美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。

寂しさがエンジンとなり動いてる死にゆく者の目で人間ひと観照す
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年少の見知らぬ少女がジャージはき寝床に闖入する夢を見た
11
旅に発て着の身着のまま知らぬ街立つ駅頭の新鮮さ
12
六十歳むとせ とは全生涯だ泣きぬれて審判せよと額づいてただ
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親でさえ弱き人間ひとだと悟らずに不幸重ねたわれを罰せよ
9
パーティーへ呼ばれていった遠い日のもぬけの殻のハブられ少女
12
名を知らぬあの人としてほどく手よ優しいはずの春の名残りに
14
十六と二十歳はたちを神が結び付けあなたと逢った春があったね
18
折々に思いもよらぬ蹉跌来る世に萎縮する客人なるゆえ
11
真っ黒な生に戦慄く海の色死の優しさの青に変わって
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行き先を知らずに乗った列車なら記憶に絶えたあなたが廃墟に
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ただ看過してきた闇の哀しみの無数の罰を背負い逝かせて
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河川敷ダンスを終えた少女たちわれ過ぎるとき例の真顔に
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タクシーの後部座席が本当の我が家に近く思われ揺れる
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SNSという言葉って大嫌い私も利用しているけれど
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桜では無くて汚れた雑居ビルトイレで延々洗手する少女あり
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楽しげな嘘が溢れてそのなかで各自が愛を削がれていくよ
14
酷いもの含めて記憶もたんぽぽの綿毛の如く重力失くす
17
蜜月の頬寄せ笑顔爽やかな私未生の若き父母
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人いきれ耐えかねたとき青空を見上げることをお勧めします
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五十年版を重ねて再会す絵本の価値を見せつけられる
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喜寿傘寿古稀米寿なる方たちのよほど元気な私などより
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この街の正体知れる春なりき分かってるわよそんな事など
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乱れ寝間闘うはずのスクロール我らの春の茫たる不安
9
夏帽子風のいたずら押さえても光陰飛ぶを留むすべなし
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顔色を変えて書類を搔き回す義姉の笑わぬ目の冷たさよ
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復讐の文字のみありて見送られてる人の隣で今発つ
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人は人それ変わらねど私には最早異世界異人種と見ゆ
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許されて安穏感ず関係を持たず久しき月日流るる
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涙腺が弱まってるのもホルモンか「もぐらとずぼん」(←絵本)読んでウルウル
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