ちょっとだけ 君に寄りたい 冬の朝 わざと取り出す 有線イヤフォン
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夜勤明けの始発列車を待つ駅の嫌にまっすぐな点字ブロック
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みるは入浴剤もいいけれど柚子のおふろに勝るものなし
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折れちゃった今日は母さん休みます何もしないよなんにもしない
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海の果て 古代の王者は巡り合う 人が造りし鉄の王者と/映画『メガシャークvsメカシャーク』
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鍋つかみ両手にはめてフォッフォッとバルタン星人真似てた姉貴
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雪が降る予報 施設に母預け 少し安心している私/介護
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雪の屋根より 滑り落つ音の 轟きて 暫し休める 編み針の先
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傷つけて傷つけられて子育てはたぶんホントは親育てだね
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音楽を 聴きつつ思い出す恋は へんに美化され 苦しくなるの
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星空にオリオンを見た古の人と歌など詠み交わしたい
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歌を詠み 悲観を封じ 温かいココアでほぐる 気持ち切り替へ
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冷え冷えと モノトーンの野に 捨てられた 片方の靴に まぶす粉雪
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あなたの全部が好きです いや、本当に じゃあ認めてくれないとこが嫌いです
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好きな人 追わずにいれば この想い 恨みにならず 好きでいられる (GPTが手直し)
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曇天をかき分けてゆく白鷺の 羽毛の如き初雪ひらり
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宗教的な虐待配慮せずに無期はなんで生い立ち影響否定
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知らぬ間に 刻みを止めた 腕時計 二年遅れて 彼女の元へ
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足るを知る 削ぎ落とすのも 心地よき でも無駄という 余白もいと
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若き日に収監されし友は今介護の仕事に日々を頑張る/学生運動にのめり込み
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どこまでも追いかける覚悟 きみを見て一喜一憂しているうちは
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このドーナツ カロリー低い 言いながら 罪悪重ね ワガママボディ
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ドーナツで 乾いた口を 癒すのは ミルクの役と 決まっているから
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寒波にてこごえる日々も春兆はるきざし花粉症薬数をかぞえる
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寒空や雲間にぽっかり青い空そこだけ春が来ているようで
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「ご自由に」と柚子と橙並べ置く今夜だれかのおふろに浮かべ
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歌という 己を守る盾を得て ここからひととせ また歩まんとす
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平日を 泳ぎきるため 休日に 息継ぎだけして また人の波へ
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玩具ひと嗤う、幼くグロいおままごと。私はいいの、あのひとは駄目
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ジーパンの君しか知らぬ友達の震える喪服 薄い三日月
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