Utakata
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美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。
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行き違うあの子の視線流れ星今日も言葉は溢れなかった
13
しなびたる食堂の隅泣きぬれてうどん啜ったことありますか /中島みゆきさん「わかれうた」へのオマージュです(笑)
13
一生を憂き世の外で生きたからそのまま退去させていただく
12
在らぬ身の神秘を弄す愚蒙など身まかる父母の果てに散り過ぐ
7
ガサガサと新聞広げ閲しおる彫刻のごと古老連なり
11
渡されたブーケはなべて枯れしぼみ幾世代もの契りの果てに
15
折れ萎える毎にはっきり見えるから私の中の無碍の慈愛が
9
泣き方や笑い方まで忘れ果て氷のような手のひら
擦
(
さす
)
る
17
生きていていいのかしらと萎縮する心なき娑婆冷たき世界
13
燃えている脚のヒールが躓いて足音の波私置いてく
9
冬薔薇よ世界に指でぶら下がる私自身が礼拝なのだ
12
あまりにも遠い昔に死んだのだ今の私はそれではなあに?
9
荒れ吹雪凍れ駅前ターミナル
心魂
(
こころたましい
)
投げやって
6
終電に間に合ったねと哀しみに行き先告げず運びゆく夜
13
うっかりと階段途中落ちたのはハンドクリームフェアリーベリー
7
生きること今や
明日
(
あす
)
への期待より記憶ばかりの回転木馬
17
ラブレター心で書いたものだからあなたは
明日
(
あす
)
も変わらずにいて
13
死ぬことも誰も知らずにいれることほのかにそれは有り難きこと
8
こんな場に座して震えて凍えおるわが在り様を戯画にシフトす
7
運命を感じ言わずとも心呼応す人と会い高揚する日来たれと願う
11
知り人もなく光り落つ隕石の世の一隅のひとしずく
8
どこへなと融通無碍に現れる女乞食の最終頁
7
民衆と葱やセロリに囲まれて焦土と化した我が国想う
8
咲き残り無惨に折れる花となる美しさなどのたまわないで
11
虹なんか架からなくても構わない愛が彩る私の生を
15
末期さえあなたいなくて構わない私あなたの一部なのです
11
好ましい感覚にさえ色褪せた疲れ覚えて歩ける歩廊
12
限りなく死に近い生歩ませてまだ死なせずにいる女神様
13
戦争の顔と名付けた分け隔て無き民の蠕動がある
7
縦横に無なる私を据え置いて心ゆくまで
辱
(
はずかし
)
めよと
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