Utakata
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美美庵
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最近、ある方の影響で、三十数年ぶりに、
詠みはじめてみました。
拙く、荒削りなものばかりですが、
一日一首を目標に頑張ってみます。
よろしくお願いいたします。
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彼の
演
(
や
)
る
音楽
(
おと
)
を奇獣の
嘶
(
いなな
)
きと例えた私ごめんなさいね
11
秋の
香
(
か
)
の涼やかな道ぷらぷらと独り下校す女の子あり
10
姉はもう妹宛のLINEなど二度としないと心に決めた
9
和
(
やわ
)
らぎと優しさという粒子なら
宇宙
(
そら
)
からそれを
撒
(
ま
)
き放ちたい
11
人
溢
(
あふ
)
る都会幸せ自認する人はどれほどいるのでしょうか
14
今日の日を人らしくなく猫みたく過ごせるわれを どうぞ笑って
14
はしたなきほど泣き放ち河川の歩道自転車駆る
娘
(
こ
)
11
いにしえの哲人言いし痴愚演じ狂したフリして遊興せよと
12
いつかの日あなたがそうでいたように波音続く夢で見た海
13
宇宙までソーダブルーの哀しみを投下せしほど無為の超克
10
残照をただ見ておりし憐憫の三億分の一の生命
10
人いきれ抜け出し座る並木道緑と鳥の
囀
(
さえず
)
り
愛
(
いと
)
し
16
美しきガレージありて素晴らしき2台の車
他人
(
ひと
)
様の城
13
気ぶせりな客人独り打ち震えこの世の様に困惑しつつ
8
音たてず
檸檬
(
れもん
)
の砂が落ち行くに似たりと思う娑婆の明け暮れ
13
中途まで我慢を重ね興趣尽き匙投げざるを得ない本嫌い
9
鮮やかに消される幕を待ち設け少女は秋の向こうへ馳せる
10
喚声も歎声も絶え煙雨降り無人で回る回転木馬
13
上からの力がそこは働くとキミは清流天使でいなさい
10
いつかまたどこかも知れぬ異世界で私があなたかも知れないわ
8
二年間仮りの寿命を定めても風の
輪舞
(
ワルツ
)
で
人間
(
ひと
)
を
凝視
(
みつ
)
めて
(
)
11
角打ちに行ってこの世のお勉強称して優し酒豪の彼女
11
新しき家も変わらず
彼
(
か
)
の不在朽ちてもやはり秋は訪れ
9
進化論創造論と講演すキミの幼き日々に微笑み
9
この世界私と二人重なるも間隙ありて
靡
(
なぶ
)
くもの無し
9
歔欷
(
きょき
)
混じる飲食ほどに人の世の哀れ愛しさ感じる場無し
11
近在の自家ギャラリーの奥様の微笑の余韻秋空に
融
(
と
)
け
11
経験の
穢
(
けが
)
れが
吾子
(
あこ
)
を回避する分娩室の
永遠
(
とわ
)
の誓約
9
昼休み職場仲間を離れ来て金木犀を見
初
(
そ
)
む
彼女
(
ひと
)
あり
20
意味を捨て問いを捨てたら過去も捨て時間捨てれば身軽になりし
15
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