Utakata
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干寝区礼男
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言葉の驚異、それを短歌でなすのなら、短歌を超えた、超短歌といえる
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ふくよかな線で書ければ良いけれど性根のままの痩せた字でした
3
思い出は消毒液を泳いでたエントランスの回遊魚の下
5
虚無よ虚無、いつあの子から北極の、輝く白い鳩を盗んだ?
6
人生にインストールされている意識という名のアプリケーション
3
根を捨てて幹を捨てても生き残り夜空と凍る家とヤドリギ
3
悲しみの来た翌朝は必ずといっていいほど裏切った空
4
車から時代を見れば交差点ヘッドライトに歩く人影
3
うしなった時間の刃ものシンプルに少女ひとりの重さで刺さる
5
赤色の端子を刺した剥き出しの脳で美を詠み死を探求す
3
キラキラとした目は洟と流れ落ち宇宙をわらう子らと
西藏
(
チベット
)
1
砕け散る様は異様に美しく何度も何度も砕いてしまう
3
泣き叫ぶように砕けるあの光ともに消えられたならどんな気分か
2
真心を込めて愛する何もかも三十一字で守る試み
4
最高にイカした上句ができたって? じゃあゴミ箱に捨てる覚悟は?
1
木星が間もなく見えてございますスゥパァドラララララララアイ
2
ふかふかのコンクリートを爆砕し羊を殺すバストーニュ前
1
太宰とか昔の作家の知ってる感、なまなましくも神々しい線
1
引き千切るという動作を何処と無くあなたがするとエロく感じる
1
沈黙は、厳しい冬か、死のように、貧しい庭で、無を折り畳む
1
「輝きたい」ギラついていた白菜が土鍋の底で消し炭となる
2
星たちと砂丘をこえる
隊商
(
キャラバン
)
の足跡というアンダーライン
4
片足で塀の上に爪先立ち、アイスランドはどちらでしょうか
1
真っ黒な不意の恐怖に飲み込まれ逆上したのを正義と言うのか?
3
隊商
(
キャラバン
)
は土地を持たずに移りゆく空と大地を兄弟として
6
冬、母は子供の温もり似た声で
微
(
かす
)
かに歌う止まる光を
4
誰しもが無限の寂しさの中に居ます。王も、小鳥も、好きなその子も。
6
※この世には魂などはありません。死んだら終わり、ただそれだけ。
4
いばしよなくさまようことがここちよくとうめいなまましんでゆきたい
6
『アヴィニョンの娘達』には見えているミルウォーキーの終焉の冬
4
ミキサーに粉々にする僕を入れ知らないけれどときどき悲鳴
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