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感覚・空想・生活

二十九万二千二百五十六年後、元日朝九時前に逢おうよUNIX時間の果ての果ての果て、すべてのうたのおわりがそこに? 

わづかずつ快復する中で感覚せぬものが繋がれてゆく 

かなしくも像と言葉はれにる統合は既にうしな 

福音が絶える曠野の向こうにも新たなまちが拓かれている 

東方に逸る奇想をバラすには223 八百万bitごときでは足りず 

絶対的な無意味さに対立する複製子とエクリチュール 

あまりにも定式的に告げられる頭蓋窩に咲くひとつの腫瘤 

ブレイクコアとMRIの相似をなんらかの影が知らせる 

生きていると隣にコトリと唐突な死が置かれることもある朝 

いざりがに熱かひなやむ青田面あおたのも/雪面に斬首されたる紅椿 

僕等みな褪せた大気のダイバーで漏れた頭蓋を締め付けている  

「ひとにはヒトの」と謂うので肝臓水解物も同じではないか 

犬を飼うきみと犬を喰う国から来たおれ、エコシステムの断絶 

銀幕と網膜のあわいに横たわる数億光年の暗闇 

年確に暫時ためらう程度には染み付いているインターネット 

おのれより死近きもので満たされる朝の整形外科の待合 

ループラインが半時止まる、社会の歯車が砂を噛んだので 

古今千年の歌集に焚きしめられたフェネチルアミンの薫 

現し身の安息角を見失い辺縁系より零れることば 

おまえの血が赤い限り過ぎゆくもの全て透明にはならない 

泡立たない石鹸のような感性を画面にぬりひろげる親指 

あしおとも絶叫も凡て溶かしこむ大深度地下のReverb 

使い方も解らぬまま煙る水平線にかざす六分儀 

箸袋たたむ娘に一抹のアーキタイプが刻まれている 

空の安酒を置き去りにする1Kの荒廃は雄弁に無言 

死ぬよりも生き損ねることのおそろしさに気付いてとうに成人 

接続された世界がスクリーン越しに再演する20世紀 

属人性で積み上げられた塔の上で屠殺業を営む 

既に結論は出ているタイプの愚痴を肴に干す三缶目 

園丁が生真面目なのでタンポポも首をすくめて群れ咲いている