Utakata
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干寝区礼男
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言葉の驚異、それを短歌でなすのなら、短歌を超えた、超短歌といえる
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寒空に生を求めて息切らせドッドッドッドッ虚無を走った
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チェンソーで頭カチ割り君まぜて死にたいくらい冬が好きです
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秒針と交互にきみの心音が空っぽな耳鳴り響いてる
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無計画無断欠勤無我夢中無銭飲食般若心経
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年老いたウッドベースは飄々と豊かな秋の夕べ奏でる
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背の羽が擦れて鳴らす音により繋がっていくそして震える
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秋雨が服をとおして肌にまでしみる時間でさよならをする
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狂ってる三半規管に神託よ電子の巫女と時空を超えろ
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様々な色を混ぜれば混ぜるほど完成された黒に近づく
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しかしもし全てが間違だとしても料理をすれば自由になるさ
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ナイフから血を流しつつ黄の月と踊る遊戯である物語
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欲望が壊れてしまったからだろうあなたのことが分かる気がする
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発つ逃げる避ける遠のく震えてる太宰と三島で基礎工事した
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モクモクと絡み合いつつ湧きあがる白い雲から生まれたとです
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るさいなぁすいませんてば夏だから許されるわけねえじゃんか、空
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春の死の深く染む手は六月の桜の幹から脳に喰い込む
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瞼越し春の光を贖罪にあるいは罰としての沈黙
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魚の群れが押し寄せるように笑顔で揉みくちゃにする
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心から旅に酒にとランナウェイしゃらんしゃららん月夜が好きさ
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古ぼけた真っ暗闇に目を凝らすいつかは死ぬと分かっているから
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透明な時の流れの中にいて魚のように泳ぐきみ何?
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眠れない思いの河に網投げて恋しい人を捕まえましょう
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美しく残酷というより世界には穢らわしいがしっくりとする
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レトルトを温めながら空を見る世界が変わるそりゃすげーなと
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熱帯夜がまとわりついて繭のよう重たい羽を折りたたんでいる
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いつの日か誰かをキミも好きになる不思議に思う父の七夕
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はてしない夏が始まるかのようにあの青い空に告白をする
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ハフハフとただハフハフとひたむきに道路を食べる
犬
(
きみ
)
の散歩は
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排気音どこか遠くの聴きながら世界の果てに気が遠くなる
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タンタムトタンタムトントタムトント恵みの音を惜しげなく雨
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