Utakata
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翌桧旅人
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言の葉でいろいろなものに再接続できたらと思います。
たまにですが、勝手に連作詠んでいます。
初詠:2025.6.10
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膨大な宇宙の隅の午後
7
時 はちきれ客車で吾すしとなる
15
通知鳴る記憶あやしきリマインド 予定入れるを促すそれで
10
柝の
音
(
ね
)
鳴り
帳
(
とばり
)
上がるも引潮の 悲喜定まらぬ幕間の妙
13
石畳 朝日に濡れて 煌めけり 旅のいまこそ 新しき路
14
天竜の 眼に息を呑む もみじ描く かわゆき龍に 親バカ弾けて
9
よみがえる 記憶の
垢
(
アカ
)
は パンドラの 鍵せぬ想い ともに浮かばせ
14
言ったあと追いすがる影 味にがく封印の手は刹那忘れず
12
初読みのライン満ちたる達成に封印の書そっと整う
10
東京の火事と喧嘩の
華
(
はな
)
世相 騒がしやじ馬そよ江戸の風
13
枝上より ひとを見下ろす鷹の目に飛び交う言の葉 獲物より多し
16
90'sの 調べ風乗り返すごと 夏の色めく鮮やかなる日
12
日輪の
火先
(
ほさき
)
を
避
(
よ
)
けし山手線 涼満ちたりし
環
(
たまき
)
の旅よ
17
百首とは日常の中の矢じりなり放ちし言葉なお空を舞う / 百首通過。ありがとうございます
14
グリーンヒル洒落がつかぬは江戸前よ夢よ醒めよと風の
老木
(
こぼく
)
は
15
鼻寄せば紫煙のたたぬ新式の見えねばこその
十色
(
といろ
)
の匂い
16
道楽の奥の目当ては心なり解き放たれて苦楽にあらず
13
蒸し蒸しと のぼせた夜に やわらかな
薄月盃影
(
うすづきはいえい
)
夜もほどけて
16
うらぼんえ両岸の
魂
(
たま
)
郷
(
さと
)
がえり街のぬけがら ひとひら寒し
15
編まずとも紡げはよろし言の葉のこぶなりてこそ香りたつから
17
久かたの語る道すじ芯見えてなどか不思議に背をこえたよう
11
肩書きの鎧を脱いだ夏のよる
涼風
(
すずかぜ
)
こころに身もまたかるし
19
東京はこの夏イチの不快なり苔むすよりもワタシ蒸されて
16
易きかな令和仮面の世洗いはガンコ汚れをよそに放らば
13
緑
(
りょく
)
深く日も遮りし
等々力
(
とどろき
)
の現し世たゆたう
勢田郷
(
せたがや
)
のウラ
13
信濃の瀬うつる詩魂の不死鳥は あまねく
宇宙
(
そら
)
に灯りし希い / 長岡
12
猛き日の
巨人
(
くも
)
は俄に日傘して皆の歩忘るるひとときのチル
12
電柱の一本なぜか斜に構え きっと
親友
(
アイツ
)
の生まれ変わり
13
流行も廃りも彼岸の風流は無邪気なるうたなど詠まじきか
15
共感のすくなき個々のヘゲモニー虚ろな共棲ねりつく競争
10
SHOHEIの勝負のあとの包む手に世界の父がヒーローとなる
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