ひらつかちどり
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俵万智さんの「生きる言葉」を読み、その本の中で紹介されている俵さんの師である佐佐木幸綱さん監修、「心の花」編集部著の「知識ゼロからの短歌入門」で短歌勉強中です。これからは、ブログにも短歌を載せていこうかと。基本、野鳥観察のブログなんですが・・・(笑)https://miyabi1958.hatenablog.com/
ハンドルネーム、他の投稿サイトと同じく、ひらつかちどりに改名いたしました。

親四人看取りしあとの暮らし向きいずれは終わる穏やかな日々
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親戚の鼻筋見ればふと分かり祖父と吾には禿げの血筋も
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隠れ蓑羽織る数だけ身は軽く化身ふえゆき我も誰やら
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インクのフェロモン辿る本の虫 活字の森にお花摘んでる
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嫁ぐまで嫁ぐまではと雛人形ぼんぼりの灯翳る弥生よ
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学研の付録に焦がれた鍵っ子の夢はち切れるアパートの二階
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面を脱ぎ試合のあとに配られた薬缶のカルピス薄くて美味い
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沈黙は沈丁花の連れてきて言葉を継がぬ夜道の二人
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庭のすみ雨水たまる金魚鉢メダカの群れはせわしく泳ぐ
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レコードの溝の微かな震えよりサーっと鳴りてジャズは揺れ出し
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重力を枷と思わず生きている月に行けたら口角軽く
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物置に立てかけられた杖二本こわれた傘とゴミの日に出す
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鼻筋に母の仕度で白を塗りはっぴまとひて神の児となり
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ぼっち飯、孤独のグルメともてはやすソロ活知らぬ連れション世代
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樹々の中「ケキョ」と一声聞こえきてひと月待てば春告げ鳥よ
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放課後の紙コップから君の声こっそり「スキ」と告げる糸電話
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指揮棒に追いつけぬまま怒鳴られる夕日にかなづユーファニアムよ
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北風に抗いひとり咲く梅を 見つめて動かぬ堅き蕾ら
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かすれはて横断歩道の縞はなく誰も渡らず誰も渡れず
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泣きながら腕に噛みつく吾子を抱き白き歯のあとその背をさすり
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この愛を脳細胞に刻みます海馬老いても忘れない!多分
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「ヒマラヤのお塩ですよ」と自慢顔 雑味が旨さと知らないままに
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細胞のひとうひとつの窓を閉めこれより始まる幽体離脱
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つち振れば割れてひらける石のなか祖父の面影化石に映り
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朝の浜もう桜貝は拾えない流れて来るはプラゴミばかり
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このカレー実はシチューのリサイクル働く母が添えるらっきょう
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アイロンのスチームしわを伸ばしてく畳むハンカチ鶴を折ろうか
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流石です。やみつきになる「チョコまみれ」あの顔見れば不二家にまみれ
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半世紀旧き装備が尽きるまで宇宙を探す無人の舟よ
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介護用電動ベッドは引き取られ そこだけ青い足跡のい草
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