翌桧旅人
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下手なりに言の葉でいろいろなものに再接続できたらと思います。
たまにですが、勝手に連作詠んでいます。狂歌っぽいニヒルもちょこちょこと。

初詠:2025.6.10

ひとつぶの迷いはきっと種となり芽吹く日まではポケットでいい / プチエール
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浮き世みて揺らぐ心に幹をもて細やな紡ぎ強さとなりけり / プチエール
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私ゆくリュックにマミーのいいとこ詰めてパピーの地図で迷わぬように
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独り言ミュートのはずが全開で「なんでやねん!」に広がる沈黙
12
さよならも初めましても珠となり見える気がしてあの角のむこう / 遭遇の角・結
11
手ぶらでもまだ歩けるとつぶやけば足もとの影すこし伸びゆく / 遭遇の角
14
パンくずのしるし辿るもかの角はよそのフリしてそこに佇む / 遭遇の角
12
ふりかえる気配はたしかにあったのに誰もいなくて角がうすら笑う / 遭遇の角
15
いまここに立ち止まること許されて息をひとつぶ光陰のあいだ / 遭遇の角
13
遭遇のかど影と光がすれ違い風がわたしの明日の名を呼ぶ / 遭遇の角
11
迷い気にかつてのわたしそこにいて声かけようか遭遇の角 / 遭遇の角
12
真夜中に神の鼓笛隊ちから借る明けてかげなく面映ゆかげる
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朝活は集中できるぞお前らも言い残し課長午前を夢で整う
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そっと訪う無言のやさしさ気づいたら君もなれてる寄る辺のひとに
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濡るる夜のほのかな月に照らされて凛と一輪遅咲き匂う
14
通話すりゃことが足りるに摩訶不思議持ってるそれは実は電話機
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読まれても読まれなくても不十分 ひとり悶絶 既読の怪よ
11
先達の詠むは刹那の閃きか直し直して時を削るを
10
マイボスの米つきバッタに合いの手に逆に魅せらる伝統芸能
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この道はあなたとならば恐れなし花と実なる日かさねてゆかん
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たとえばねうちとあんたとあゆむならのぼりもくだりもうれしくたのしく
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空にすむおやじ勝手に呼び出していざ向かわんと一人同行
10
価値観の彼我をへだてるトリセツは風貌みえぬ己のためかな
9
言えぬ日もはらがへるならもうけもの前に生きんとわたしのいのち
10
頑張ると言える強さと言えぬ日とどちらもわたし抱きしめてゆく
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鳴かぬならそれはたぶんねチルってるそっとおいとまチルチルミチル
8
イマーシブ技術の進歩に吃驚も内なる好奇の大切なるをを
9
オトナへの切符見えたるキミの謂い姿滲むはきっと歳のせい
6
まっすぐに明日への行いする君が棚ぼたまってる愛しきあすなろ
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うたかたU t a k a t aのきらぼし知りて粟の立つ相見ゆ震えにまた我を知り
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