Utakata
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プー子
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機種変更でトラブって暫くご無沙汰していました
アイコンを変えて新スタートします
よろしくお願いします
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支払いへ訪う事務室の日向には猫様二匹それぞれゴロリ
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短日の四時にはすでに灯り付けなぜか忙しく厨に立てり
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七時半目覚め爽快とび起きて言い訳・ご飯何から先に
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小春日は今日が最後かベランダで洗濯干せば雪虫の舞う
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目の前を低く飛ぶのはアカゲラで小屋の柱に止まって見せた
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足の怪我しらせてよこす友へ出す小さな荷物あれこれ詰めて
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熱々のだいこん仕込み布団には冬のカバーをかけ終える午後
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確かめずレジに立つなりその数字ごぼう二本の四百円超え
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十日後の漬け物あける緊張感 姉のキャベツは今年も美味い
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久に会う誕生月の娘のために少しはずんでランチ愉しむ
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圧雪路 吹雪の峠通り過ぎいそげよ急げ札幌へバス
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午前から仕込むおでんの香りたち真冬日初日の夕餉もふたり
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早々と冬将軍の再登場サンマの甘露煮ストーブに乗せ
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「来る」「来ない」気まぐれなリス待ち望みいつも桜木目の端にあり
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裸木のどこまで続く峠道いく台前の車の遅さ
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跡形もなきに落葉すます木々寂しき峠の樺の木の白
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再会に「どなたですか」と問う姉の海馬をそっとのぞけぬものか
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朝なさな胃腸を白湯で温めて「目覚めなさい」と呪文唱える
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ふっくらとみがきニシンの準備終えソウルフードを仕込む冬の日
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訃報ありあゝあの人も旅立つか 噂の媼は
時雨
(
しぐる
)
る朝に
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積雪を彩るカラマツ散り敷きて
足裏
(
あなうら
)
にそっと秋との別れ
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新聞に載らぬ日のない「熊」と「詐欺」関わりなさそでありそな話
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カーテンを開ける刹那の銀世界わかっていても「おっ!」と声上ぐ
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冷え増して雨は雪へと変わるらし立冬の夜の静かな儀式
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望月の真上にかかるを見た夜とおんなじ月を一人で眺む
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外出の疲労残りてうたた寝の昼を過ぎても起こされもせず
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落葉
(
らくよう
)
の木々はそれぞれ色のなく白樺の幹とカラマツの黄と
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晴れ晴れとトロフィー掲げる由伸へ眼差し優しチームの仲間
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ひねもすを風雨の強き外を見てため息いくつ夫との時間
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もうなにも咲く花のなき花畑それでも雪虫舞いて賑わう
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