Utakata
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美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。
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寒空の下でゴメンね洗濯機ザブンザブンと稼動中です
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着信に気付かなくても私なら砂のひと粒落ち葉一葉
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急な冷え私弱らせ震えつつカップスープを両手でつつみ
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そのままでいいとつぶやき寝返った背を見てそっと襖を閉めた
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精算が終わりましたの音声が師走の空に虚しく消えて
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藤色のレターセットで手紙書くどこかで生きる別の私に
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世の中は鏡であると承知して逆さのままで冬に慣れゆく
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幸不幸分け隔てなく思い知る翼もがれた鳥であること
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ヘンだとは捉えないでね愛すべき個性と互い受けとめましょう
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もうみんな天上にいて助け得ず地上にまろぶ私の不様
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もう好きになるふりなんてやめなさい社交辞令でハイさようなら
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あなたなど虫踏むようにたちまちに世間に握りつぶされちゃうわ
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天使さんこんな場末の掃き溜めで何をしてるの無垢な
瞳
(
め
)
をして
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捨てられた街でふた親見送って逃げ去るように街を見捨てた
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信じれるこの人ならばとピンと来る人はなるべく信じちゃダメよ
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辿り着くことの出来ない僕たちが目指す境地が別にあるんだ
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華のある時代もとうに過ぎ去って不思議な星に長居してます
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変動期ふてぶてしさと穢れとが猛威ふるって街々満たす
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口あいてキンキンされて恥ずかしく死に際などを思い浮かべて
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傘忘れ財布を忘れ鍵忘れちょっとしっかりしなさいよコレ
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真夜中の絶叫を聞く病棟もクリスマス来るシャンシャンシャンと
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途上での神に対する独言も最早なくなる境に入る
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路線図を見上げ宇宙の果てまでも運ばれたいと衝動起こる
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絶海の無人島にて一人きりあなたはやはり歌詠みますか
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つんのめり下りる坂道ただ独り破棄したファミリースナップショット
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万雷の拍手のなかで軽く手を上げたあなたと眼と眼が合った
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ゆっくりと君を想える電車今出たばっかりのプラットホーム
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意味がない生を生き抜く最後までそのことだけに意味があるから
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何となく微笑み合える知られずに同じキャンディ口にしてたら
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沢山の真顔をくれてありがとうそちらにいなきゃダメですからね
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