Utakata
登録
Login
サイトのご案内
翌桧旅人
フォロー
24
フォロワー
21
投稿数
88
言の葉でいろいろなものに再接続できたらと思います。
たまにですが、勝手に連作詠んでいます。
初詠:2025.6.10
« 最初
‹ 前
1
2
3
さよならも初めましても珠となり見える気がしてあの角のむこう / 遭遇の角・結
11
手ぶらでもまだ歩けるとつぶやけば足もとの影すこし伸びゆく / 遭遇の角
14
パンくずのしるし辿るもかの角はよそのフリしてそこに佇む / 遭遇の角
12
ふりかえる気配はたしかにあったのに誰もいなくて角がうすら笑う / 遭遇の角
15
いまここに立ち止まること許されて息をひとつぶ光陰のあいだ / 遭遇の角
13
遭遇のかど影と光がすれ違い風がわたしの明日の名を呼ぶ / 遭遇の角
11
迷い気にかつてのわたしそこにいて声かけようか遭遇の角 / 遭遇の角
12
真夜中に神の鼓笛隊ちから借る明けてかげなく面映ゆかげる
9
朝活は集中できるぞお前らも言い残し課長午前を夢で整う
11
そっと訪う無言のやさしさ気づいたら君もなれてる寄る辺のひとに
12
濡るる夜のほのかな月に照らされて凛と一輪遅咲き匂う
14
通話すりゃことが足りるに摩訶不思議持ってるそれは実は電話機
8
読まれても読まれなくても不十分ひとり悶絶既読の怪なり
11
先達の詠むは刹那の閃きか直し直して時を削るを
10
マイボスの米つきバッタに合いの手に逆に魅せらる伝統芸能
6
この道はあなたとならば恐れなし花と実なる日かさねてゆかん
13
たとえばねうちとあんたとあゆむならのぼりもくだりもうれしくたのしく
9
空にすむおやじ勝手に呼び出していざ向かわんと一人同行
10
価値観の彼我をへだてるトリセツは風貌みえぬ己のためかな
9
言えぬ日もはらがへるならもうけもの前に生きんとわたしのいのち
10
頑張ると言える強さと言えぬ日とどちらもわたし抱きしめてゆく
13
鳴かぬならそれはたぶんねチルってるそっとお
暇
(
いとま
)
チルチルミチル
8
イマーシブ技術の進歩に吃驚も内なる好奇の大切なるをを
9
オトナへの切符見えたるキミの謂い姿滲むはきっと歳のせい
6
まっすぐに明日への行いする君が棚ぼたまってる愛しきあすなろ
5
うたかた
(
U t a k a t a
)
のきらぼし知りて粟の立つ相見ゆ震えにまた我を知り
7
後進に壮大言語のオンラインやかんの音消すカップ麺の夜
7
AIに私の性分啓かれて継ぎて忘れんいのちの尊さ
5
« 最初
‹ 前
1
2
3