Utakata
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ミツバチ便り
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家族のことをよく詠みます。
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神様もつられて笑う門出なら この愛嬌で福を奪わん
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夏仕舞い手持ち花火が佇ずんで独りはじけて再びの闇
23
細胞であった我が子は秘密持ちそれでも梨を剥いて食み合う
18
秋の虹手が届くほど近くありガイドブックにない街あるく
22
朝焼けと夕焼けみたいにすれ違うわたくし達は別の光ね
22
雪虫やマスクしてても外しても予防接種の打ち痕痛し
17
ライナスの毛布のように掴んでる頼もしかった父の想い出
23
乾いてる土が跳ねてる匂いして耳を澄ませばあなた、秋雨
29
煩悩は無罪とスマホに打ち込んで 夜のコンビニ
灯
(
ひ
)
に寄せられる
28
新涼を連れてウヰスキー飲む友と老の愉しみあつめる夜長/余市旅ニッカ
22
哀しみに追いつめられて慄えても夜の終わりは朝よ、絶対
30
黄金の秋の空まで響いてる「与作」は父の消えないこぶし
21
言い返さないのはレベルが違うから ごめん遊ばせ、星が綺麗ね
28
言葉など不要な家族 パソコンとスマホ眺める夕餉ひととき
26
西側がすこしさみしい 不意にくるお別れという斜陽が差して
22
こんな日は全細胞を抱きしめる神様さえも触れさせぬ距離
25
帰り道狐の嫁入りすれ違うご祝儀として空渡る虹
36
秋桜は宇宙のアンテナ「ワレワレハ」ハローと揺れる野原のなかで
25
過去よりも今のあなたがいとしくて両手でそっとつなぐこれから
34
お茶を飲み他愛のない話をしようどんなきみでも私のともだち
23
ぬるま湯に身体の芯をほどきつつ瞳閉じれば夏終わる音
40
めくれゆく記憶のなかで少年になった父へとバニラを運ぶ
30
口きかぬフェーズで三日きてますが虹が綺麗と夫に云いたい
29
五十点。わたしの人生振り返り半分点とりゃ合格とする
25
逝く友も生きる私もあはれなる残暑厳しいことだけ確か
34
ビル風の瞬間風速、
T
シャツのなかに残った夏を奪えり
32
洗濯を干し終えたならふぅらりと戻ってきてね、青山田さん
23
便利さを追って不便の向かい風スマホの灯り浴びつ夕風
16
抱えても抱えても夢こぼしつつ回収しきれぬ自分を愛す
39
「おかえり」と父の笑顔の後ろ側 母の気配も伝わるお盆
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