Utakata
登録
Login
サイトのご案内
ミツバチ便り
フォロー
142
フォロワー
139
投稿数
720
家族のことをよく詠みます。
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
7
…
次 ›
最後 »
「返して」と言わずに見上げる青空は 飛ばされた分近くなるかな
18
空を舞う私のシャツはカモメへの 春のギフトと決めた午後です
31
ストーブを点けて観ている Tシャツの誰かの春と同じ国とは
29
「春のせい」そんな言い訳詰め込んで二つ目最中に手が伸びる午後
38
雪解より湧き立つ土の匂ひこそ生きている日の切なき証
33
立ち止まり迷う私のかたはらに 黙して笑う春の陽の夫
37
言の葉の行方見失う夕まぐれ 私はどこへ帰るのでしょう
21
母の負を父の
勲
(
いさお
)
で拭ひ去り 私は独り
介護
(
あした
)
を編めり
28
叙勲
(
いさおし
)
の記章を磨く術もなく
認知
(
わすれ
)
の父は私を呼ぶなり
25
父と夫二人の影を背に負ひて 息子のなかの光へ歩む
25
朝靄に身を浸しつつ思ひをり 旅立つ私は一人でいいと
36
窓側で赤ベコのように揺れながら寝てる息子をインストール
25
私にも家庭と離れる日が来るの朝霧夕霧たつ北の街
30
ひかり降る覚悟を決めて卯月へとヴァニラが溶けるように進まむ
22
十年後の私に問はむ笑い方、進むべき道、その超え方を
32
かりん茶の湯気に喉をあずけつつ「悪くないよね」インフルの春
29
五日間、家族で閉じこもる贅沢 熱の喉へとプリンが溶ける
28
インフル
B
という春休み 五日間家族の声で満たす喜び
28
教科書にひらがな四つ「てふてふ」と春の扉をひらいたあの日
31
「優しい」が擦り減らされてゆく我の心を知るか父の瞳は
30
窓辺なる光にまぎれ名無き虫 命を震ふ春の訪れ
30
助手席の私を越えて春の山 見えぬ
動物
(
けもの
)
の
呼吸
(
いき
)
に霞めり
25
いや、いける。筋肉が落ちか弱いが「進め!」と鼓舞し歩き続ける
26
「真夜中のドア」が流れて
夫
(
つま
)
の横 戻れぬ日々が不意に愛しき
29
寄り添いて不味き牡丹餅分かち合う 笑う夫の手の節愛し
26
夫と行く遠き蕎麦屋の帰り道 芽吹く野山をふたり見つめて
30
独り言いつの間にやら多くなり 茶碗を洗う手に春の風
38
もたれくる父の重みに耐えかねて吾も生きたしと叫ぶ心臓
30
子を想ふ心に果てはなかりけり離れがたきも母の真実
27
「幸せに」祈る数だけ離れられぬ 不器用な愛を春の日に干す
26
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
7
…
次 ›
最後 »