否定せず 自分を選び 感じ取る 「肩書き、空気」 それより呼吸
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車内には 優しきハンドクリームの香り漂ふ 冬の通勤
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黄昏たそがれに一番星もまだ見えず 三日月すがる爪痕のやう
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君想い 長く伸ばした 後ろ髪 引かれてどうも 断てないのです
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寝起きの二十七時 最悪の夕を思い出すための最悪のレモンティー
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まず五文字 次に七文字 また五文字 ここで七文字 締めに七文字
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父さんのお母さんおばあちゃんから僕の子へ繋がっている眉毛のアーチ
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月に雪 尽きぬ夜の雪 みちゆきに ことのはのゆき うつせみのはて
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ベランダの 物干し竿に 紙袋 たしかにサンタは 届けてた 愛
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朝焼けの雲が輝く大空にひとり散歩で背筋を伸ばす
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揺れていい 立ち止まっても いいじゃない 好きな歩幅で 続け暮らせば
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聖夜明け、そ知らぬ顔の街角に 吹く乾風からかぜが私を嗤う 
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プレゼント、大きなケーキ、クラッカー 子供の頃は喜べたのに
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眠気のままに目を閉じる 世界から静かにゆっくりと消えていく
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他人を知らない人間は「さみしい」って感情すら知らないのだろうか
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愛ってすばらしい だけどわたし以外に注がれる愛はすばらしくない
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いつだってわたしの隣は誰もいない だれかをずっと待っているのに
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あなたの目の前で死んでやる あなたの記憶にいつまでも残りたいから
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大晦日 暇持て余しブックオフ 行ってもやっぱセールまだだし
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「天国に忘れ物して取りに帰る」窓から消えたサッカーの子
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迎えたくなき晦の朝迎へ孤独恐れて布団に隠るる
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クリスマス 年末年始 独り身に 辛いイベント 続けざま止めて!
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君からの LINEライン届いて 心弾むけれど…君の本心ハートは どこにある?/ 表情も欲しい 欲張りな私
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無機質な スタンプだけの やり取りに 虚しさばかり 募りゆくなり/でも…止められない惨めさよ…
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年の瀬に 風邪の神さま ひょっこりと お蕎麦もお節も 無い年末年始としこし
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さいぼしを馬肉と知らず食べた今 競走馬のこと見る目変わるな
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商店街を抜ける間 僕たちが見れなかったクラッカーのような初雪 
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夏の日に熱吸いきった冷えぴたが 冬になったら貼るカイロになる
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高層のベランダからは憧れのキキの魔法が翼を広げ
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臆するな誰もが他人に興味無し だから背筋を伸ばし歩けよ
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