翌桧旅人
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下手なりに言の葉でいろいろなものに再接続できたらと思います。
たまにですが、勝手に連作詠んでいます。狂歌っぽいニヒルもちょこちょこと。

初詠:2025.6.10

天下の険 湖畔の鳥居 湯に秋陽 ほぐれし空気 連れに似たりて
8
アチコチで ひとつの空を見上げれば 違う星座が同じ夜なり
9
オナラさえ笑いじゃれ合い 子犬のよう あの冬遠く ただ去らん屁よ(サランヘヨ)
10
長雨のあわいも こころさざめいて 気ばかりなりの 朧夜の星
13
サグの夢 ことの端掬い 微睡みて そよぐ陽の波 ナユグの灯火
8
日月はるか 浜辺の土に 火と水と 木の塔見上げ 金星とおく
9
もう次か 青白タイル 地下鉄の 薄汚れていく 顔のない群れ
8
若杜氏 ふくめば納得 ぶりホタテ 八年八月 八日の理八
7
ことのはを こぼして掬い またこぼし 返す盆はと 名も無きあすへ
13
馳走喰い ハラ膨らませ 経つ雲の あとに残さん 七色の橋
6
入道が 降らせたろかと ハラ鳴らし 色とりどりの 傘が馳走ぞ
16
ふたまつき 双葉はひかり 手をほどき 夏へ歩めり せんだんとなれ
6
品川の 水面にゆれる 舟の灯は いまもかわらぬ 明日のうたかた
11
言語化の このごろ流行る 世にありて はなより忘る ことの端(は)なるを
9
轟々より 煌々と照らす 業なれと 五十五の夜 宝を前に
12
幹の人しげる緑を輝かせ 逸る新芽に力を与えん /長友へ
7
確かだと呼びし名さえも また揺れて目の端に煌めく我が逃げ星よ
11
​新人と重ねる日々の空もよう不惑の文字の遠く霞んで
11
めぐろの川 花筏みちて そよぐ東風 三々五々に 天の川へと
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まっすぐな視線に射られ こころ知る 正すつもりが逆に糺され
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外套を半肩ズルリ型きわむ艶愛嬌の忽(こつ)も匂わず
11
若き色 劇的なるも かろき音 どこにあったか緑が丘よ
8
まっすぐに 切られし町を歩みゆき 曲がる心の 行き場なくなる
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あたらしき形の景色さざ波の 今日のお客と四杯のカップ
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夢の中 朝のコーヒー知りながら一億杯をそそぎ続けん
12
門出の日いつも通りのドリップに明日からふたつ ふたつとつぶやく / 幸せに!
12
描かれた ふたりの色の銀盤は 紡ぎ合う糸 世界に放ちて
11
弱冠の ひとと呼びたるあすなろと 傾げる猪口の麗しき色
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解答を導く指の震えさえ 八百万の拍手と思わん
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気にしない 明日も歩く靴底に 八百万の運がついてる
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