Utakata
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しま かよ
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みぢかうた 31文字
https://kayo2012.hatenablog.com/
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今欲しい答えはこれやあれじゃなくその中間にあるものなんだ
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鉾が建ち静か祭りの技を継ぐ人の祈りに曳かれ吹く風
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カーテンを閉じてエアコン除湿にし雷雨届かぬ箱作る午後
5
吹けば飛ぶような綿毛のココロでも次の世代の種守りたい
6
秒で寝る昼の休みの隙間には軽量のハンモックが掛かる
3
ラジオから流れる天気予報「雨」修行出るなら今しかないか
4
「いい加減」季節のお湯をゆっくりと身体慣らしに背中に流す
4
厚切りの休日加減よく焦がし少し溶かした甘えを乗せる
6
贅沢な時間を過ごし来たものだ2020を超えての我等
6
気がかりが耐え難くあるこの世でも光は不足なく流れ込む
6
憂鬱を飛ばしたい風強く吹く忘れたい忘れたいと叫ぶ
4
春雨に負ける桜は見たくない試合は始まったばかりだろ
8
みしみしと成長痛の音がする若き桜の伸びていく様
6
知らぬ間に辺り一切桃色に霞み崩れるはずだ愉快だ
3
こっそりと隙間に開く蒲公英よお前いったいどこから来たの
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姿勢よくかたく変わらずそこにいる家族とは鉄だ柱だ
6
それなのに過ぎた日にある溜息は真面目であるほどに滑稽だ
6
健やかな重みありてかひしひしと空にひつぱられて梅咲けり
4
眩しさで見逃していた目の前の開かれた扉を影で知る
5
万が一品質に不都合があり春が来ないとなったら叫べ
7
自分との約束の木は知らぬ間にたくさんの実を結んだのです
4
陽の
名残
(
なごり
)
集めて重き鈴なりの蜜柑は照らす冬の庭先
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いかに踊ろうとも背後迫るのは冷えたどうしようもない風だ
5
人の声せぬ正月はおとなしく手酌で旨い日本酒を呑む
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新しいパソコンが来て古いやつ拗ねてもう立ち上がりもしない
3
でもそんな寒くないしとコート置き出てきたもののもう帰りたい
3
こうやって年月が過ぎあの頃は大変だったと早く言えたら
8
どなたかが一心に打つ点描の
赤橙
(
あかだいだい
)
がきらめく季節
7
意気込んで空の鏡に問いかける今日の私はいかがでしょうか?
5
私だけ私の世界の管理人単独勤務変形労働
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