Utakata
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干寝区礼男
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言葉の驚異、それを短歌でなすのなら、短歌を超えた、超短歌といえる
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息苦し深海のごとき夜明けまえ僅かに青く象らるる木
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いのちもち曲がりくねりて隅々に木漏れ日は射す暗き小道に
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水面へといがむうたかた砕けちり吐きし命の星は戻らず
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砕かれた器のように美しさ欠けている空強き風吹く
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息切れで秋を独占したような気分がしたとメッセージきた
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何もかも冬に向かって加速する振り向けばもう手が届かない
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凍てついた海へと裸で身を投げるジワッと吹き出す汗を握って
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明日それをつたえたいなら不細工な言葉でそれを形にするのさ
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身体ごと毛布にうずめアマリリスこの世にマジで生まれてよかった
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戯れに秋と夏とが入れ替わり道に星月ぼくらは空に
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まだ暑い夏の終わりを鉄道でゆっくりゆっくり告げながら行く
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くねられてくねるくねらるくねられられる秋に返しを待つということ
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かき氷苺クリームチョコキウイどうかしてると言わざるをえない
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十代って実はいうほどよくはない水平線は目に青すぎる
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獰猛なネオンの下で夏思う人魚と僕は海をさがして
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水中の光の中で弾き語る声届かずにうとうとしてる
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息吸ってちいさくきみの「ありがとう」恥ずかしがりの向日葵の色
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左目で盗みみやはり書いてある顔に大きくこのボケナスと
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夏川の輝きうねる長髪の娘包みし母の眼差し
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太陽が自動ドアからこの国に入ってきたよおはよう世界
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太陽の自転車を漕ぐ背中からきみの命の大波小波
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鉄道の赤錆くらう夏草の蔓のうねりは風を孕みて
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神様に「ナゼ」と問う者山羊の目で問いかけるのは何故なのだろう
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鼻歌と野菜切る音なぜ朝は頬杖ついてしまうのだろう
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ああ今も空に数多の船乗りの無垢なこころを掬うセイレーン
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ごく軽く少し冷たい人工の光の中を君らは游ぐ
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傘バンと開らいてパッと飛び散った金の音符で雨に歌えば
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雨雲の美味くて不味いヨーグルト手を腰に飲む燕のように
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夕方の帰り支度の歩道橋濃い紫の影が伸びてく
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剃刀で泡と髭とを剃り落とすあの快感を妻は知らない
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