美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。

神さまと無言のままに対座する僕はこれから冬を迎える
18
群衆にもまれるなかで僕らだけ手をふり分かつ深いサヨナラ
14
青春は気持ちであるという名句半信半疑で聞いておきます
14
両親よ釈迦もイエスも食べました食べて歩いて眠るのでした
9
壁むしり食べようとしたこともある街も時代もかたきであった 
12
要らぬ服捨てる勇気を絞り出し生きた時代を葬ってゆく
19
街濡らす秋雨のよう身内など実は心底冷たいものだ
14
進めない引き返せない狭き道自分駄目だと知りゆくばかり
14
美しきもの優しきひとは今ひどく黄昏れ寂しがっている
11
心電図MRI胃カメラとたらい回しの年もはや長月
10
パルティータじっと聴き耳たてるとき生死の畏れ密やかに消え
9
お着物でひとりマックにいらっしゃりスマホすいすい見つめちゃダメよ
9
漂白の人にもやがて容赦なく冬の寒波が襲来するわ
8
幼子が私の本見て顔を見てにっこり笑いパパと去りゆく
14
市街地へ出没するのプーさんかパディントンだといいのだけれど
19
木枯らしが壊れた世界軒並みに吹きつけ人を見限るように
9
楽しげに装飾された街並みを愛拒絶した少女横切る
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神を説く青年思い冷凍の讃岐うどんを小さくすする
12
生きるのが下手すぎるから尚更に海風みたく私はなった
13
ひとしきり泣き濡れたなら手をとって行こう私と闇の中でも
13
守られた形見ひとつを寄る辺とし無人の傾斜降りゆきなさい
15
あなたには記憶に失せた言葉でも今朝方私それで目覚めた
16
毎日のひとつひとつに至らない私がそっとサヨナラしてる
13
雄々しさはあらゆる意味のマイナスを抱えて生きる独りの姿
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衰退も悲哀落胆憤懣もしあわせの道しあわせな道
8
レジ袋下げて階段上がるとき強いて自分を勇者に見立て
15
稀にある言葉少なの挨拶は他人寄り棲む鉄骨の檻
10
一刹那止まりもしない光陰は淋しさなんて容赦はしない
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奥さんと初めて人に言われては十月十日が奥さん記念日(笑)
16
アンニュイなジャズが相応し光なくただ開けるを待つ冬の扉を
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