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畳踏む夕暮れ時の満ちたりを 教えてくれるうたた寝の夢
7
我ごとく友を喜ぶ吾子清しグリーンカードのあの日の勇者
24
余
(
あま
)
あらば吾子立てたろふインターハイ続けし友は県を越え闘ふ
31
街中
(
まちじゅう
)
に散りばめられし紅葉の輝き増して霜月飾る
35
お手紙の結びに迷う
22
時 ラブホテルにはいつ行きますか
6
「さようなら」蒼く
儚
(
はかな
)
き
五文字
(
いつもじ
)
を 君がために知り 風と散りゆく
26
世の中の ザクたち世界廻してる ガンダムよりも偉いよ僕ら
15
よわいもの ころしてつかまるくらいなら 命遣り取り熊を殺すさ
13
無花果とザクロとあけびをビヒダスに混ぜる田舎のアサイーボウル
18
衣替へ茶色の背広を羽織ったら 枯れ
枝
(
え
)
にさがる蓑虫のごと
29
ボックスにギターかついだオッサン? それ俺だよね夢があるから
10
紅葉
(
こうよう
)
は 赤き金魚の形して
碧空
(
あおぞら
)
の池で 泳ぎ舞い散る
31
インディゴに すでに染まりし 夜の街 あの日のカフェを 探し
彷徨
(
さまよ
)
ふ
25
老友が
三人
(
みたり
)
浸かった銭湯で お互いの腹こっそりみくらべ
31
うまく生きるための方法は、死ぬ為にもなったりするんだよなあ
7
いつもより三割増しの大きさで月は静かに側に来ていた
53
風邪の子に焼くオムレツの甘い香と休む仕事の後ろめたさと
42
奥津城
(
おくつき
)
のきぬぎぬにすそふむ人の
常世
(
とこよ
)
にかへす波はあらじと
14
秋風に たなびく雲間に顔を出す スーパームーン静寂を照らす
29
一会なる翁は教ゆ
酒匂川
(
さかわがわ
)
初めて見たり
黒雁
(
こくがん
)
来る
11
無造作に眺めて済ます前の月
明日
(
あす
)
は一なる満月と知らず/曇天
23
一会なる翁の知己は吾が師なり一会の
黒雁
(
こくがん
)
酒匂川
(
さかわがわ
)
に来る
13
高々と咲き誇りたるハナミズキ歌思ひ出づ
翠雨
(
すいう
)
悲しや / あの歌は亡き母の歌
18
意にそまぬ別れ選びし晩秋や 罪なき罪を共に背負いて
12
呑み過ぎが因果と承知したるけど 酒なき余命なんぞ愉しや
27
外出ればさほど寒くもなき夕べ 薔薇一輪の咲き残りをり
28
ご夫君の単身赴任終わりしと 友から増える散歩の誘い
27
肌寒き暮秋の
夜風
(
かぜ
)
は花の香の甘さ含みて疲れ
解
(
ほど
)
きぬ
29
明るくて大きな月で立ち止まり見上げてしまう様な月です
39
薄紅
(
うすべに
)
の 夢も想ひも 捨てたれば 身を罰するごと ニガウリを食む
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