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國政――、鼠講商に穢れゆく時を緑黄色社會が謳ふ「萬歳」
9
早朝に散歩に出ればキジバトの声聞こえくる葉ずれの中に
27
電波塔 各国言の葉 匂いの
坩堝
(
るつぼ
)
昼にうっかり インドカレー屋
34
詐欺メールに騙されかけた昼下がりまぶたヒクヒク痙攣してる
19
夏陽射す草むらの中昼顔の淡紅優し風にゆれつつ
32
初蝉の声に包まれ空仰ぐ 私の夏がいよいよ始まる
43
スベリヒユ スーパーフードの記載あり 庭から摘んで食んでみるなり
20
木々揺らす風吹く午後に聞こえ来るか細き蝉の声漸くに
23
雨後の宵窓辺に立ちて見おろせば遠くの街の灯りさざめく
24
野分あと 熱風吹けども 心地よい 風が全てを 押し流すよう
28
昔日の 揺らるる列車
故郷
(
ふるさと
)
へ 姉と分け合ふ 冷凍みかん
32
歩道来る自転車の子に譲る道 会釈涼しき夏の朝かな
40
ひさかたの 雨に歓喜の 蛙かな グゲゲグゲゲと 朝のめざまし
41
風鈴を吊るせぬ事情今さらに知って驚く田舎育ちは
38
腐らずに 小さく青く しっかりと 気象荒れても 檸檬が実り
35
立ち漕げば入道雲と青空の君の待つ街 橋の向こうへ
29
秒針の音に重なり
冷房
(
エアコン
)
の音に安らぐ 熱帯夜には
23
きのうより五センチ高い朝顔の伸びゆく夏へ水をやりけり
41
楠
(
くすのき
)
の二本を額の縁にして丹沢の峰あざやかに夏
30
しょんぼりと 階段のぼる 踊り場の ぼやけた空に 輝く
金星
(
venus
)
57
星屑の如 ゆっくりと 旅客機は 夏の星座と重なりて 西へ
26
シャッターを切るたび形 変えながら ひらく花火の 彩る夜空
37
ルビィちゃ~ん うわあああああああああああああああああああ!!
2
ふりはらう 女の髪の 仰ぐ香に 吹かれて私 脇役と知る
13
君が居ぬ 夏祭りなど 意味もなく 花火の音が 心底を突く
21
小
(
ち
)
さき靴
脱
(
ぬ
)
ひで座席に 乗りし子は 車窓に見入り 旅路の真夏
35
空めがけ逆上がりの子 鉄棒の上で茜の雲に染まりぬ
35
世の常も 暑さも変わる 変革の 時代を生きる 戸惑いながら
17
君の身に絶えず降れよ幸せが流星群のように静かに
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壊しても また再生す 蜘蛛の巣よ 目立つところに 堂々と張る
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