しま かよ  フォロー 36 フォロワー 33 投稿数 146

みぢかうた 31文字
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次々とあなたの願い叶いますようにと銀杏きんの葉がいて降る 

鹿と樹がただ一類としてあればこの時神のそのは音無く 

平凡でありきたりだと捨てた日が懐かしき詩の一節となる 

ぴかぴかのサテンの空が穏やかに秋の岸辺にたどり着く時 

よろよろのつまらない午後運命の赤いドレスの女に出会う! 

気圧だか湿気か何か知らないがやたらめったら気が滅入ってね 

剥き出しの言葉は無くて果たされた義務深き沈黙の凄みよ 

容赦ない追い駆けっこのルールにはタッチ交代おしまいが無い 

今欲しい答えはこれやあれじゃなくその中間にあるものなんだ 

鉾が建ち静か祭りの技を継ぐ人の祈りに曳かれ吹く風 

カーテンを閉じてエアコン除湿にし雷雨届かぬ箱作る午後 

吹けば飛ぶような綿毛のココロでも次の世代の種守りたい 

秒で寝る昼の休みの隙間には軽量のハンモックが掛かる 

ラジオから流れる天気予報「雨」修行出るなら今しかないか 

「いい加減」季節のお湯をゆっくりと身体慣らしに背中に流す 

厚切りの休日加減よく焦がし少し溶かした甘えを乗せる 

贅沢な時間を過ごし来たものだ2020を超えての我等 

気がかりが耐え難くあるこの世でも光は不足なく流れ込む 

憂鬱を飛ばしたい風強く吹く忘れたい忘れたいと叫ぶ 

春雨に負ける桜は見たくない試合は始まったばかりだろ 

みしみしと成長痛の音がする若き桜の伸びていく様 

知らぬ間に辺り一切桃色に霞み崩れるはずだ愉快だ 

こっそりと隙間に開く蒲公英よお前いったいどこから来たの 

姿勢よくかたく変わらずそこにいる家族とは鉄だ柱だ 

それなのに過ぎた日にある溜息は真面目であるほどに滑稽だ 

健やかな重みありてかひしひしと空にひつぱられて梅咲けり 

眩しさで見逃していた目の前の開かれた扉を影で知る 

万が一品質に不都合があり春が来ないとなったら叫べ 

自分との約束の木は知らぬ間にたくさんの実を結んだのです 

陽の名残なごり集めて重き鈴なりの蜜柑は照らす冬の庭先