Utakata
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干寝区礼男
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言葉の驚異、それを短歌でなすのなら、短歌を超えた、超短歌といえる
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世界にはただの愚かな男だがみなの選んだ代表でもある
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先生はユニコーン狩りの時にだけ憐れをかけるハンマー持って
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からまった手足がおしえてくれましたこの思いこそ真夏なのだと
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シャボン玉のプリズム色の球面は動きまわって生きてるようだ
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飛び降りて人差し指をコメカミにそおっとあてて「パァン」といった
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自己愛の檻の外には平凡な人生という冒険がある
5
風のないスカスカな眼の存在に読んだ本から阿修羅の宇宙
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思い切り弓を引きしぼり矢を放つ先の見えない風に向かって
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はじまりは終わりでもあり あの初夏は 呪いのようだが過去に過ぎない
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ピョンピョンと小躍りしたくなる日々は いつもグラスの中で逆さま
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冷え切った希望のひびから湧き出でる電気のようなそれは何でしょ?
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あんなにも遠くの空に沁みわたる色で歌った皆の鶯
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今朝菅が外出ダメって言ったから四月二十日はコロナ記念日
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言いかけた言葉が胸に突き刺さる 恋は一種の拷問なので
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ああまただコイツが当選(う)かる選挙区(まち)がある愚かさこそが権力になる
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入管の留学生は放置死し、犬・猫・蜥蜴は救われる国
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攻めてなきゃ生きた心地がしないんだ 部屋にこもって発酵してな
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飛行機も高速道路の自動車も興味すらなく我通り過ぐ
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ヤロー共 矛盾とデートのお時間だ 死んでも生きろ アウフヘーベン
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新鮮なフルーツタルトは神ですが、
我
(
われ
)
の正義は豆寒天に在り
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ドラゴンの夢をギリギリ引きつけてバット振り抜く大人の時代
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「お父様」娘から叱られる予感しか無い呼びかけが来る
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真っ暗な夜空にひとつ星を持つ者の後ろに道が有るでしょう
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グルグルとかすりもせずに見もせずにやるせない夜のわたしの言葉
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湯気こもるうす水色の浴室の時の滴の落ちる剃刀
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きみがふと「相性いいね、SFと」ていったら手がぷるぷるふるえた
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The winter is burning 犯された街よ子供よ真っ当な日々よ
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暁の窓の無数の露にない暗い絆を求めて止まぬ
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タコ焼きの一口目は熱くって一家そろってハフハフしてる
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雑巾の匂いする手で腰伸ばしなんてキレイな青空なんだ
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