Utakata
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シマタク
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時々しか投稿しませんがよろしくお願いします。
街灯が白き光の繭を編み人影一つ飲み込まる見ゆ
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彼方から始発が響きまっさらな今日の端っこ解(ほど)かれてゆく
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噴水が落ちる間際に映し出す街は眩しく崩れていたり
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縄跳びで大波小波夕暮れを削り取ってたとも気付かずに
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病棟の枝分かれしてく夜たちを引き止めようと非常灯淡く
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雨の日の黄シグナルは寂しかろう心の岐路にひっそりと立つ
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壁に揺れる光の網を綾取りで取って取られて朝のうたかた
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夜想曲弾かんとしてもその中に密かに宿る夜は逃げ出す
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雪原のような白鍵さまよひて悲しき調べ一人辿りぬ
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亡き父へのダイレクトメールまだ届きとりあえず生きていることにする
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恋人らのないしょ話を聞き終えて砂浜はまた海と語らう
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無人駅のようにさびれたわたくしのプラットホームに冬降り立ちぬ
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戯れに浅瀬に立てば止めどなく打ち寄す過去にさらわれゆきぬ
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誰だってまぶたの裏に隠し持つ今よりもっと高かった空
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公園のメリーゴーランド子供らを大人に変えて一人老いゆく
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