Utakata
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ミツバチ便り
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愛される小猫小鳥のいたずらと同様わたしの小罪を赦せ
16
白い部屋でクスリに浸かり眠ってる友に会うためご飯をたべる
11
あれこれと想い出残し逝った母おもかげ尻尾掴んで頬ずる
18
良い妻や良い母と言われるために我慢どれほど散る酸性雨
15
ナナカマドその向こうには大雪山一人に一つふるさとの色
28
頭痛してまぶたを閉じて脳をみるたまらなきことお掃除したき
13
コトリ鳴る鎮座まします仏壇の母のお骨は押し合いへし合い
11
冬の夜にテレビ映るは鼻高き敗者評する勝者然のみ
10
子が眠り一人桜木紫乃を読む夜の時間は湿り気増して
19
「あら似合う髪切ったのね」「え、うれしい」男の目には見えぬまきびし
18
瓶中で黄色の薔薇が咲き誇るそうだわたしも誇って咲こう
20
よその子の成長早く我以外緑に見えるすべて正解
11
何度でもあなたの母になるだろう違った星で生きたとしても
21
ナナカマド雪に映えるの紅い実が懐かしいけど、それだけなのよ
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正しいをマーチのテンポで行進す私の足を踏みつけながら
11
女子トイレ置き去りにされた紙叫ぶ「
DV
一人で悩んでませんか
⁈
」
13
光速で十七歳にもどった日ワープってある友と再会
17
てんてんと灯火咲かす冬の夜蝋燭の灯で運河のほとり
12
玄関であからさまなる孤独みて俯き知ったパンプスの傷
20
正月に夫の顔をまじまじと見て気づくなり永井荷風似
16
樹氷をジュとヒョウにわける
A
面よりもB面活発
9
更年期という手袋をはめつつ冷え性という靴下も履く
18
眠り猫 尻つかまれて持ち上げてチュウをされてもまだ眠たくて
11
全力で羽ばたくことをしないまま「その他」の中で生きゆくわたし
29
それだけで過失の一つ もしあの日素直だったら 過去手繰ること
14
物置きの奥の奥にはスノボーがもう戻れない冬の香りす
15
去年より忘れることを得意とす かれいに生きて結露をふいて
19
平安の女子とわたしも悩み似て言うね納言はいとをかし
W
15
車窓からイオンとベルコ飛び込んでデジャヴと思う街は平和で
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虹向こうみぞれはやはり降ってます?手袋入れてあげたら良かった
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