ミツバチ便り
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君の目に深い海あり溺れてる私が映り言葉を探す
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この地球ほしの隅で生きてることじたい息苦しくて吾はエイリアン
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図書館を出て坂道を登ったら本の鞄に夏が寄り添う
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蝶のように舞い蜂のように刺すのつもりでくだるビルの階段
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散ってからほっとしたよな表情で来年の準備してる桜木
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気に入った傘はいつでも見失いビニール傘をさし続けてる
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カスタードクリーム入りのドーナツは二つで明日を手繰るカロリー
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「今日ひどい嘘をついたの」マスク下で溢れ紛れよ独り言など
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日本地図 空 雨 風もないままで明日も朝陽を窓から浴びる
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感覚と言葉がうまく結べないちょうちょ結びは斜めになって
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暑い日はソフトクリーム空に向け見せつけないと天使はこない
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なんの音?花火の音ねこれを機に今日から夏と制定をする
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カピバラのように眠るは我が息子彼女ができるのはまだ先ね
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珈琲とわがまま通した母でした会えば言いたい「似ちゃったみたい」
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私いつになったら齢慣れるの 毎年更新される違和感
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蝦夷梅雨の季節でしょうかあの人のお名前忘れ紫陽花をみる
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パエリアは生米、貝にブロッコリー「こんな洒落てるママを愛して」
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自動ドア開かないからって両手挙げ 煙になって入ってみたく
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永遠も半分が過ぎ思ってた大人になれず。笑いじわなり
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よし、決めた。私休もう。下駄箱にトマトしまうってもう末期だわ
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「ごめんね」も「ありがとう」すら言わせずに月のうらがわ友が旅立つ
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送信を許されているあなたへの証としての「おやすみなさい」
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いつだって逢える気がして気を抜いて半分過ぎた日めくり眺む
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おかえり を言う準備なら出来ている。灯屋くんのチョコベビ万全
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美しい老いなどないと笑い合う四十年の友がいること
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窓開けて深呼吸すると出し汁と卵のにおい空にヒビあり
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ガラス戸の夏の光が肌に染むフローリングに虹が映りぬ
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あなたしかいないと言ってよ水仙を摘む優しさで見つめあったり
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黄の薔薇を花瓶に挿してわたし言う「嬉しいものね」カーネじゃなくても
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採れたての果物のよう街歩く人々の群れ夏に向かって
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