干寝区礼男  フォロー 16 フォロワー 16 投稿数 171

言葉の驚異、それを短歌でなすのなら、短歌を超えた、超短歌といえる

ホームレスみたいに冬をうたいたい月と誇りと自由の心で 

こおろぎのオレが籠から水槽に籠をしずめる俺を見ている 

真夜中のケンタッキーはもやの中 ホムンクルスがハンマー投げする 

緑林のギャルは宇宙のメル友でSNSは黄河の流れ 

「巫山戯るな」「悪趣味な奴」「冒瀆だ」優美な鳥の籠の中から 

ひたひたと雨の降る日は声だけが響き寂しい海月になりたい 

赤の月、青の煙の、一族の、凍える目から冬が生まれる 

さらば地球アインシュタインタンジェント月天心にいたる角度で 

この街の道から少し浮遊したあるいは気化したまるい絶望 

青と白マーブル柄のスニーカー 少年少女はショパンの「ショ」 

汗ばんで可愛くないと思うからかえって発想が北斗七星 

空が澄みキレイな光ふりそそぐキラキラとしたトリガーを引く 

天井の壁の柱の玄関の木目が見てる石になるのを 

真っ暗な水面みなもの上を一筋の波紋ひろがるきみは無垢です 

一万円いきぐるしくて秋の空ゴミにはカラス鳴るキーボード 

すぅーっと、伸びて今にも切れそうな、女性ひととの関係、そして運命 

「六割の船員にげた船はどこ?」「海の底、だよ」開票所の猫 

沈黙しじまからうまれる星の海があり記憶の中に海馬という人 

クラゲもさ、まさか心も透けてちゃさ、フワフワしながら、頸も括るさ 

たら、ればで、言えばわたくし、たらでして、死ねば何かが世に生まれたら 

場違いと思い生きてる人がいま意外に多いと知ってましたさ