若水に映るは老いの影なれど汲めば心ぞ新たまりける
9
家人寝て、一人コトコト小豆炊く 静かな夜の季節を惜しみ
43
コトリ鳴る鎮座まします仏壇の母のお骨は押し合いへし合い
13
DAMチャンネルだけが響く狭い部屋 クリームソーダと気まずさを飲む
6
誰のものでもない自分を照らしてる誰のものでもない月光
9
地割れした道から芽吹く花ありて 僕らの街も春は来ますか
16
人の運 天秤ばかりにかけてみる シーソー如くに揺れて止まらず
23
花咲けば青田を翔る風が待つ ゆっくり進めよ ゆらゆらの春
25
階段を駆け上がってたねあの頃はよろける老犬と今朝もお散歩
12
誰よりも春の風を待っていた 四月はじまりの日記みたいに
9
無意識に死なないっておもってる つぼみの多い桜の枝買って
6
気がつけば 短歌口調でぶつぶつと おもしろ可笑し 春待ちの午後
33
植物は見かけるだけでいい 育てると恋と同じですぐ枯れるから
7
メーラーの F5を押して かくばかり 僕は無用の ものとかを知る
7
あー今のは 430ヘルツ 位だな 狂ったAに 僕は反応する
10
不自然に 明るく照らす 街灯の LEDが 青く感じる
10
無常が どん底であると するならば 希望の光は 見えるワケない
9
初彼岸 春を待たずに 去りし君 膨らむ新芽 生まれ変わって
21
解ってない 僕が震えて いる理由わけを 君はたぶん 解っていない
12
思いを 蒸し返すように 30日後 月は再び 「只今!」と言う
13
近頃は エックスなんぞと 呼びはじめ ポストじゃないぜなまゑかへるな ツイートなんだよゐひろんの歩危
11
見る度に 遺影の君は 違う顔 怒っていたり 笑っていたり
22
今はまだ 哀しい詩しか 詠めないが 美詩を詠える 春来るを待つ
19
あーあれな ケンミンの 餃子のタレとか マジ殺意わくわw
13
和だんすの 遺品整理で 見つかりし 結婚指輪と 息子のへその緒
20
二年ぶり脱力時期の来たようで「関心・意欲・態度」は2です
10
私にも使える魔法がひとつだけ薄い瞼に「よい夢を」とキス
6
深酒と SNSと 眠剤で やっと眠れる それは偶然
11
十年も経てば君らの叙情など時代のコードもろともに死ぬ2024年現在のドレスコードでお送りしています。
5
清らかな 水面の中の 数個の輪 石投げる事 我には出来ず
15