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ここかしこ 羊一頭 解体する 犠牲祭の日を 村は賑わう /カンドヴァン村2016年10月1泊
12
お決まりの席で過去問にらんでた子の笑顔祈る 春の図書館
16
立てる
生計
(
たつき
)
見せぬ汗水 子は知らず 家を支える 立つ木の柱
12
ガスコンロ ついに替えたる 春始め 古コンロ替え ねぎらいかけり
12
伊朗
(
イラン
)
国 大師倒れり 戦起き ホルムズ閉まり 不安抱く春
14
呑み込んでしまいたい香りの壺 あのひと わたしに気づくかしら
7
スロットル一閃刹那鉄矢成り黄泉の奴らのド肝ぶち抜け
7
雪解川 薄氷弾け 岩を噛み 梅の香溢れ 花咲く待つや
12
まどろみの中で便覧開けてみる 耳に行行子、頬にはひかり
7
飽きられた麻辣担はわかるはず タピオカくんもそうだったから
7
君が推す短篇「電話をしてるふり」ラストの言葉受け取っていい?
5
逢えぬから文字読み返す携帯が 温かくなる人肌のように
9
浮上する 潜水艦を フェリーから キミと見ている トキメキながら
4
春立てど体立だぬ午前五時真夜中の誘惑も役立たず
2
エアコンのリモコン探す
3
時半
28
度の脱出ゲーム
2
その人の目にとまりなば炎上の 掠め去りたる安らかの 翳
2
撓
(
たわ
)
めども今しがた至る温色の 蹴飛ばしたる熱入り日と消えぬ
2
プレパラートきらめくたびに目を奪う 触れてはいけない君の世界へ
2
雪のふね小鳥を乗せて僕のうえ伸ばす手ここよと花の蜜吸い
2
二位通過どこがどこやらわからぬもホッと安堵の「がんばれニッポン」
2
街中に 剪定されぬ 樹木増え 電線に触れ 突っ切って伸び
2
流れてる ラジオを聴いて リズム取り 今朝もカタカタ パソコンを打つ
2
やっつける道が見えない
碁敵
(
ごがたき
)
は悪手を打った顔つきなれど
2
高機能紫外線加熱調理器具 ターンテーブルの上にいます
2
何となくそこが海だというだけで 肋骨が開く心持ちする
10
彼
方
(
あなた
)
には龍の雲ありしたたかに雨落とす影白々と立ち
5
オオカゼガマチガイナシニチカヅクとまじない文様浮かぶ天気図
4
名残
(
なご
)
りとは胸しぼられる重さなく道端の
一葉
(
ひとは
)
触
(
さや
)
れる音か
4
巨大なるクマバチ
万
(
まん
)
の
羽音
(
はおと
)
して窓
唸
(
うな
)
るただただ恐ろしく
5
継ぐ人の無き家清く飾られて
裾先
(
すそさき
)
釘
(
くぎ
)
掛かる如く呼ぶ
5
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