桜奏語郎
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琴歌酒賊

胸中に  俄かに爆ぜる  思い出は  顔を赤らせ  懐古を纏う
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繰返す  韋編三絶  道を征く  挑み結ぶは  或る日の想い
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終焉が  オドロオドロと  迫り来る  進め青年  死はまだ早い 
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情け無い  貴方がそこに  いる事に  目を背けるは  恥じらい隠す
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街灯が  仄かに灯る  寒夜時  顕に出でる  幽玄の相
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扉閉じ  密かにもゆる  夜の折  火照る体感  肌に伝わる
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消えたとて  浮かんで在わす  あいの果て  袂に花を  君がいるなら
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幽遠に  妖しく灯る  枯淡の地  回帰したるは  或る日の位相
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