ぼけ林檎 檸檬と砂糖で煮て旨し 外れアボカドさて如何にせむ
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懐メロもいにしえよりの歌よみもわれの心の揉み師なるかな
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風に揺れる薄紫のハナニラのミステリアスな風情に魅せられ
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母叫ぶみんな起きろーにニャニャニャニャーと叫ぶゴロには爆笑の朝
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岩肌に 沁むる霧雨 走り去りて 薫る草花そうかの 色新しき
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しんとした 病室にひとり 過ごす夜  廊下行き交う足音さえ恋し
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詠ふ君 五十首の峰のぞみしや誰ぞ目指さむ険しき道を
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転売の儲け話で並ぶ列立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む /中納言行平 16/100
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好きだって言いたいきもち溢れてる車椅子から立ち上がるほど
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世の中は ルールとモラルで ことたりる マナーがないよ あのマナー講師
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生きるとは イキることでは ないのだと 高校デビューの 青柳に学ぶ
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お礼にとリュックにハーブ詰め込んでお茶を淹れよう月の満ち欠け
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特攻か?二階級特進異例の出世に呻る狼
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ねえ二人零和有限確定完全情報ゲームしようよ
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知らない名前が君の口端から 零れる前に 喉を締めたい
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夢叶え 後悔残す こともなく 死んで行くよと エイプリルフール
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一枝(ひとえだ)の 雪のこぼるる 雪景色  やまね( 山音)泣き濡れ 静けしや
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脱いで入れまた脱いで入れ素裸になって洗濯する心地よさ
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頭では理解わかっていても進めない 道はあるの?いつかはあるの?
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雨雲の浮かべる影をぼんやりと眺める日々の時は穏やか
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自らが規格外だと嘆く時ビー玉ガラス散らばし遊べ
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傲慢なわたくしは今闘っている何といふ難事自意識
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遺骸数多納められてある地下納骨堂に続く青年の奥処を燈れる錫の世紀は
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木葉屑草壁若葉花いきれ 牛迷宮に学生帽は燃えつきにけり
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眩しさで見逃していた目の前の開かれた扉を影で知る
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健やかな重みありてかひしひしと空にひつぱられて梅咲けり
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春雨に負ける桜は見たくない試合は始まったばかりだろ
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憂鬱を飛ばしたい風強く吹く忘れたい忘れたいと叫ぶ
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気がかりが耐え難くあるこの世でも光は不足なく流れ込む
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贅沢な時間を過ごし来たものだ2020を超えての我等
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