Utakata
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美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。
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悲ばかりを抱きしめ走るこの道も
宇宙
(
そら
)
から見れば幸福の道
14
あの道の最果てまでも行き着けばこの世で逢えぬきみに駆け寄る
10
一日を生きた奇跡よため息と懊悩だけも良しとするから
15
怖くなる呪詛と可憐の混淆があなたの歌は魔術みたいね
12
恥知らずこんなに何もしないまま生きて帰るのすまし顔して
9
あきらめのうちに屈して行き帰る私を見てた燃える陽だけが
16
余時間を刻一刻と失いしわれ無様でも刹那抱きしめ
17
見苦しく下手な生き方もうそばに誰もおらずに老いと向き合う
20
さよならの切符はそっと買ってあるどこに行こうと私は知らない
19
孤に徹すあまりの酷に過ぎ来たる過去も甘やかな感傷もなし
14
寂しさにいいも悪いもないという今日の寂しさ
明日
(
あす
)
の寂しさ
16
とこしえに憧れるもの信じてたいつかの私春がまた来る
16
きみだよね電車の通過するあいだ向こうホームにちらついたのは
11
地獄でも天国もなし落魄はきみひとり成るただひとりでに
8
今日の日の
憐愍羞恥抱
(
れんびんしゅうちいだ
)
きいて寝床でかじるカロリーメイト
9
終章を生きるのだから気張らずにあなたのままでそのままでよし
16
揺れ乱る自律神経父と祖父弱る私を両より支え
7
ぼくたちの今日は終わって昨日なしあるのはただ
明日
(
あした
)
だけこんにちは
6
腰骨の3箇所注射打たれいてまだぼんやりと生きてる私
14
きみ渡るその瞬間も一緒です私がいるわ変わることなく
15
壁穴で赤い風船持つきみもようやく見たね満天の星
10
せせらぎの彼岸でかすかに微笑もれやがて手を取る清らかなひと
15
ワンルーム白い天井さよならがすぐそこにあり私抱きしめ
12
俗塵にまみれていつもサヨナラを哀しい瞳湛えて訴え
11
こんなにも清い晩年なにもないなにもないと寒風に巻かれ
13
悠久の流れの泡粒でしかない私がセブンに脚を踏み入れる
13
雲という優しさは今形を変えて流れを変えて
8
柔らかに凛然として床しくて石のごとくに沈黙すべし
11
ダメになるお母さん今私はこの世で独りだった
8
太陽がきみなどダメと言ったかいきみの立つ街朝から晩へ
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