あああああああ  フォロー 1 フォロワー 1 投稿数 21

ガチャで推しを当てたい

眠気だけが支配しているオフィスにて、君の背中を見つめてあくび 

薔薇色の頬なんて目指さなくてもさ、いいじゃんあんたはペネロペなんだし 

たっぷりのウールの壁におおわれた首のうぶ毛をさわさわなぞる 

マジパンとクリームの味がしてそうなサンタ服着た君のデコルテ 

遠くなら美しいまま、朽ちぬまま。記憶の瞳、近視であれよ 

昨日から続く明日が今日ならば、私は私をいつやめようか 

夏服の裾を絡げて走り去る、もう戻れない季節の君よ 

空と海のはざまにひとつ深い青 見渡す限り世界は夏だ 

塵紙を破るより尚簡単に忘れたくって君に手をふる 

いつまでも心に居座る君の影を言い訳にしてひとりで生きる 

眠る君にキスしないまま冷め切ったギョウザを咀嚼する午前2時 

今よりもやさしいひとになりたくて バファリン2錠飲み込んでみる 

星が呼ぶ スピカで笑うあの人の声がきこえた そんな気がした 

今日夢をみるときだけは見逃して まだ君は誰のものでもないと 

「この街を出るよ」と私「そう」と君 十文字だけの終わり さよなら 

エアコンが喉の奥までかわかして さよならだけが言えなくなった 

目が合ったその一瞬の窒息感 首にかかった手は恋だろう 

さびしさと同じ歩幅で歩いてく なくしていったものたちのため 

君だけはわかってほしいということも、君にわかってほしいってこと 

制服は安い喪服だちっぽけな私の恋を葬るための 

冬の空の下の君の冷え切った指をさらって2歩先をいく