ひらつかちどり
59
42
投稿数
326

俵万智さんの「生きる言葉」を読み、その本の中で紹介されている俵さんの師である佐佐木幸綱さん監修、「心の花」編集部著の「知識ゼロからの短歌入門」で短歌勉強中です。これからは、ブログにも短歌を載せていこうかと。基本、野鳥観察のブログなんですが・・・(笑)https://miyabi1958.hatenablog.com/
ハンドルネーム、他の投稿サイトと同じく、ひらつかちどりに改名いたしました。

鳥かごの底に落ちてたピーちゃんへ弟と作る土まんじゅう
20
もやい解き子ら旅立てば食卓に影のひとつが縛られてゐる
27
ひとことと野菜いくつか描いてある武者小路実篤の色紙
11
暗幕を閉じてはじまる理科室は星のスライド尾を曳いてゆく
19
大楠の洞に入りて息ひそめ樹齢に滲む樟脳のかほり
19
あなたには届かないけど駅前で 口笛を吹くモンブランふたつ
10
石投げて波紋。小石投げて波紋。伸びた影までズックで石けり
14
道化師の涙の下の白粉を、こそぎとりたい衝動がある
17
揚げ雲雀やまぬ鳴き声鋲のごと 息吸はんとして菜の花を踏む
23
枕花 百合の花粉が床に落つ花瓶の水はそのままの朝
12
かっくんと顔を真上に振り上げて錠剤を飲む 父のしぐさで
17
今朝もまた行商のごとやって来てヤクルトレディ ジョワひとつ買い
17
ひたすらに歩数と歩幅ととのえて助走の先へ身を放るだけ
14
昭和には快速停まらぬ吉祥寺「いせや」の煙ここも東京
13
キッチンと言えぬ広さにグツグツと焦がさぬようにクリームシチュー
16
野毛の寄席つづれ織りなる緞帳に開演ブザー吾に鳴り響く
19
弾よりも速き我らのエイトマン光を越ゆる武器なき頃は
14
高架橋リフレインする貨物列車 ガタン、ゴトン 私は消えて
14
合歓の木の失せた川辺を見渡せば黄花コスモス空に向かいて
19
書き損じ一枚めくれどなほ書けぬ 写せぬ思ひゴミ箱の底
15
ナッパ服袖とおしたる若き日よスーツ姿に制服を思う
15
あんみつの求肥ぎゅうひもぐもぐ君を見て忘れていたよ交際記念日
13
新調のスーツ姿入学式 やがて氷河期来るとも知らず
12
リード越し抱きつく犬の名も知らず朝の散歩はあなたをとめて
13
ベランダの手すりに落つる鳥のフン妻嘆きおり空と電線
16
いやいやと吾子に潜むは天邪鬼節分までは待っててあげる
12
おでこには冷却シート吾子を抱き加湿器の音 夜間診療
18
瑠璃や藍あかく咲けざる紫陽花に降る雨沁みて土染まりゆく
19
どん兵衛をすすって深夜ラジオ聞く 見えぬ仲間も期末試験か
20
味の素ふる指先のひかる粒赤いキャップはお玉の横に
9