奇跡かな 吾の生まれし日 梅一輪 寒空の下 静かに咲けり
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君の来ぬ カフェで飲むホット チョコレート 帰れぬうちに 雪は吹雪ぬ
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少しずつ前へ今年も能登地震から志すべてにな〜れ
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心折れ 今を嘆きし 老木に  接ぎ木を成して 見届ける妻
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見上げれば紅梅咲いてこの空のどこかにきっと精霊はいて
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星屑の 銀のきざはし 昇りゆき スノウフレイクの 銀河で踊らむ
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高3生 決意を胸に あとにした 教室に光 しづかに満ちる/明日、共通テスト本番
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いくつもの 眠れぬ夜を 乗り越えて 赤く滲んだ手 いざ本番へ/先輩方、頑張って下さい…!
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えんぴつをころがすようにやすやすと答え出せない恋のマークシート
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「愛(かな)し」とは「悲し」に似ててわが胸に一匹の鬼棲ませてやまず
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二十歳なる光の殻を脱ぎ捨ててゆく背なまぶし 息子(むこ)に幸あれ
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湯気の向こう誰の期待も届かない場所としてある朝の珈琲
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スマホから指を離してひらがなの「やすみ」を飲み干す土曜のひかり
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一日で 十五度の差は辛いけど ぬかるむ庭が少し嬉しく
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「月が綺麗ですね」を待つきみの横顔は月
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追悼の 灯をもらう時 走りゆく 同じ痛みに 言葉こそなく
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捨てられぬ 古き手紙の 薔薇色に 変色すまで また仕舞い置く
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地下鉄に 凛と咲いてる 一輪の 百合と目が合い 見惚れた初冬
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早朝の ダイヤの乱れに 涙する 神の朝日ダイヤの 乱れを思えば
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皆眠る 刻はつとめて 書を開く このひとときは 我が財宝たからなり
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雪が解け重なり合った掌は愛が交差し熱が絡まる
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挨拶は 大事と言うが それよりも もっと大事な ひと言がある
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コロコロと 手足バタバタ 笑う君 僕も笑って 生きていけるよ
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みずりんがひでちゃんになる地球では恋煩いはまた恋狂い
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背伸びしてどんな自分に見せたいの? そのままでいい私は私
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冬枯れの 枝這う壁も美しい モールに集う 人の群れかな
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病みて臥せば 枕は砂漠の砂となり うずもれ星と 眠り落ち行く
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足腰に力入らず お座りも儘ならぬきみ 寿命乗り越へ
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白内障目を患いし我が猫は勘を頼りに平明に生き
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なにもかも集中できない 君のせい 頭で君が踊っているから
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