Utakata
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ミツバチ便り
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膝痛も介護も今だあるのかな何度も言うわ「またね」「おかえり」
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紫陽花が庭から庭にはみ出して隣家寂しき廃墟となりぬ
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滝のよう夏はもうすぐ終わり告げアスファルトに消ゆ線香花火
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母眠る果樹園みえるあの丘へコスモス咲く頃逢いに行きたし
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「大丈夫、大丈夫」だと笑ってたあの人の目が揺れていたこと
20
苦しいを訴えることしないので平気なことに日々なっている
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平凡な一日でした日めくりがめくられるよう散るチューリップ
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熱されたアスファルト雨に包まれて癒えぬ痛みは愛に変われと
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手のひらに鉛筆の芯埋まってる夫も私も昭和の生まれ
24
歓びをぐるり集めて向日葵は私に夏の刹那知らせる
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君の目に深い海あり溺れてる私が映り言葉を探す
29
この地球
(
ほし
)
の隅で生きてることじたい息苦しくて吾はエイリアン
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図書館を出て坂道を登ったら本の鞄に夏が寄り添う
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蝶のように舞い蜂のように刺すのつもりでくだるビルの階段
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散ってからほっとしたよな表情で来年の準備してる桜木
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気に入った傘はいつでも見失いビニール傘をさし続けてる
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カスタードクリーム入りのドーナツは二つで明日を手繰るカロリー
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「今日ひどい嘘をついたの」マスク下で溢れ紛れよ独り言など
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日本地図 空 雨 風もないままで明日も朝陽を窓から浴びる
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感覚と言葉がうまく結べないちょうちょ結びは斜めになって
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暑い日はソフトクリーム空に向け見せつけないと天使はこない
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なんの音?花火の音ねこれを機に今日から夏と制定をする
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カピバラのように眠るは我が息子彼女ができるのはまだ先ね
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珈琲とわがまま通した母でした会えば言いたい「似ちゃったみたい」
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私いつになったら齢慣れるの 毎年更新される違和感
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蝦夷梅雨の季節でしょうかあの人のお名前忘れ紫陽花をみる
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パエリアは生米、貝にブロッコリー「こんな洒落てるママを愛して」
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自動ドア開かないからって両手挙げ 煙になって入ってみたく
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永遠も半分が過ぎ思ってた大人になれず。笑いじわなり
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よし、決めた。私休もう。下駄箱にトマトしまうってもう末期だわ
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