ひらつかちどり
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俵万智さんの「生きる言葉」を読み、その本の中で紹介されている俵さんの師である佐佐木幸綱さん監修、「心の花」編集部著の「知識ゼロからの短歌入門」で短歌勉強中です。これからは、ブログにも短歌を載せていこうかと。基本、野鳥観察のブログなんですが・・・(笑)https://miyabi1958.hatenablog.com/
ハンドルネーム、他の投稿サイトと同じく、ひらつかちどりに改名いたしました。

温室の青きバナナは鈴なりに故郷の空へ房ゆるるなり
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寅さんの「それを言っちゃあおしまいよ」聞いて頷く我も俗人
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工作の鉱石ラヂヲを聴いてゐるノイズも楽し空わたる歌
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四階の音楽室より見とれたり部活終わりに富士の借景
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望月を眺むる先に光りありUFOのごとやがて消えをり
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轟轟と室外機鳴る熱帯夜 いかづち招きて雨、窓を打つ
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間違いの近くに落ちてる最適解 正解だけじゃ進めぬことも
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ひぐらしの悲しき唄も静まりて涙ぬぐえば宵の明星
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今日の日を予感のままに歩みゆくカーブミラーに陽落つるまで
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「割り勘ね」と言ふ君がゐて「一応ね」はにかむ吾はSuicaかざして
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さ・し・す・せ・そ 目分量の味付けで適当にうまい父の焼き飯
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新聞紙丸めた刀を振り回す 正義の味方じゃんけんで決め
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ゆく夏の市民プールの帰りみち青き唇おでんほおばる
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ゆらゆらと風に吹かるる黒揚羽 蜜も赤いか彼岸花のうへ
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吾子と見し夕空走る稲妻やとをを唱へて遠雷のする
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六連の花火朝より鳴りひびき軽トラの山車子ら乗せてゆく
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中州には鹿の親子が棲んでをり白斑の子も駆除の日知らぬ
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ドーム屋根バナナの房は青々と赤きオウム飛ぶ冬の温室
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汀にてつつつと走るしぎたちの つまの文めくみゆびの足跡
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梅雨明けの日差し重ねて刷るごとく腕時計の跡しろく抜けをり
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ワンカップ大関供へし祭壇に父の名残か行燈ゆるる
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玉のれんじゃらりとくぐる母のゐて湯気の立ちたる浅蜊の味噌汁
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吾子笑ふ駄洒落ばかりの小噺につられて笑ふ妻も吾も
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界隈のさくら耳なる猫たちは朝の六時にたむろしてをり
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冷房の吐き出す熱が溶かしゆくアスファルトのなか沈みゆく吾
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ビーサンでギコギコ回す自転車や潮風はこぶサンオイルの香
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水平線切り裂くように風を受けミズナギドリは鳥山となり
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七夕を明日に控えし記念日にサラダ盛り付け銀河を見上ぐ
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死神と貧乏神は隅にゐて年金支給日けふも越えたり
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網棚に忘れし鞄見つかりて熱海駅まで吾も運ばれ
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