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薔薇の棘とりて一輪挿し気づく萎れの早し棘もいのちと
26
やみくもに剪定をせし紫陽花は今年も小さき花芽膨らます
13
すれちがう バスの運転手さんたちの 挨拶 見たくて いつもこの席
62
顔の価値決める権利はきみにない己の価値は己で決める
18
ブスなんだ、と空気や態度で気づくときなにかが折れる音が聞こえる
8
日常に突如降り来る厄介も ひょいと抜けたし吹く風に乗せ
41
雨の降るひとりの部屋は寒寒と雨音を聴く静けさもよし
11
招かれた酒場に寄りてカウンター落ち着いて呑むひととき愉し
11
私たち牛豚
鶏
(
とり
)
です議員様ココココ米に舞い上がる日々
24
加熱して
辛
(
から
)
みが飛ぶのをいいことに
期近
(
きぢか
)
わさびをうどんで煮込む
22
土曜の午後バイクにまたがり風を受けコーヒー店で文庫本読む
9
あっさりが心守れる距離と云う 見出しに同意す休日の朝
48
蝋燭の 灯りをそっと 包むよに 心の灯りを 灯しませんか
39
まあいっか どうにかなるを呟けば心や緩み
吾
(
あ
)
を楽にする
34
本当か天は二物を与えずとたった一つもくれないくせに
33
息を吸う君の酸素や帰る家 今でもそこにいられているか
9
晴れで無く雨でも無しの
曖昧
(
あいまい
)
などっちつかずの空も梅雨らし
21
吾の歩く傍ら風のごとく過ぐ登校急ぐ自転車の子等
13
今日も又一人の散歩
他人
(
ひと
)
の
畑
(
はた
)
ナスにピーマントマト花咲く
13
暑い時半解凍で
勧
(
すす
)
めんと三連プリン
凍
(
こお
)
らして置く /暑さが来ます
24
経験を したのに同じ 傘の下 護られるはずの いのち 時雨て
41
キレそうになったら見てる 左手の壁を殴ったときの傷跡
23
ヒカキンにキャメルクラッチ決めた時 セイキンにもダメージが行ってる
5
誰とでもすぐ友だちになる人の例外として僕は去ってく
19
いつになく暑がる事に疲れても今日は夏至の日ほんの入り口
23
どしゃ降りの 雨の朝にも
四十雀
(
しじゅうから
)
ピーツピーツと 鳴き続けおり
46
夕の空
短歌
(
うた
)
の神様降りて来ず 早よ帰れよと ただ吾を急かす
40
まれに見る六月末の涼風に昭和の夏を思いくらべる
31
反戦を唱うる口で菓子を食み文字だけ拾う平和の国で
43
朝っぱら レノアビーズを ぶちまけて 家じゅう花の 香りいっぱい
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