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私だけ見える七色 麓まで尾を振る君とふたり駆け出す
8
私から私に向けての通知表 よく頑張ったねのいちごタルト
10
ストロベリー・ナイト・ケイクス 君の頼みでも一緒には死ねない
7
風が止むその一瞬の静寂に (I’ll be there) 踵を鳴らす
7
精神病院
(
1983年の手記。
)
より愛を込めて――、アール・ブリュットなどに興ずる昼を。
3
もういいと顔を覆った夜でさえフープピアスはきらきら揺れて
11
明日には他人に戻る日の夜の風呂の温度は少し熱くて
6
濁っても水面は光り水流は永遠の向こうがわまで続く
5
さよならを預け荷物に潜ませて定刻遅れの飛行機を待つ
7
花束を貰った人になりたくてもらった薔薇はすぐに枯らした
7
売り場さえ 何処にあるのか わからない 天国ゆきの 切符をさがす
29
二時間後雨の国へと降り立つ予定キャビンの中は蜜柑の香り
9
珈琲が飲めない私にはカフェモカ後のキスも苦すぎ
8
能登の地の優しき土に問うてみる神と仏が隠れし場所を
30
こんな日は誰にも会わぬ散歩道歌うが一番泣くが一番
27
ため息は深呼吸になるんだよ細く長くね負けたらあかん
24
生き様を立派に語らう人もおりポツリポツリの亡父母が愛しき
35
マウントを取って取られて生きてきた ささくれ剥いた痛みの後悔
13
鼓笛隊照れて歩きし君は今 生きろ の曲をドラムで叩く
19
被災地を笑いで笑顔に 戯れ言だ ビートたけしに同意も切なし
12
いち、にい、さん ワルツのリズムで近付くと猫も君も逃げずに留まる
7
スクープで時代が変わる日本国 浮かれし日々のデジタルタトゥ
13
この場所に我が意を得たりの歌ありて友と会うよな安らぎを得る
25
青年も優しき人も年寄りも理不尽を知る個々の場所にて
26
毎日が普通に来ると思うほど 愚かではないこの国は今
14
スーパーの牛乳十円高くなり、なんだよお前も裏切るのかよ
9
揚げたてを「狐色」と評されて黙り込んでる骨なしチキン
12
一粒が千円のチョコに絶句する 過ぎる贅沢能登の地見れば
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美しき言葉を紡ぐ詠み人よ あなたのように私もなりたい
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春立つ日目標一つ加筆する 青春十八きっぷで歌を詠む旅
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