君の身に絶えず降れよ幸せが流星群のように静かに
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夏旅か笑顔はじける子供らのざわめくホームに一人汽車待つ
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夕刻の炎暑残りし公園にサッカー少年 光る汗飛ぶ
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白絵の具垂らしたようにかもめ飛ぶ空と海との青さ極めて
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雷鳴のリズムをベースにライムする雨音と蝉のMCバトル
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つゆほども先行き知れぬ気のままに精霊雨しょうりょうあめは日を延べてふる
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銭湯で友と使いし石鹸の減りが嬉しい夏の夜かな
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光の紗は緑葉の屋根をつたいゆく猫は小走りに暗渠を進む
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寝落ち前 夢と現実行き来する 三途の川に慣れるためかも
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進駐軍讃歌を唄ふ教師、アルファベットを暗唱せる「自由」教室
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あらたしき軍靴を履きぬ戰争が選挙車の廻りにて喚ぶ「万歳」
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茄子なすの牛 手綱引く我 盆送り ひぐらしと 咲くキツネユリ (キツネ剃刀カミソリ)
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なにひとつままならぬ日に猫がいてなんとなくただ報われている
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神様も仏様すら居ないだろう信仰たるは「偶像崇拝」
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教室に 居ても馴染まぬ 私には Utakataここがホントの 居場所と思ふ
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ぎゅうぎゅうの引き出し開けて哀しみを捨てよ無言の声が聴こえる
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体重計は 我に配慮など してくれず 「前より三キロ 太りましたね!😊」と
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花散るも宿根草はなほ愛し 繋ぎ咲かすが生き甲斐となり
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それぞれの 朝を迎えて 支度をし ベルで着席している不思議
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おっちゃんの こってりラーメン大盛りに ニンニクマシマシ 失恋の味
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エアコンを切らば朝まで虫の声こうして秋は日々近づきぬ
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サンゴジュの実の色付きし散歩道雀の遊ぶ涼風の朝
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惜しむよに水色の雨落ちてきて僕らの肩にピリオドをうつ
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アボカドの水耕の種変化無く夏の絵日記白きままなり
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船の往く中川運河の倉庫群 荷役に残る昔の欠片かけら
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太ももに 湿気がまとい 敷布団と 擦れる不快感 雨の日の夜
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変わり種どんな新芽も花となれ三一を信じて高らかに咲け
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切られてもひこばえ生んで頑張った 切り株いよいよ根こそぎされる \ 昨年、桜30本伐採されました
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信号は 同じ景色見 四六時中 働いている 飽きぬのだろうか
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信号で日傘たたんで潤して一首メモしてまた風に乗り
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