Utakata
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水色ねこと白い犬
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老猫との静かな日々から一転、白い犬を迎え、暮らしは思いがけず賑やかに
投稿した短歌は、あとから見返して推敲しながらゆっくり楽しんでいます。
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便りあり支えなき父歩けぬと冬柿の枝さぞ細かろう
29
伊達巻の作りかた知る余白かな正月料理をひとつなまびて
20
くたびれに拾ひ物あり届けなば探す人ゐて胸ほどけたり
26
動かざる思ひ知りたる雨の歌ひとり受けたし
歩
(
あゆみ
)
静かに
28
やすらかに息づかいさえ聞こゆればそばにゐるだけそれで足りたり
33
色褪せし表札にある取り消し線 故郷に残る旅立ちの日よ
42
まだわたし道を聞かるる人にあり冬海岸にほのと
南風
(
はえ
)
立つ
48
まどろみの夜ほころびゆく午前四時そっと犬と歩みゆくかな
37
畏れつつ自然の
貌
(
かたち
)
を見過ごして先回りしてまた猛けの余
30
見送って送られてまた見送って「また明日ね!」で、真ん中バイバーイ
33
ふかし芋もはや多くは口にせずなお父へ湯気届けたくあり
31
天海の
冥色
(
めいしょく
)
まとい鬼気ひそみ背に打ち寄せる波の慟哭
31
余
(
あま
)
あらば吾子立てたろふインターハイ続けし友は県を越え闘ふ
31
我ごとく友を喜ぶ吾子清しグリーンカードのあの日の勇者
24
隠された職人のわざ用の美に思考の奥行き今に息づく
37
袋ちぎる赤箱石けん母との
湯間
(
ゆのま
)
ふと立ちのぼる
39
犬あびる「かわいい~」の声めぐりゆき「幸せ」きっと、そに還らん
33
依存せず、期待をかけず、受けいりて
術
(
すべ
)
を覚えし
歳月
(
としつき
)
の果て
39
利きわけて相寄る友を待つあひだ戯る
木葉
(
こば
)
の環にまぎれたり
31
手習えばなんでも匠かの人に追ひつけぬまま秋のかたすみ
39
積まれてく本のため息きこゆるは私も彼の
頁
(
ページ
)
の外へ
35
お引っ越し見慣れた景色よそ者にあなたが去ってからの灰色
36
うつむきの露草にまでなお我は元気を乞ひぬいつまでも
33
君がためテクノロジーに背を向けて今朝も落ちゆく高台の雫
28
母の手のぬくみの残る古き棚かはらぬ場所に我が箸のある
45
石鹸のあわ黒くなりし小さきて井戸より出づるスイカの赤さよ
28
始発前江ノ島駅に風たたず還りし民の声なき賑わい
36
うすあさぎ澄みたる囀り飛び立たせ 青き空へとゆづり去りぬ
27
ですか?って犬種確認いるよね~柴犬超えのデカマルチーズ
28
かのひとにやさしきひびもあったろうそうおもうこともゆるされぬのか
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