白雲に 匂い立つよな 桜花 遠くから見る 桃源郷
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泥濁る溝に小蝦ざりがに釣りし日は舗道となりて靴音のもと
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吾に近寄る蒼瞳羊駝きみの動きに笑えた日 だるまさんがころんだみたいで
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ダリの絵を 鏡に映し 世界見る 自らこそが あな如何(いかが)わし
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ばるより瑞々しいね私たち ただ空見やる瑠璃のふたりよ
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エーアイAIの 珍回答に 困惑気味 ただただ普通の 答えがほしい
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記録にも記憶にも残らないぼくらの仕事は大河の一滴
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赤黄青 きららに透ける琥珀糖 幼き日々を 手のひらに置く
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目に見えぬ絆のあれや交わりは寄せては返す波の如くに /2月27日絆の日
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雨上がり 白梅の枝 桜の裸木 何か恐竜のような
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なんでだよ 今言わないでよって顔に 過去分詞 今も睨まれている
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スパにでも行ってみるかと独りごつ 明るみ初めし空を見上げて
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どないしょ どないすべいか 方言が いくつもでても 決まらない服
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初心者は 初心者の句を選ぶとか つらつら思い 歌を見て居り /俳人協会会長 片山由美子
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筍(たかんな)の 如くに伸びし そのかみの なべてのことの 幻に似て
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春雨の おぼろ霞て 山の端よ 朝の陽射すや 光こぼれる 銀嶺の嶺 光の渦に 影さえ白く
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笑い声近き遠くに聴いて居る同職異夢の昼バラエティー
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弘法は筆選ばずと言いますし フルート奏者、笛を選ばず(お金がないから)
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覗き見た楽器レンタル日数の単位が「泊」で既に愛しく
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外に出て、子供の声を背景に低いピッチで吹き納め前
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来る春 貴方の所為の愛だから 続ける楽器、貴方も屹度
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描かれた ふたりの色の銀盤は 紡ぎ合う糸 世界に放ちて
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「予約の十分前に来て下さい」 いつも一時間以上待ちますよ
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朝ぼらけ木々を見やれば枝の間に 小さく芽吹く花の幼子
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Geminiさん、「げみに」で出てくる 可愛いね ひとかと思う二月の末に
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子どもでも大人でもない君だからその葛藤がひどく眩しい
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病にも臥せれぬ独り暮らしゆえ暖かき春ちとうれしけれ
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高市氏 末期の水を 啜(すす)りたる 覚悟の先に 日本の未来
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白光る 鋼の板を 眺めては 朧げながら 時は過ぎゆく
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「嫌えない、だから愛なの!」僕史上一番愛と離れた愛を
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