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感覚・空想・生活

春風をになひて去らむ彼の岸へわらへ笑へやかんらかんらと 

終章の言祝ぎを受くひとひらは死の瞬間の中蘊に舞う 

なにごとにも分けられもせぬ僕たちをきっと歴史は引き裂いてゆく 

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視地平の南群はいむぶしをめじるしに風食む鳥は雲居より去る 

氷点ににじりよせてはまた戻り研ぎ冴えてゆく冬の切羽に 

あまたある浮き世の無をば無とせずに面白がりて暗がりに酔う 

思い出を二束ばかし汚されてまたひとつひと嫌いになる日 

男壬にん 男辰しん せる男良むすめ  のまろき丹田が纏う腹帯はるびはISSEY MIYAKE 

他者という地獄の中にわれら餓鬼ひとりひとりが吠たえつ捩れつ 

十九万六千八百八十三次元の月影に怪物あり 

熾炭おきずみのほろと欠けひとつほろと欠け氷雨の宿に暗がりを食む 

舌先のこごり忘れた柿渋に午睡の翳はなめされてゆく 

無限小に押し潰されし言葉らは空想外へ と 溶  け 出  し   て   ゆく 

問い掛けに隊伍の解は参集しマンデルブロの海岸を征く 

蟋蟀こおろぎは死にぎわさえも冷ややかでユーモレスクを弾き去りてゆく 

ひとりでに音立ち上がることば有り「関西電気保安協会」 

忘失のむこうがわから呼ばわりて「私は……et in Arcadia egoいますアルカディアにも 

凡詠も万重なれば非凡にてその鵬程は祈りにも似る 

ひとうたにひとつ世界があるも今ことなる うたに侵されてあり 

文字列は既に詩人を捨て置いて可読外へと 

歌詠みの私性を殺すこころみにGitHubギブハブ型の言捨いいすては如何 

幾何いくばくの微小な嘘を初期値とし回る回るよ宇宙は回る 

幾何の   微 嘘な小 を   初期値   と   し 宙は回 宇 る よる回 

額皿をヴァイナル盤に持ち替えてDJ KIKUはフロアを沸かす 

後朝きぬぎぬのツァーリ・ボンバにくちづけて相互確証破壊のしるしを 

うたかたよ大言海おほことつみ玉響たまゆらよ聲なきなみだ摘みとりて ゆけ 

ひとりのサッシにひとつ熊毛虫もこもこもこと生き急ぎたる 

世継榾よつぎほだほのかに揺れて『████』の暦は見えぬ落とし子を待つ 

わたつみのいろこの宮に降りそむるときは色かほる有機物デトリタスたち