Utakata
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美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。
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用意など出来てるような積りだけ未知方向で来る女神
8
忘れない蝶を追うときキミがいて放てば花と風に消え去り
13
精霊が嘘や葛藤見透かして見つめおりたる恥じる私を
15
程なくし日は沈みゆく少女指す指先ほどの愛が撒ければ
9
悲惨さが満ちる道ほどその道は私に非ずHAPPY・RORD
8
レキサルティ眠り赴く束の間の最後の瞬時心安けく
7
公然と聞こえるほどの大仰なため息つかすここも
他所
(
よそ
)
の地
10
鉄格子左右から出るちいちゃな手今日の別れか明日の約束
8
稲穂揺れ金の西日を背景に違わぬ誓いここに交わされ
13
苦行との対比さぞかし珍妙でメリーベリーのフラペチーノ
8
幸福なクラス級友絆ありあれが最後の冬物語
13
丸四角丸に四角は合わないと強くなれよと四角に言いて
6
哀しみのレンズ通して不可思議な光を放つ羞じらいの人
8
冬枯れのバスを降り来てちりぢりに向かう先あり無き人もおり
12
凍てついた優しみたれも放置して黒のドレスの時限装置に
6
舞う少女どうぞ私に微笑みを歌でにわかに沸き立つように
9
折々の父の
蹉跌
(
さてつ
)
を思いつつわが
齢
(
よわい
)
との比較鑑み
10
人間が
爆
(
は
)
ぜる音する生存の哀しみすらも放棄する様
7
掌で包むカップのココアには生きる哀しみカカオと混じり
10
不貞腐れ毒づきそしてまた一歩歩み始める波間の少女
9
現在
(
いま
)
以上寂しさでない災厄を私たち皆引き受けかねて
10
寒々と窓に灯点る施設あり夜闇淋しいバス通り沿い
18
シルバーのブーツの女性もその挙措と瞳に愁い煩い秘めて
10
子どもの本磨きて存外装幀が綺麗でやにわに嬉しくなりし
13
キミがまだスマホを見てるその隙に月に向かって飛翔しましょう
8
轟音で走る地下鉄車輌内独り私を運ぶ西方浄土
13
お父さん私が生であるためにYES私は死にゆくでしょう
7
か弱げな一輪挿しであるためにその
花弁
(
はなびら
)
は剛鉄なりし
8
霊術の人が言われし魂が男であると友の又聞き
6
家族いる
時代
(
とき
)
を悲哀で回想すバターチキンのカレー食せば
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