年月ねんつきはもちろんのことこの 頃じゃ時間まですっ飛んでゆく
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今見れば二〇〇〇と四つこれ五つ作ってました飽きもせずまあ/投稿数
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チョコレート ああチョコレート チョコレート 何もなくても ざわめく二月
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入滅は昨年だつたと知つた日のこたへあはせのようなスワイプ
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うたを語りうたを愛せし剃髪は正岡子規に似たるよこがほ
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ピースする 腰の高さの 変顔を 撮りて思うは 「我が息子」なり
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節分の 準備整う 観音寺 観音扮装 懐かしパレード
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小春日の温もり去った公園で 雨にけぶブランコが揺れ
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煮崩れたじゃがいももまたご愛嬌 ポトフの湯気と夫待つ夕べ
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謎解きの 本屋に入りて 異次元の 世界観あり 夢か現か
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夕闇に何もなき道足取られ背後に忍ぶ銀色の影
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談笑が食器洗いのBGM この時間がたまらなく好きだ
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流れゆく 木の葉に重ねて 云う君と ほらほらああして 僕らは出逢った
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満月を 朝も観たくて 早起きし 部屋の窓から 独り占めする
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夜が明けたことにも気づかぬ君と月 気づいているのは朝焼けと我
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薄雲に覆われて尚満月の 光が届く夜の明るき
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豆まきの甘き痛みの鬼は今 病を連れて部屋に籠りぬ
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しでかされ コンコン叱り 家を出て 心揺さぶる ガタンゴトンと
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朝まだき 西窓残る雪月のまばゆさ愛でて今日を始める
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すべすべに 衣を剥いだ サルスベリ 猿はツルッと 我が目はピタリ
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夢のなか紡いだはずの言葉たち夜明けの空に消えてしまった
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内なるや鬼にも五分の魂よ 熱を知るほど生きむとせむか
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ベランダの隅に残れる鳥の糞木の実混じりか紫にじむ
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「マシュマロが好きなんだつて」日曜日はじめて遊ぶきみたちの頬
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外うちに鬼福分けずにしなやかに 人生をゆく一度きりだし
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駅が好き 電車が好きで 毎日の 通所は吾の パワースポット
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春風はトリガーとなり丁寧にかけたカーテン雑にめくって
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恵方巻き 『私を選んでとばかり』に笑ってる さて、どれにしょ
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ああ何で忙しい日に出遅れて焦って悔やんで開き直って
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叫び声 大きな音に救急車 翌朝見たのは 通路に血痕
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