Utakata
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プー子
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よろしくお願いします
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覗かれるリンパの流れも心臓も 夫にも亡父母にもヒ・ミ・ツを持ちし
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毎日を壁面ミラーを見て過し飽きることなき病衣の十日
28
高層のホテルの壁はミラーにて日毎の空とビル群映す
27
雪の庭よこ切るキツネの足跡は今朝のことらし年始のための
34
昨日、今日三食同じ菜ならべ老いの正月箸も進まず
34
あらたまの年の初めの星空の兄はどの星
去年
(
こぞ
)
に召されて
31
幾人の旅立ちの日を立ち合いて去年の夏のぬける青空
29
幾種もの野菜を刻み煮るうま煮味見の最初は雪ちゃんの
里芋
(
いも
)
29
いくつかの大き出来事振り返り無念だったりスッキリしたり
30
キラキラと霧氷を咲かす裸木の零下
20
℃
朝の静けさ
34
積む雪を片付ける夫ストーブに金時豆はふっくらと煮え
42
三年も続く喪中にどうかとも百円ショップの鏡もち買う
34
年の瀬の雪催いする厨辺に姉の畑の大根刻む
31
覚悟決めなべて口あく蒸し牡蠣の潔のよさを残さずに食む
33
客室の全てが彼の絵と聞きし
K
市に生きた「影川」の秋
23
熱々の潰したカボチャに片栗粉絶妙にあいソウルフードは
27
朝からの雨は昼には雪となり追い越し車線を行く車なく
33
年忘れ歌会の後の会食は笑顔・満腹 時を忘れて
28
片付かぬ難儀な雪にヒーローは重機駆使して高々と積む
28
雪山とツルツル路面で引きこもり隅々たしかむ冷凍庫など
31
桃あわく真冬日に咲くアサガオの小ぶりな花のひと日の笑顔
32
想い出は街をぐるりと歩いた日 兄の遺した紬をほどく
38
道幅は雪で狭まりこの街のメインの通りは渋滞発生
27
軽々と大き除雪車あやつりて百人力の隣の亭主
33
夏からは病に伏すという君の住む街は雪 今日も明日も
34
突然の手術の姉を見舞う午後思いがけない笑顔に出会う
31
積む雪のはじめは六花ひとひらのあまねく広く銀世界見ゆ
36
解けて降りツルツル路面の出来上がりそっとすり足 雪降りつづく
31
足跡は新雪踏みて倉庫まで「犬のトイレはここではないよ」
33
地震
(
なえ
)
ののち寝返り続く幾度目か
考妣
(
こうひ
)
ならびて静かに座せり
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