頃 給湯室こそ我がガラパゴス
8
卒業の子と入学の子の在れば涙の親はスイートピーかな
25