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金色の銀河が爛爛子猫の目 はじめましての小雪がほろろ
10
冬枯れの 木にも命が 脈々と 枝を払いて 春を待ち侘び
36
「死」より先、貴方の名前先に出る「死にたい」なんて打てなくなった
11
ラブソングみたいな空だ冬風に星瞬いて輝く空は
48
数人で 会話するとき 全員に 等しく目合わす そんな人、好き
27
氷点下
6
度の夜を越えた朝 カップを取った指から解けそう
15
悪かった、悪かったって終電でくまを抱えたひとが寝言を
15
プラマイがゼロになるよう神様が 与えてくれた私の余生
44
冬越せぬ 花の
骸
(
むくろ
)
を 土に埋め 来春にまた 逢はむと願う
35
心地良く 寒い空気と 温かい 吐く息眺め けふは良きかな
14
前に海 背に山控え 串本の 昼はとんびに 夜は鹿の音
22
食べ切れぬ ぽんかん貰い 有り難く 次に何をか じいさまの為
17
老梅の萎えし枝にも雪積もり 冴え冴えと立ち大寒迎ふ
22
雪にさす
朝陽
(
あさひ
)
の色は 生成り色 忘却の
彼方
(
かなた
)
竹を編む人
39
留守電の長々しゃべる候補者に入れませんよとつぶやいてみる
31
曇天と 墨汁なぞる アスファルト 雪衣着て 緑待ちわぶ
19
値札だけ静かに替はり昨日とは重さの違ふ買ひ物籠や
12
ごま団子甘く噛みしめ向かい見る 未来の僕を診るクリニック/団子屋の向かいは糖尿病クリニック
22
食事中テレビ消された幼き日 ウルトラマンの登場前に
32
同じこと今夜も話す受話器越し 祖父はただ今二巡目生きる
38
「いい子ねぇ」 言われ続けて 癒着した 仮面気づけば 剥がせなくなり
31
胸うずく想いする
短歌
(
うた
)
高校生?帰れぬ日々を思い出します
25
17
時
4
分アイス食べかけのままであなたは春にいますか
7
きさらぎの 神に捧げる
榊
(
さかき
)
には 新芽がのびて 雪のふる春
46
朝昼と 陽だまりの庭で 食事せば パン屑拾う 鳥の目丸し
31
思い出を 沢山抱いて 眠るから 今夜はきっと いい夢見れる
33
み吉野に われ問ふ鳥の来たりなば 袖振り示し給べ 山桜
23
顔そむけゴミ出す人へ「おはよう」の苦さを連れて青空仰ぐ
34
やさぐれて小銭取り出すこともせず重さ増してくショルダーバック
29
一通のメールはカンフル剤となりインセンスの火はひとすじの煙
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