Utakata
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美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。
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風色の妖精ならば迷わずに私をどうぞ連れて行ってね
13
高齢というには早くかといって若くはないと微妙年代
12
本当にあなたがいたら期待せず歩道に座り雲を見上げる
8
面影はあの子の勇姿浮かび来て死者と生者を分ける不思議を
13
もうあまり時間がないねそうだよね川面見つめる天使と妖精
13
鍵型に指を掲げて花びらを愛でる少女の姿麗し
13
容れられぬ生もまた良し容れられぬ生を静かに生きおるきみに
12
人生の不参加組と肩揃えぼくときみとが歩き出す夢
11
天使無き翼無き身で忍苦するきみは無事にて過ごしてますか
17
春の日の陽光浴びて歩廊ゆくあたかも大事あるが如くに
16
常夜灯
灯
(
とも
)
して休む就寝時今日の私を捨てておやすみ
16
潮騒も海風さえも口揃えささやくきみはただ一人だよ
7
悲ばかりを抱きしめ走るこの道も
宇宙
(
そら
)
から見れば幸福の道
14
あの道の最果てまでも行き着けばこの世で逢えぬきみに駆け寄る
10
一日を生きた奇跡よため息と懊悩だけも良しとするから
15
怖くなる呪詛と可憐の混淆があなたの歌は魔術みたいね
12
恥知らずこんなに何もしないまま生きて帰るのすまし顔して
9
あきらめのうちに屈して行き帰る私を見てた燃える陽だけが
16
余時間を刻一刻と失いしわれ無様でも刹那抱きしめ
17
見苦しく下手な生き方もうそばに誰もおらずに老いと向き合う
20
さよならの切符はそっと買ってあるどこに行こうと私は知らない
19
孤に徹すあまりの酷に過ぎ来たる過去も甘やかな感傷もなし
14
寂しさにいいも悪いもないという今日の寂しさ
明日
(
あす
)
の寂しさ
16
とこしえに憧れるもの信じてたいつかの私春がまた来る
16
きみだよね電車の通過するあいだ向こうホームにちらついたのは
11
地獄でも天国もなし落魄はきみひとり成るただひとりでに
8
今日の日の
憐愍羞恥抱
(
れんびんしゅうちいだ
)
きいて寝床でかじるカロリーメイト
9
終章を生きるのだから気張らずにあなたのままでそのままでよし
16
揺れ乱る自律神経父と祖父弱る私を両より支え
7
ぼくたちの今日は終わって昨日なしあるのはただ
明日
(
あした
)
だけこんにちは
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