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否定せず 自分を選び 感じ取る 「肩書き、空気」 それより呼吸
12
車内には 優しきハンドクリームの香り漂ふ 冬の通勤
39
黄昏
(
たそがれ
)
に一番星もまだ見えず 三日月
縋
(
すが
)
る爪痕のやう
22
君想い 長く伸ばした 後ろ髪 引かれてどうも 断てないのです
30
寝起きの二十七時 最悪の夕を思い出すための最悪のレモンティー
7
まず五文字 次に七文字 また五文字 ここで七文字 締めに七文字
9
父さんの
お母さん
(
おばあちゃん
)
から僕の子へ繋がっている眉毛のアーチ
48
月に雪 尽きぬ夜の雪 みちゆきに ことのはの
靱
(
ゆき
)
うつせみのはて
24
ベランダの 物干し竿に 紙袋 たしかに
サンタ
(
父
)
は 届けてた 愛
42
朝焼けの雲が輝く大空にひとり散歩で背筋を伸ばす
23
揺れていい 立ち止まっても いいじゃない 好きな歩幅で 続け暮らせば
12
聖夜明け、そ知らぬ顔の街角に 吹く
乾風
(
からかぜ
)
が私を嗤う
18
プレゼント、大きなケーキ、クラッカー 子供の頃は喜べたのに
20
眠気のままに目を閉じる 世界から静かにゆっくりと消えていく
10
他人を知らない人間は「さみしい」って感情すら知らないのだろうか
10
愛ってすばらしい だけどわたし以外に注がれる愛はすばらしくない
4
いつだってわたしの隣は誰もいない だれかをずっと待っているのに
12
あなたの目の前で死んでやる あなたの記憶にいつまでも残りたいから
5
大晦日 暇持て余しブックオフ 行ってもやっぱセールまだだし
14
「天国に忘れ物して取りに帰る」窓から消えたサッカーの子
8
迎えたくなき晦の朝迎へ孤独恐れて布団に隠るる
12
クリスマス 年末年始 独り身に 辛いイベント 続けざま止めて!
12
君からの
LINE
(
ライン
)
届いて 心弾むけれど…君の
本心
(
ハート
)
は どこにある?/ 表情も欲しい 欲張りな私
11
無機質な スタンプだけの やり取りに 虚しさばかり 募りゆくなり/でも…止められない惨めさよ…
15
年の瀬に 風邪の神さま ひょっこりと お蕎麦もお節も 無い
年末年始
(
としこし
)
よ
21
さいぼしを馬肉と知らず食べた今 競走馬のこと見る目変わるな
9
商店街を抜ける間 僕たちが見れなかったクラッカーのような初雪
8
夏の日に熱吸いきった冷えぴたが 冬になったら貼るカイロになる
12
高層のベランダからは憧れのキキの魔法が翼を広げ
17
臆するな誰もが他人に興味無し だから背筋を伸ばし歩けよ
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