しんどいと瞼が重そうにしてるの 当たり前なのに そうじゃないみたい
7
待合室 長椅子の上 タップダンス ママの隣がステージだもん
10
バスの窓 知ってる道とかお店とか 私の顔とか 次で降ります
7
足りないね 人手や時間 分かりたい ひとのこころは 癒せないのか
10
団体に寄付したぬいよ、さようなら かわいい天使にもらわれてよね
31
冬枯れに烏の一羽柿つつき赤き実落つる哀しき青空
32
いちばん良いものを天国いちばん悪いものを地獄と生きてる人が
10
よく知っているけど 未だにスマホでは打ったことない言葉:『巻き尺』
7
不安でも一日ずつを生き延びて 詠み返す日に泣けますように
18
雀二羽 ぷっくり膨らみ 植え込みに 天敵のない 青空のもと
40
白みゆく凍てる道行く車にはあからむ富士のあしたが乗りぬ
36
「泣けるわ」とスマホを閉じて見上げれば三十一文字の空広がって
28
推しがく また裏切るの?糞女が いいよ。シェリルは永遠だから
16
「いいね」より温かいのは三十一文字スマホの中に咲く花の雨
30
予感してカーテンさっと開けてみる 白い世界が広がっていた❄️
46
あの日から変わらぬアイに侵されて もう3年か、凶器は絶えず
17
わたしたち違っているから目をあわせ話しあって触れあえるのね
20
歩くたび抜かしていく人の背に元気だったわたしが見えるよ
36
掛け声の 余韻抱いて 影並べ 大きな夕焼け 背負って歩く
14
甘き色 洋菓子のごとき 薄桃の 薔薇に頬寄せ 爪を塗る夜
23
安心は見慣れた景色感動は見知らぬ景色 靴ひも結ぼう
42
奇跡かな 吾の生まれし日 梅一輪 寒空の下 静かに咲けり
33
君の来ぬ カフェで飲むホット チョコレート 帰れぬうちに 雪は吹雪ぬ
27
少しずつ前へ今年も能登地震から志すべてにな〜れ
12
静寂を破りて急ぐサイレンを 無事であれよと見守る明星みょうじょう
27
布団という安全地帯に包まれて 外の嵐も遠い響きに
31
役立てず吾は猫なり窓のそば日向のなかに外を眺むる
34
わざわいは 一切全いっさいすべてを 奪い去る されどそれすら かてす君
16
心折れ 今を嘆きし 老木に  接ぎ木を成して 見届ける妻
20
星屑の 銀のきざはし 昇りゆき スノウフレイクの 銀河で踊らむ
26