学びの場「言の葉日和」と名付けたり笑顔の湧きて二時間を過ぐ
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隣国へ冷たきまなこの習い越え敬意を運ぶ春風よ吹け
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納豆と カレーを頼む 一時に 唐揚げ追加 茶色ランチだ
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夕餉時 いっぱいのおしゃべり いと楽し 食事というもの魔法を引き出す
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過ぎ去った己れの過去は棚に上げ子の反抗期心ポキッと
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寝癖さえ「おはよう」というサインだね無防備すぎる家族の朝に
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雪国に暮らす息子の雪情報つい見てしまう一日何度も
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怒りという冷たい服を脱げぬまま猫の無罪に指をうずめる
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やんだならいつもの道を見に行こう池を梅の木を雪の景色を
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小雪舞う 老いの一票投じ来る 願いは一つ平和な暮らし
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食道、胃。取り出して水洗いしたい。昨夜の僕を全部すすいで
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義母と母 真逆の道を 歩めども どちらも血肉 となり我が身に
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もう一度 結婚したら 良い妻となる自信あり  それでよいか君
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説明図まるで解らず 事務椅子の組立てにもう二時間経過
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積雪や 部屋の窓から見える木が 白いティアラにドヤ顔してる
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「痛みって美しいんだ」と歌う声 ふと読み返すあの日の日記(PAIN IS BEAUTY)
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ほろ苦い 砂糖の雪に 指を置く 穴の向こうで 今日が手を振る/
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黒豆の 茶を飲み干して 立ち上がる 明日も家族を支えようじゃないの
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風止みて零下の夜はしんしんと白さ静けき雪灯りの街
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目の上に手を置き眠る猫のいて人の様子と重ねて見入る
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作詞家になりたい人は手を上げて「ハーイ英明エレジーばかり」
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冷えすぎた 身体を癒す 豚骨の 匂い誘われ 太麺啜る
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瞬間にサイズアウトとなってゆくされど愛しき小さき服等ふくら
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世界には馴染めぬ神の遣いかと錯覚してもきみは人間(の、はず)
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覚えたいと思えどややむずかしいカラビヤウ多様体という語
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生真面目で、誤解されがちなきみだからきみなんだよと それでどうか、と
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ソリ滑り 孫の役割おねだりで 綻ぶ顔を忘れてないよ
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「真夜中のチュッ」とラインをくれる仲「好き」と言われたことはないのに
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「おはよう」と 家族に放つ陽だまりが 積もった雪を ひとさじ溶かす
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やせ婆の遠吠えだってかまわない平和ボケだと笑わば笑え
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