しま かよ  フォロー 36 フォロワー 30 投稿数 137

みぢかうた 31文字
https://kayo2012.hatenablog.com/

鉾が建ち静か祭りの技を継ぐ人の祈りに曳かれ吹く風 

カーテンを閉じてエアコン除湿にし雷雨届かぬ箱作る午後 

吹けば飛ぶような綿毛のココロでも次の世代の種守りたい 

秒で寝る昼の休みの隙間には軽量のハンモックが掛かる 

ラジオから流れる天気予報「雨」修行出るなら今しかないか 

「いい加減」季節のお湯をゆっくりと身体慣らしに背中に流す 

厚切りの休日加減よく焦がし少し溶かした甘えを乗せる 

贅沢な時間を過ごし来たものだ2020を超えての我等 

気がかりが耐え難くあるこの世でも光は不足なく流れ込む 

憂鬱を飛ばしたい風強く吹く忘れたい忘れたいと叫ぶ 

春雨に負ける桜は見たくない試合は始まったばかりだろ 

みしみしと成長痛の音がする若き桜の伸びていく様 

知らぬ間に辺り一切桃色に霞み崩れるはずだ愉快だ 

こっそりと隙間に開く蒲公英よお前いったいどこから来たの 

姿勢よくかたく変わらずそこにいる家族とは鉄だ柱だ 

それなのに過ぎた日にある溜息は真面目であるほどに滑稽だ 

健やかな重みありてかひしひしと空にひつぱられて梅咲けり 

眩しさで見逃していた目の前の開かれた扉を影で知る 

万が一品質に不都合があり春が来ないとなったら叫べ 

自分との約束の木は知らぬ間にたくさんの実を結んだのです 

陽の名残なごり集めて重き鈴なりの蜜柑は照らす冬の庭先 

いかに踊ろうとも背後迫るのは冷えたどうしようもない風だ 

人の声せぬ正月はおとなしく手酌で旨い日本酒を呑む 

新しいパソコンが来て古いやつ拗ねてもう立ち上がりもしない 

でもそんな寒くないしとコート置き出てきたもののもう帰りたい 

こうやって年月が過ぎあの頃は大変だったと早く言えたら 

どなたかが一心に打つ点描の赤橙あかだいだいがきらめく季節 

意気込んで空の鏡に問いかける今日の私はいかがでしょうか? 

私だけ私の世界の管理人単独勤務変形労働 

冷蔵庫共に夜明かし参ったね不眠の虫がブーンと鳴いて