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月の
暈
(
かさ
)
さして鯨の ゆるらかに 舞う砂のふる 深みに眠る
6
午前4時 うっすら見える オリオン座 冬の終わりも そう遠くない
13
今日もまた やさしい人の朗らかな挨拶だけで生き延びていた
10
「体験と経験の差は観察よ」ナイチンゲールの実地の叡智
13
雨催
(
あまもよ
)
ひ 冬の星座の無き
闇夜
(
あんや
)
床
(
とこ
)
に就き
明日
(
あす
)
の雨を待ちぬ
28
初に受く床上洗髪囲む
娘
(
こ
)
の 明るき声に 緩む冬の陽 (在宅療養より)
25
もう少しもう少しだと言ってみる桜のそばで君と話そう
8
桜の木ほんのり樹皮があかいのは雨のせいかな春のせいかな
29
C
M
がないから見てる
N
H
K
やたら番組宣伝多し
14
雨降りて 煙る街並み 如月の 寒さ緩みて 頬紅潮す
34
受験直前 大丈夫な息子は寄ったファミマで『ゴルゴ』立ち読み
15
発熱で二日寝込んだ老いの身に今日の雨はちょっと優しい
31
食欲が戻り口にすトーストの小麦の香りが幸せだったり
30
神様に会えたら怒りぶつけたい一昨日神に祈ったけれど
8
冬だけど 外の寒さじゃ なくこころ ぬくみみぐるみ さめざめと雨
9
窓覗く 君の街にも 積もるかな 雪よ舞え舞え 想いよ届け
9
『夢みたい』犬を迎えし孫つぶやく 緊張と嬉しさあふるる テレビ電話に
15
花揺らす冴え返る風散歩道 犬抱き寄せて春の温もり
9
「犯人はあんたなんよ」と愛されたあの夜は昨日もう過去なのか
13
静寂を 微かに破る 針の音(ね)に 幼き頃の 学び舎を想ふ
11
引き締めを図る狙いが見え見えの端っこにいる俺はエレジー
21
川面にも春がきらきら漂いて何もせぬまま二月も半ば
29
玄関を開けると無限のリビングであの日のきみがお茶を飲んでる
9
訃報あり 行くことかなわず 手を合わす 幼き頃の 思い出めぐる
19
「愛してる」「愛してほしい」「愛したい」「愛は苦しい」「愛って何だ?」
7
雪に耐え春の日差しに残り柿受験の子らよサクラも近い
27
冬山に 登り大きく 息をする 縮んだ肺が ぐんと伸びする
36
春の花春に色づき終わるようその花束は君の華束
19
みなさんのいいねをもらい満足だだがまだまだないいねをくれよ
11
レストラン日本人はいいけれど外国の者少し怪しい
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